チェンマイひとり暮らし

物価の安いタイのチェンマイで貧乏暮らしをしています。
先物取引でリッチになって、日本に復帰したい。

相場では、過大リスクと過剰取引は慎まなければならない。

2006-07-31 09:38:35 | Weblog
相場に関する本を集中して読んだ時期があった。
そのうちの一冊が、ラリー・ウイリアムスの「相場で儲ける法」。

この本には実際の取引手法も書かれているが、そちらは自分には
合わないので参考にすることはなかったが、
相場に関しての考え方、心構えについてはおおいに勉強になった。

表題の「過大リスクと過剰取引は慎まなければならない。」は
折にふれ自分に言い聞かせている忠告である。

しかし、いくら言い聞かせても、なんせ聞き分けの無い奴なので
馬の耳に念仏なのがなんとも惜しいのだが。

儲かって有頂天になりもっと儲けてやろうと大きくポジションをとる、
あるいは損を取り戻そうと大きく相場を張る。過大リスクである。

過剰取引とは、パチンコ中毒のようなもので、常に相場を張っていないと
落ち着かない。相場に参加してないとみすみす利益を放棄するような
錯覚に陥る。過剰取引である。

確信が持てるときだけ相場に参加し、あてがはずれる可能性も考慮して
控えめな賭け金を張る。そうすれば、失敗しても後日また参戦できる。
いっぺんにまとめて賭け金を張ってしまったら、
その取引に負けたら即退場になってしまう。

これがなかなか実践できない。
特に、昨年のように大きく儲けた後が鬼門である。
成功で気が大きくなるのと、上げ相場はまだまだ続くような幻想を
疑わなくなり、休むことができなくなる。
「休むも相場」という金言もある。

私も素人投資家のひとりとして、今年になってから大きい損(含み損)を
出した。
ただ、新興市場には手を出してなかったので、致命傷にはなって
いないことが幸いであるが。

しかしながら、今年になって失敗を重ねた取引のなかで、
S&P指数先物の取引においては成功している。

先物取引の口座は、東証株価指数先物の取引のために開設したものだが、
ときどき、S&P指数先物(mini S&P)にも手を出している。

あくまでメインは東証株価指数先物なので、S&P指数先物のほうは
本当に気が向いたときだけしか取引しない。
大きく下げたときだけ買い、欲張らずに適当なところで利益確定する。
値段が下がってこなければ、何週間も取引しなくても気にしない。

これで、取引ごとの利益は小さいものの着実に利を積み上げた。
「過大リスクと過剰取引は慎まなければならない。」を自ら実践して
結果も出していることになる。

もっとも、他の取引をすることで、自分の中の相場中毒を満足させている訳で、
もし他の取引を止めて、S&P指数先物の取引だけに特化すれば
結局は「過大リスクと過剰取引」の罠に陥るのは明らかなのだが・・・

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