チェンマイひとり暮らし

物価の安いタイのチェンマイで貧乏暮らしをしています。
先物取引でリッチになって、日本に復帰したい。

年金

2006-11-29 12:20:51 | Weblog
法律改正で夫婦の年金は半分に分割されることになり、その施行を待って熟年
離婚が増えるのでは、という話しを聞いたことがある。

しかし、昨日テレビを見ていたら、それは施行後の婚姻期間についてのみ適用
されるのであって、この点の誤解は多いのではないかとのこと。
これまで長年連れ添ってきた期間には適用されないのだそうだ。

年金分割と熟年離婚については、私は独身なので関係ないのだが、
とにかく、年金のしくみは複雑でよくわからない。
それにまだまだ先のことなので、じっくり調べようという気にもならない。

会社員時代、厚生年金に加入していた。
そして、厚生年金は25年以上加入していないとすべて無効になることは
知っていた。

会社を辞めたとき、その25年には遠く及ばなかったのだが、そういう場合は
国民年金に加入し合算で25年をクリアすればいいということも知っていた。

しかし、すでに払い込んだ厚生年金保険料を無駄にする気はなかったが、
遠い、遠い年金受給のため国民年金の保険料を払うのも嫌だった。
年金をもらうという実感がどうしてももてなかった。

保険は自分のためなのだが、払い込んだ保険料を無駄使いしている役所の
実態を知ったことも、保険料を払いたくなかった理由のひとつであった。

国民年金の加入は義務であるが、それは日本国内に居住している場合で、
海外滞在者は義務ではない。(任意で加入することはできる)
義務でないので加入しないとどうなるかというと、保険料を払ってないので
その分の年金はもらえないのだが、受給要件の25年には加算してくれる。
海外にいた期間で資格要件に合算される部分を「空期間」という。

ある期間保険料を払ってきたが25年には満たないものにとっては、
保険料を払い続けたくない場合の方便である。

住民票を抜き、チェンマイで暮らすことにした理由のひとつが
この「空期間」制度であった。

さて、会社を辞めて7年が過ぎた。
7年経ってみると、遠い遠いものと思っていた年金が、ほんの少しだが近いものと
思えるようになってきた。

海外にいた期間は「空期間」として要件の25年に合算される、と書いたが、
海外に滞在していたことはパスポートに押されたスタンプなどで
証明する必要がある。
そして、パスポートが焼失してしまったりすると、証明ができなくなり
年金の資格を失う恐れがある、などという恐ろしい話しを聞いてしまった。

そんなことを聞くと不安になる。
それに私の場合、何年にもわたって継続して海外にいるのではなく、
数ヶ月単位で往復している。
それは海外滞在者ではない、などと言われる心配はないのか?

で、区役所に相談に行ってみた。
担当者は、年金の資格を失うことは無いと断言はできないがまず大丈夫では、
とのことであった。

それでも、懸念が払拭された訳ではないし、国民年金の保険料を払えば
年金に反映されるので、任意払いで保険に入ることにした。

国民年金の保険料は年間16万円ほど。
それで年金額は年間2万円、受給開始の65歳から8年生きると元が取れるそうである。

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