★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

★「宮廷画家ゴヤは見た」

2008-10-08 01:38:32 | 映画(か行)
<T853/2008/A158/S097><TOHOシネマズ1ケ月フリーパス券使用1本目>

今週の平日休みは、ららぽーと横浜の「TOHOシネマズ横浜」で3本まとめ鑑賞。
いよいよ6000マイル達成で、1ケ月無料パスを使いまくります。
本日の1本目は、今年のオスカー助演男優賞受賞のハビエル・バルデムと
今年3本くらい観てるナタリー・ポートマンの出演作。
タイトル中の画家ゴヤ役は、ステラン・スカルスガルド。
原題は「GOYA'S GHOSTS」。
2006年製作の歴史劇系画家ドラマ、114分もの。

あらすじ・・・今回はAllcinemaさんより引用させてもらいました。
時は18世紀末、スペイン国王カルロス4世の宮廷画家に任命されたフランシスコ・デ・ゴヤ(ステラン・スカルスガルド)。画家として最高の地位に登り詰めながらも、常に現実の社会と向き合い、人間の真実を見つめ続けた画家。1792年、ゴヤは2枚の肖像画に取り掛かっていた。1枚は裕福な商人の娘で天使のように純真な魅力にあふれた少女イネス(ナタリー・ポートマン)。もう1枚は威厳に満ちたロレンソ神父(ハビエル・バルデム)。そんな中、カトリック教会では、ロレンソの提案で、形骸化していた異端審問の強化が図られていた。そしてある日、イネスは居酒屋で豚肉を嫌ったことからユダヤ教徒の疑いありとして審問所への出頭を命じられてしまう。

                     

ここからひらりん的レビューのネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
1.イネスの両親はゴヤに頼んで、ロレンソ神父に取り入るが、
獄中で祈りを捧げると共に、イネスとイッパーーーツやっちゃう神父。

2.しかし両親からの教会修繕の寄付は貰うが、
イネスが拷問で自白したのは、有力証拠という事で罪は許されずー・・・
それにしても、痛そうな拷問シーンだったねー。
3.怒った両親・・・ロレンソ神父を監禁・拷問して「自分はサルの子」という告白分を書かせ、
王にまで嘆願するが、神父は逃亡。
いやー過激な親だねーー。
神を信じてれば、拷問にだって負けずに真実のみを語れる・・・
という神父の信念を曲げさせる荒業だったね。
4.15年後、フランスのナポレオンの侵攻でスペイン敗退・・・

ロレンソが権力者=大臣として凱旋・・・自身を追いやった尋問所の神父を死刑に・・・
5.自由という旗印のもとの侵略だけど・・・これによりイネスも釈放・・・
こんなボロボロのナタリー・ポートマンは初めてだよーーー、痛々しい。
ゴヤと再会したイネスは、獄中出産を告白。
父親は勿論ロレンソ。
その子供探しを始めるゴヤは、この頃には聴力を失ってて、通訳付きになってたね。
6.ロレンソに面会し事情を話すが、逆にイネスを保護する名目で施設送りに・・・。
調べると、成長したイネスの娘・アリシアは修道院から逃亡・・・
今は売春婦になってたのね。
7.ゴヤもロレンソも、アリシアに接触するが、売春宿が摘発されて、娘も御用・・・
で、アメリカ送りの刑???
8.そんなこんなしてる間にイギリス軍がスペインに進軍・・・
アリシアは英国軍人に救われて愛人??に・・・
ロレンソは逃亡に失敗・・・宗教裁判で有罪に・・・
最後まで悔い改めず、死刑執行。
9.イネスは頭が狂っちゃってたけど、ロレンソの公開処刑も目撃・・・
最後まで、彼の遺体について行くのでした。
10.ゴヤにとっては、イネスの子供の頃を描いてから、ずっと天使のような存在だったのね。
時代の荒波から救えず、ずーーーっと、見守ってきた・・という事。

●出来れば、スペインものはスペイン語でセリフを付けて欲しいね。
興行的には英語で作らないと売れないのかもしれないけど。
●お客は平日の昼間にしては20名くらい入ってたかな。
でも、「鷹の爪団~」のマナームービーが理解不能であろう年代の客ばかりだったよーー。
●画家の映画は年齢層が高い傾向があるみたいだね。
エンドロールの映像はゴヤの作品なんだろうけど、
この映画を見る限り、国王にも信頼を得てるけど、宗教界に対しては批判的な絵を書いてたり・・・
時代を見守っていた・・・という点でも、スペインでは英雄的画家だったみたい。
●ひらりん的にはスペインの時代劇モノは嫌いじゃないので楽しめたね。
結構、いろんな国に攻め込まれたり、王室が各国と血縁だったり・・・
グチャグチャしてるのも、歴史を見る側からすると、面白いし。
●ナタリー・ポートマンはスペイン人には見えない???のではと、一瞬思ったけど、
清楚なお嬢様役→ボロボロな囚人役→娼婦の娘役・・・と、ある種コスプレ演技。
 
人種が入り乱れてる欧州では、余り何々人というのは関係ないのね。

ここまでネタバレ注意↑

ひらりん的この映画の関連作は・・・
スペインの絵画モノでは、ペネちゃんの「裸のマハ」を観たことあるけど、レビューなし。
スペインの時代劇モノでは、「女王フアナ」とか、「ドン・ジュアン」。
 

という事で今回は・・・
歴史の証人度・・・
相変らずヤラシイ演技が魅力のバルデムでしたぁ。
              
そして、ナタリー・ポートマンの演技の幅の広さを感じる事が出来た作品だね。


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最近下位に低迷してるブログランキング・・・
気にしちゃいないが・・・上位が映画とは無関係の韓流系やYouTube系ブログばかりで、
ちょっと悔しい・・・ので・・・、
この映画を観て、ひらりん同様「ナタリー・ポートマンが良かったぁ」・・と思ったあなた・・・
                    
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4 コメント

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まいどどうもです (くまんちゅう)
2008-10-12 17:07:41
救いの無い結末でしたが
歴史とか好きなので色々興味深かったです
これ程汚れ役のナタリーさんは初めてでした
壮絶な演技で、驚きましたです
ナタリーさんは凄い! (keyakiya)
2008-10-14 21:26:19
こんなナタリーさんは凄いです!
最後のシーンが哀れで、無残です。
牢獄でのヌードは
まさにボッシュの絵のようで。
監督さんもすご腕です。
こんにちわ。 (michi)
2008-10-16 08:05:45
人が人を裁く恐ろしさをひしひしと感じた映画でした。
こういう歴史を経て今があるのでしょうが、
宗教って一体何なのかと思いますね。。。
ナタリーもバルデムも時代の犠牲者なのでしょうが、
何ともショッキングな内容でした。
こんばんわ~ (くう)
2009-12-18 00:57:32
豚肉嫌い、と堂々と言える時代に生きてる私は幸せ者。。。

ナタリーの演技が素晴らしかったですね~^^

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