滋賀県・京都府とその周辺の山と滝

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2018.12.09 京都北山/愛宕山に2度登る

2018-12-09 22:59:33 | 京都の山(北山)
2018.12.09[清滝駐車場08:41〜09:44ケーブル愛宕駅跡09:47〜10:07黒門〜10:11愛宕神社社務所〜10:15愛宕山10:16〜10:28(展望広場)〜10:32大杉谷分岐〜10:46月輪寺〜11:07月輪寺登山口〜11:14大杉谷コース登り口〜11:47ひぐらしの滝口〜11:50ひぐらしの滝11:55〜11:59ひぐらしの滝口〜12:21第3ベンチ12:32〜12:45大杉谷分岐〜12:51(展望広場)〜13:00愛宕山三角点13:14〜13:28愛宕山13:29〜13:36愛宕神社社務所13:41〜13:43社務所裏道下り口〜14:11社務所裏道登り口〜14:39水尾分かれ14:43〜14:46ツツジ尾根方面分岐〜15:01五合目東屋〜15:24大杉谷コース登り口〜15:28(水場)〜15:29東海自然歩道分岐〜15:37清滝駐車場]
※ケーブル跡は一般登山道ではありません!
※ケーブル跡は自己責任で。3号トンネルと5号トンネルは内部崩壊のため通行できません。いずれも右側に付いた巻き道で越えます。5号トンネルの巻き道は急傾斜面の直登で滑落注意。
※大杉谷コース途中のヒグラシの滝へのルートがわかりづらくなっています。標識等なしで、赤色テープも入口にはなし、最後のトラバースにはトラロープが設置。
※社務所裏道は社務所前から石段を2回下りたところが下山口です。標識はなし。立派な道です。登り口には行き止まりの標識があります。



ようやく冬らしくなってきた。昨日、山友のS氏から比良山コヤマノ岳に霧氷ができていたとの連絡を受けた。見に行きたいけど、きょうは冬型気圧配置が強く、強風で寒そう。暖冬から一転、一気に寒くなったので、いきなりの極寒の山に登る心の準備がまだできていない。さらに気象庁のレーダーを見ると、昨日よりも雪雲が南下、比良は天気が悪そうだ。さてどうしよう。
山友S氏はトレーニングで、比良をよく歩く。そのコースは楊梅の滝口もしくはイン谷口からスタートし、武奈ヶ岳に登ってから坊村に下りる。そして再び武奈ヶ岳を経由して戻ってくるというもの。いずれこれについて行けるようになりたいと思っていたので、試しに愛宕山に2度登ってみようと思う。武奈坊村コースは登り返しでへたったときにどうするかで課題がある。登山口に車を止めるのでそこまで戻ってこなくてはいけない。坊村からの登りでバテたり足が攣ったりすると坊村に戻らなければならない。その時バスの時刻に間に合うのか、またどうして車を取りに戻るか。こういったことでなかなか決行には及んでいないわけだが、愛宕だとそういった心配がない。なので愛宕で自信が付いたら武奈坊村に同行しようと思う。
そういったことで今日は愛宕。ここまでは雪雲の南下も少ないのではないだろうかという計算もあった。清滝からケーブル跡を山上駅へ。5号トンネル巻き道は以前より荒れてきたように思う。それを過ぎると雪が見られた。登りなので寒く感じないが結構冷え込んでいる。山上駅からは表参道を愛宕神社へ。
これから一旦下る。月輪寺コースを下り大杉谷道に入り再び登り始める。登りへのギアチェンジはスムーズにいったようで足の疲労はまだ感じない。ヒグラシの滝に寄り道して第3ベンチでおにぎりを食べ、再び山上へ。まだまだスムーズに足は出る。
予想以上に疲れを感じてなくて、時間もまだあることだし、このまま下山はもったいない。三角点に向かう。時々小雪はちらつくが強風はなく、氷点下だろうが長袖シャツ1枚で特に寒さは感じない。三角点から眺めると京都北山北部や比良山系は雲の中だ。市内は一部日が射しているところも。
再び愛宕神社に登り、社務所前でエネルギー補給をして出発。さてどこを下ろう。時間計算と倒木予想。距離を歩くならツツジ尾根経由保津峡駅から落合を通って清滝、初コースを行くなら米買い道で落合経由清滝、累積標高を稼ぐなら社務所裏道を下って再び登り返すコース。一番行きたいのは米買い道だが倒木がどうなっているのかわからない。では距離より累積標高をと社務所裏道に入る。水尾近くまで下って標高差350mを登り返して水尾別れへ。
まだ足は大丈夫そう。もう一度山頂まで登れそうだが、いきなりの無理はやめて表参道を下る。でも途中退屈になってきたので、五合目裏道に入る。このコースは案外初めてだったのでワクワクしたが、こちらも一本調子の小石ガラガラ道下りで面白くなかった。大杉谷道と合流して清滝まで快調に下っていく。



罧原堤よりこれから向かう愛宕山を望んだところ。山頂には雲がかかっています。寒波の影響で、きょうは曇りがちで山頂付近は雪がちらつくんでしょうね。
(今回は一眼レフではなくコンデジでの記録写真ばかりです)


清滝からケーブル廃線道を登ります。このコースは自己責任となります。すぐに1号トンネル。ライトがあった方が無難です。


1号トンネルの出口には土砂が流れ込んでいますが、通行には支障はありません。


続いてすぐに2号トンネル。1号トンネルよりやや短いですが、やはりライトがあった方が良い。


2号トンネルを出ました。


2号トンネル上部。倒木はここを合わせて2~3箇所ありましたが、ここは通行に支障なし、4号トンネルと5号トンネル間の倒木は左に巻く踏み跡があります。


右に視界が開けて、神護寺と高雄の屋並が見えます。


3号トンネル。真っ暗です。内部崩壊ですので右の巻き道へ。左側にテープが付けられていますが右を行く方が簡単に越せます。


3号トンネルの出口。


4号トンネルが見えてきました。ここはライトなしでも大丈夫です。この出口付近が中間点で、車両行き違いのため2車線になっています。


5号トンネル。ここも真っ暗、内部崩壊のため右側の巻き道へ。この巻き道は急斜面の直登で、滑落注意。


5号トンネル巻き道は途中立派な山道(表参道5合目東屋裏道)を横断します。


長い巻き道が終わってようやく5号トンネルの出口。ここから再び線路跡を歩きます。


6号トンネルまでは一直線です。


一番短い6号トンネル。ここはライトの必要はありません。


6号トンネルをくぐると一部橋梁が崩落している箇所があります。


崩落箇所上部からは京都市内が見えます。ここには進入できないようにワイヤーが張られています。下にはありませんでした。下りてくる人の方が少ないと思うのですがねぇ。


枯れ枝散乱で多少歩きづらくなってきますが、山上駅廃屋が見えてきます。


山上駅廃屋1階です。地下、2階、屋上にも行けますが、階段や屋上に上がるハシゴはちょっと心配です。


山上駅跡を正面から。前は広場になっています。ここからは立派な道が水尾分かれ上に続いていますが、今日は稜線伝いに歩きました。


稜線のピークにはホテル?遊園地?の基礎が残っています。


表参道を登り、黒門をくぐります。


社務所前まで登ると道にも軽く雪が積もっています。


社務所前広場からは京都市内が見えます。


東屋から長い階段を登り愛宕神社へ。僅かに霧氷が付いています。


山頂の気温は氷点下2度。


月輪寺コースを少し下ると展望所です。京都市を一望できます。


ちょっとした霧氷と京都市街。


月輪寺コースを快適に飛ばします。


空也の滝入口から少し車道を下って、この分岐より大杉谷コースに入ります。入口にはイノシシ捕獲罠が仕掛けられているので進入禁止とあります。でも下からだけ、下り口にも途中の脇道にも進入禁止とはありませんでした。一応自己責任と言うことで。


大杉谷コースを登り、植林地から自然林にかわると愛宕山頂が見えます。


ここがヒグラシの滝入口。案内標識やテープなどありません。見た目にも道とはわかりません。大杉谷道がゆっくりと右に大きくカーブしていく少し手前です。滝道の反対側にも斜面を登っていく踏み跡があります。これを辿ると5合目東屋に行けます。


ヒグラシの滝への道に入ると途中からテープが巻かれています。ずっとトラバース道で、以前より随分と不明瞭になってきました。最後はトラロープが張られています。
滝は両岸に大岩を従えた立派なもので10mほどの落差があります。大杉谷道に戻るときの取りつきにいくつもの踏み跡がありますがトラロープをめざします。


第2ベンチからは京都市内がよく見えます。


もうほとんどキノコは見かけませんでした。


取っ手の付いている木がありました。


第3ベンチまではトラバース気味の登り、第3ベンチからはジグザグの杉林の中の道で、月輪寺コースと合流。
今度は愛宕山の三角点に向かいます。三角点へはジープ道を北に向かい、お地蔵さんのある首無し地蔵との分岐を過ぎ、登り坂となり左に曲がる箇所から右のピークへ続く道に入ります。ここには道案内はありません。


三角点からは展望がよく、東山越しに奥は鈴鹿南部の山が見えます。


ジープ道を戻り、再び山頂に向かいます。


2度目の愛宕神社です。


朝より気温が下がっています。時々小雪がちらつきました。


社務所前から表参道を南に向かい、石段を2度下りたところが社務所裏道の下り口です。道標はありません。社務所裏道は立派な山道です。


社務所裏道を下りて水尾道との合流地点です。今下りてきた道は行き止まりと表示されています。


再び水尾分かれに向かって登り返します。


途中亀岡方面が見えるところも。


水尾別れの東屋で休憩。


表参道に最後まで横たわっていた倒木が、ようやく切られてくぐらなくてもよくなっています。


五合目大杉神社手前は倒木によりできた空間から、保津峡が望めるようになっています。


ここからは市内も望めます。写真は嵐山方面の望遠で、渡月橋や天龍寺が見えます。


5合目東屋からは表参道を逸れて、大杉谷コースへと続く「表参道5合目東屋裏道(仮称)」を下ります。


大杉谷コースと合流、さらに空也の滝や月輪寺からのコースと合流し、車道を清滝まで戻ってきました。


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