鎌倉評論 (平井 嵩のページ)

市民の目から世界と日本と地域を見つめる

鎌倉9月議会やっと終わる  とんでもない鎌倉行政腐敗疑惑と医師会への不信の発覚

2015-11-14 12:55:45 | 日記

9月初めに始まった鎌倉議会は、いつものように平凡な質疑応答で終わるかと思いきや、中沢克之議員(自民党)の期限切れワクチン使用の疑惑質問から、突然落とし穴に落ちたように狂いだした。

そして11月12日再再回されたが、この日も中沢議員が質問に入るとすぐに休憩に入り、また再開されたのは夜の九時それからどんな質疑が行われたか筆者も分からないが、議長は中沢議員やその後に控えた3人の質問者の質疑を打ち切って、9月議会の閉会を決めてしまった。

もうすぐ12月議会が始まるので(12月2日)、この辺で9月は終わりにして休憩しようという考えなのかもしれない。

この議会は中沢議員一人舞台の感があった。市民は議会はどうなっているのか、といらだつ声もあるが、筆者の考えでは、議会がおとなしくシャンシャンで終わる方こそ異常だと思っている。議会はどんなに長引こうと、掴みあいの荒れようをみせようと、議会とはそういう場所ではなかろうか。

議会、特に地方議会は、基本的に大きな階級対立や利害対立がなく、官僚に飼いならされるか官僚に取り行って利権にあずかろうという議員が多く、おとなしく当たり障りのない議会であることが多い。

今回中沢議員の巻き起こした暴露旋風と粘り強い追究は、鎌倉の政治気風のなかでは、かつてない気概のあるものに思える。

このたび明瞭になった医師会と行政の癒着、そして医療倫理の欠如という問題は、今後さらに追及されねばならないものだ。

その癒着のなかで発覚した白紙請求書問題とその裏に潜む官僚の腐敗頽廃の疑惑は、徹底的に解明され改善され反省されねばならない。

官僚社会というものは、資本主義に住みながら資本主義的原理のまるで働かない、昔の共産主義国のような体質もった組織であり、ほおっておくと底なしの腐敗と自堕落に陥る危険がある。なにしろ血税とは名ばかり、官僚には金は天から降ってくるという感覚しかなく、とくに鎌倉の官僚は内心は市民を見下しながら、自己の都合ばかり考える体質・気風がある。

こうした気風のなかで組合もまた労働者の見方という弱者の面をかぶりながら、その気風に染まって、自分の利益ばかり追う組織になり、市民的常識と謙虚さを忘れ、委員長が平気で治国を繰り返しその事実を握りつぶそうとした事例にように、かつてのソ連のノーマンクラツーラ(ソ連官僚)になっているのではないか。

中沢議員の追究が官僚の自堕落的特権を引っぺがす戦いになることを期待したい。

          ばれたケツ欲とウソとで糞まみれ