鎌倉山二丁目の3300平方m宅地開発は、業者(さくら建設)の一軒の自宅を建てるといううそつき申請によって、森林を伐採してしまったのであるが、鎌倉市開発行政はこの欺瞞申請に肩入れして、許可を下ろしていた。
近隣住民はこれに怒って、開発申請取り消しを求めて裁判に訴えていた。すると市は自分たちの業者寄りの許可を反省もせず、最高裁に上告していた。
昨日14日、最高裁は「土木工事は終了しているが、予定の一軒の自宅がまだ建っていないので、開発取り消しの訴えのメリットはある」と言う判定が下った。
つまり最高裁は住民の訴えの妥当性を認めたわけで、住民勝訴というわけである。これで地裁でのやり直し裁判が行われるということであり、それが行われると、鎌倉市行政が不当だと判定される予想がたち、開発許可取り消しになる公算大である。
そうなれば、あの森林伐採によって棲みかを追われた小動物達のせめてものくようになるはずだ。
鎌倉市の開発行政の頭の固さとその思考の狭さは実にサル、犬なみである。条例にあってさえいればどんな開発でもパスさせる。そこには古都鎌倉の使命感や緑の重要さを認識できる能力がまるでない。
最高裁に住民を訴えてまでその魯鈍な考えを守ろうとする。もはや市長以下全官僚を入れ替えるよりほかにないだろう。
叩けば治る頭が欲しい鎌倉市