ケセランパサラン読書記 ー私の本棚ー

◇ 旅のつづき  ベルギーのダンメDamme

ベルギーのブルッヘBruggeから約6km、北よりに小さな町ダンメDammeがある。
ダンメは、ブルッヘと運河で繋がっている。
以前に1度、運河沿いのポプラ並木を、徒歩で行ったことがある。
この運河は、国境を越えて、オランダまで続いている。

今回は、この運河をボートで行ってみたかった。
絵本『ピートのスケートレース』というのがあって、そのピートが見た風景を、運河の水面から見てみたかったのです。

ボートの船着き場。



ピーター(オランダ語の発音ではピーテル)が、スケートで滑って来た方向と逆になります。

この運河の向こうから、ピーテルは、父親がナチスに逮捕されたお隣に住む幼い姉弟をブルッヘに送り届けるために、スケートで滑って来たのです。




ダンメに到着です。
ピーテルが、目指したブルッヘの方向を眺めています。


『ピートのスケートレース』

この絵本については、かつてブログに書きました。


ダンメは小さな町ですが、ゆっくりと散策を楽しむことができました。



教会がありました。
でも、扉に鍵がかかっています。
ガッカリしていると、肩を叩かれました。
おじいさんが、鍵を持って、立っていたのです。
そのおじいさんが、教会の扉を開けてくれました。


扉が開いて、その静寂(しじま)に、息もとまります。









開いた扉から、人が入ってきました。
ピクニックに来た人や、本の市に来た人でした。


おじいさんにお礼をして、教会を辞しました。
旅の嬉しい出会いでした。


市庁舎前の広場です。
本の市の準備をしています。
ダンメは本の町としても知られているようです。






ダンメの町外れまで散策してみました。
遠くに教会の塔がみえます。


カフェでひと休みです。
ベルギービールZotです。


ブルッヘまで、またボートで戻りました。
ピーテルの目に映ったポプラが並ぶ堤防の風景などを実感できて、良かったです。








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