現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない:第139回:フィクション

2017-03-20 05:32:14 | 日記

「Nさん、浜渦元副知事が百条委員会で声を荒げていたね」

「うん、豊洲移転を推し進めた事は賞賛されて当然だと言っていた」

 Nとその仲間が豊洲移転問題を話し合っている。

「Nさん、あなたはこの移転問題をどう思う意見を聞かせて」

「分かった。いくら学者が安全と言っても、何か事が起きた時学者が責任を取ってくれる訳じゃないからなあ。責任はすべて小池都知事の責任となる。移転はリスクが大きいよなあ」

「石原慎太郎氏はさかんに世論誘導しているね」

 Nとその仲間は豊洲移転はリスクが大きいと判断している。

「どうやって豊洲の安全性を担保するかが問題だ」

 Nが、

「専門家会議に具体的な安全性を担保する方法を示して貰いたいなあ」

 こう言うと仲間は、

「本当だ、都民いや日本国民が納得する安全性を担保する方法をね」

 こう言葉を添えた。 


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