現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

二宮正治自叙伝小説:ぼくの人生と広島カープ第112回:カープ二度目の優勝

2012-01-25 16:38:49 | 日記

 昭和五十四年(1979年)カープは二度目のリーグ優勝を果たす。この優勝の要因は、

「古葉監督の采配と水谷実雄選手の活躍によるところが大きいと私は思う」

 山本浩二選手と衣笠祥雄選手の活躍もあるが、彼らは活躍して当然の人達である。

水谷選手はこの年の数字だけ見るとさほどでもないように見えるが、

「チャンスにものすごく強かったのである」

 数字以上の働きをしたのだ。

古葉監督は勝つ味を知っていて、この試合は絶対に落とせないと言う時、

「ものすごい檄を選手に飛ばしたのだった」

 観戦していても古葉監督の気迫が伝わってきた。

この時代ジャイアンツはあの長島監督が指揮をしていて、人気のジャイアンツに勝つことは、大変な事だったのだ。

監督の采配、選手の働き、ファンの応援この三位一体が良かったのだと私は思う。 


Novel: Japanese American Keiko Story P1 by Seiji Ninomiya

2012-01-25 11:32:40 | 日記

Monty Miyoshi sang at Mizube concert in Hiroshima Peace Memorial

Park.

He always sang  Old American Songs.

Monty said to the audience.

"Any request?"

One elderly woman said to him,

" Home On The Range Please."

" O.K. "

After this word, Monty Miyoshi sang, " Home On The Range."

This elderly woman began to cry.

モンティーミヨシは広島平和公園で開催されている水辺のコンサートに出演して歌を唄っていた。

モンティーはいつもアメリカのスタンダードナンバーを歌う。彼が、

「何かリクエストがありますか」

 と言うと一人の年老いた女性が、

「峠の我が家を歌ってください」

 こうリクエストしてきた。

「オーケー」

 モンティーはこの言葉の後、

「峠の我が家を歌いだした」

この歌を聞いていた年老いた女性は泣き出した。


二宮冬道小説:ある女医の遺書第42回

2012-01-25 05:34:24 | 日記

 真理は泣くのを止めようと思っても涙が溢れ出て止まらない。

「悔しい、このまま天国に旅立つのはあまりにも悔しい」

 パソコンの画面が涙で見えない。

「これがあなたの人生よ真理」

 自分にこう言い聞かすのだが、言い聞かせれば言い聞かすほど涙が溢れ出てくる。

真理はパソコンに自分の思いを打ち込むのを止めて、アルバムを取り出し学生時代の事を思い出していた。

「語りつくせないほどの思い出がある」

 真理は自分自身にこう呟いた。

「私のそばにはいつも久幸が写っている。ああ久幸」

 真理は久幸との思い出を ひとつひとつかみ締めるのだった。


1月24日(火)のつぶやき

2012-01-25 01:46:02 | 日記
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二宮冬道小説:ある女医の遺書第41回:真理は自分の人生を振り返ってその軌跡をパソコンに打ち込んでいた。「医師になってガンに苦しむ人々を救う夢に驀進した事。そしてその自分が今度はガンに侵されて余命... goo.gl/3aUg2

10:39 from web  [ 7 RT ]
広島小説:お好み焼きと広島カープ大好き人間太郎君の人生第13回:エリートサラリーマンを夢見た太郎だったがあきこと二人でお好み焼き屋を開業する事になった人生を大学の中間達が祝福してくれたのだった。「頑張りんさいよ、カープを愛する世界一のお好み焼き屋になりんさい。応援するけえ」:続く

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二宮正治自叙伝小説:ぼくの人生と広島カープ第111回:優勝に向かって驀進 goo.gl/FJg50

by hiroshimabungei on Twitter