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クラスターエッジ 最終回

2006年03月29日 13時49分45秒 | その他アニメ
ついに最終回を迎えました。押さえきれずに先に一言。
先週に引き続き、ボロ泣きしてしまいました。ちょっといつも以上に眺めの感想レビューになりそうですよ・・・!!
青字が本編の内容、他の色は管理人の感想になってます。
なんたってOPを削ってますからね、最終回。たしかにギュウギュウ巻はあったなぁ(笑)あと5分くらい長くても良い位つまった内容だったよ。


戦火の街中。人造兵たちに手こずる軍は、『民族爆弾』を使用する。しかし、ロードの用意した人造兵には効かなかった。ロードがジャスパー家から狙ったものは、武器だけではなかった。『ベリルの母の血―・・・抗体』をジャスパー家から頂き、人造兵に使用していた。

民族爆弾・・・初めて聞いた気がする・・・・・・
ベリルのママが出た回で出たのかな?抗体の話も。
私が見逃したのって、なぜかベリルがらみが多いんだよね
民族爆弾=対人造兵用 毒ガス?ってことに脳内変換。
そして益々 利用された感のあるベリルが・・・哀れ
ロードはあれだけしつこくベリルを誘っていたのは、「ジャスパー家の血」だけが目当てだったのね。


クロム団に接触したのは、ルドウィヒ。カールスの記憶を持っているクロムには、すぐにルドウィヒに敵意がないと分かる。
クロムはルドウィヒと共に、ロード・ベリルの元へ向かう。
ルドウィヒは、ロベルトの思惑を話し、ロードは利用されていると説得を試みる。
「救いの神を生み出すと信じて」神を作り出したルドウィヒ。しかしそれは裁きの神だったのだ。


クロムとベリル、再会!!
早っ!!!
そしてアッサリ!!!
しかもルドウィヒに着いて行ったらナゼか居ました状態(笑)
そしてルドウィヒに着いて来たのはクロムだけ・・・
クロム団、早くも退場かよ!!!
そりゃあ最終回でクロム団に割いている時間はないかもだけどさ。
ちょっと寂しいよ


「俺の分身である神をな!!」
ベスビアの負の感情がアゲートに注入される。
それと同時に、ベスビアの頭によぎるのはカールスとの日々・・・
そしてあのカールスを撃った瞬間―・・・カールスはベスビアが追撃していると気づいたいた。

「ベスビア 君なのか・・・君は友達だから―・・・君の手にかかるなら僕の一生は幸せだったのかもしれないね」

カールスの幻影を見るベスビアは、涙を流し続ける。
そしてアゲートが目覚める。
「ありがとう あなたのおかげで人間になれた」
そういうと、アゲートは黒い翼を出し、地上へと降臨した。

「カールス 見てるか こいつは・・・人間が分かったようだぜ」


カールス+ベスビアの感情注入でようやく人間になったアゲート。
だけど「人間になれた」宣言の直後に翼バッサァー!!
笑ってしまったよ!
そしてベスビアの前に現れたカールスの幻影。
どこまで甘いの、カールスは。
撃たれる直前にベスビアって気づいていたって・・・!!
カールスが生きていたらこんな騒ぎはデカくならなかったよ!(それは言っちゃダメ)
ベスビアは最後まで「カールスが出来なかった(アゲートを人間にする)ことを俺はやったぜ!」と口走っていたけど、何だかんだで「カールスが成し遂げれなかったことを(代わりに)成し遂げる」ことがベスビアの目的だったのかな。
作品中、クロムよりもカールスの影響を大きく受けていた人だったね。


裁きの神が現れた。ベリルとクロムは、神=アゲートと聞く。
「今となっては天使の血をかけるしかない」と主張するルドウィヒ。
神殺し=自分が救世主となる機会、と言うロードは、ルドウィヒの説得にも揺らがずに、ルドウィヒを攻撃。しかし、その時 動いたのはベリルだった。ロードの神殺し用の拳銃を奪い、クロムとルドウィヒを連れて逃走。

「止めるしかない」

ロードたちの飛行機を一機奪いベリルは1人で空へ飛び立つ。着いて行こうとしたクロムは、人造兵の攻撃からルドウィヒを守るために、その場を離れ学園へ向かう。

裁きの神アゲートは、魔方陣発動。包み込む全てを破壊し始める。
そんな状況を目の当たりにするクロムとルドウィヒ。ルドウィヒはクロムに言う。
「クロム お前に頼みたいことがある」
 ・
 ・
 ・
一方、学園では生徒全員が避難をしていた。破壊される街を見つめるフォンに、エマは言う。
「何としてでも生き抜いて 未来を築いていかなくては・・・」
そこへクロムがやってくる。

「フォン 飛行機は飛べるか!!ベリルの奴 アゲートを殺そうとしている!!」

「納得いかないよ 僕も行く!!」


ベリル、ロードから逃げたーーー!!!!
そりゃああんな変態の側に3週間もいたらツライでしょう(笑)
ベリルがようやく動いてくれてホッとしたよ。
そしてこちらもアッサリとフォン・クロム再会・・・
てか学園近すぎだよ!!
エマが言いこと言ってるのに、クロムとフォンも戦火へGOです。

「戻ってきたら これにみんなを乗せて飛ぶんだ」と先週言っていたフォン。早くもクロムが乗ってくれたよ!良かったね、フォン!!

そして気になっていたのが天使の血というワードと、ルドウィヒがクロムに頼んだこと
何か怪しげな雲行きになってきましたよ・・・
そういや先週、1号がお亡くなりになりました。
クラスターでは死者は出ないと高をくくっていました(ぃゃ、カールスとか死んだけどさ。これ以上メインは死なないと思ってたから。)
そういや神パワー炸裂でロベルトもあっさり死んじゃったね。


クロムはルドウィヒに言われたことを思い返す。
裁きの神を止める方法。
それは、『天使の血』を裁きの神に捧げること。天使の血・・・・その血とは

「お前たち人造兵の血だ」

元々、人造兵は神への貢物として作られたものだった。神と同じ天使の肉塊から作られた人造兵の血が、裁きの神を救いの神に変える力を持っている。

「人の傲慢を許してくれとは言わない だが・・・人々とこの世界を救ってやってくれ」

ルドウィヒの言葉を胸に、クロムは空へと舞い上がる。


エエェェ エェェエ
ルドウィヒ、残酷・・・
クロムに「世界のために死んでくれ」かよ・・・
しかもクロムはその言葉をちゃんと受け止めちゃってるよ・・・
ここでCMに入ったんだけど、その間 最悪の最終回が頭の中で流れ続けました。
クロムもそしてクロムを追って2号3号セピアも血を捧げてENDだったらどうしよう・・・ってことばっかり考えてました。


ベリルは飛行機で空を旋回。破壊を続ける神アゲートに銃を向ける。「アゲート・・・神殺し ならば その汚名 私が被ろう!!」
しかしそこへロードの機体が邪魔に入る。
裁きの神アゲートも、自分の周りを飛ぶ2機に「裁きの槍」攻撃。
銃弾を持つベリルは殺さないが、お仕置きはすると言うロード。ベリル機を攻撃し続けるロードだったが、裁きの前に墜落。


ロード・・・最後まで変態っぷりをありがとう。
「ちゃんと逃げないと本当に殺しちゃうよ ベリル・ジャスパー!!」
と言ってイッちゃった顔で高笑い・・・
こいつどうにかなんないかな、と思った瞬間アゲート攻撃でボン。
神は私の願いを聞き入れてくれました(笑)
でもロードは最後に近づくにつれ変態ッぷりを開花してくれた貴重なお方。
笑いをありがとう(ぇ・・・)


再び神アゲートに銃を向けるベリル。
しかしアゲートを撃つのをためらうベリル。そこにいつものアゲートの幻影が現れる。

「ベリル 俺を殺してくれないか」

「人間としては完全になれたけど―・・・神様としては不完全だし・・・
お願いだ 友達なら・・・!!!」

「わかったよ・・・・・アゲート!!!!」


ベリル、何度も撃つことを迷い、アゲートの「友達なら殺して」に覚悟を決める。
ちょっと残酷だよね、この友達定義。
ベリルが最初に飛び立った時は「破壊を止めるにはアゲートを殺す」気持ちだったんだろうなぁ。だけどアゲート本人を前にしたら「友達だから」撃つことが出来なかった。それを「友達なら殺して」って・・・
でも、アゲートの友達の中でそれを実行できるのってベリルくらいだなぁ、と思ったり。

それより早く止めに来てーー!!クロムとフォンーーー!!!と思っていたらホントにキターーー!!!
ここからは私の感動ポイント満載です↓↓↓


「やめろーーーー!!!」
止めに入るクロムとフォン。
クロムは天使の血=人造兵の血と言うことを話す。

「俺を撃て!!ベリル!!!」

フォンに銃を向けて機体をアゲートの方向に向けさせるクロム。反対するフォンに、クロムは言う。

「カールスはアイツを救いたがっていたんだ だから・・・俺もアイツを・・・・」

「違うな・・・友達だからだ 俺 アイツの友達なんだよ!!」

涙をこぼしながらのクロムの言葉・・・友達・・・ベリルとフォンは反応する。
「恨んでもらっていいよ 俺はアイツを救いたいんだ」

「許さないから・・・絶対 許さないから・・・・!!」
口をかみ締め、フォンは機体を上昇させる。気体の上に登るクロムは、フォンの言葉に嬉しそうに、そして悲しそうに笑う。

「・・・ベリル!俺を撃つんだ!!俺の血をアゲートに!!!」
両手を広げ、アゲートと向かい合うクロム。そして機体の後方から銃を構えるベリル。
ためらい、目を閉じ口をかみ締めるベリルに、クロムは言う。

「俺 死ぬの怖くないぜ・・・・人造兵だからさ・・・」

「クロム・・・お前は人間だ!!!!」

ベリルの叫びに、口元を緩めるクロム。ベリルは発砲する――・・・・


号泣―――!!!
やっぱり自分を貢げ物として捧げる覚悟できたクロム。
クロムもベリルに殺させる気かよ、とベリルの立場に同情したり。1番つらい役目だよ、ベリルのポジション。
そしてカールスの意志ではなく、“自分がアゲートの友達だから”アゲートを救いたいというクロムに涙腺が緩む。あの涙ポロポロのクロムのアップは卑怯だよ。泣いて下さいと言わんばかりに・・・
「許さない」と表情を見せようとしないフォンにも涙腺が緩んだ。

あのアゲート・カールス機・ベリル機が1列に並んで、ベリルが銃を構えた瞬間の挿入歌!
♪頼りない風に吹かれて 僕はまたその足を止める
「人は1人で生きるわけじゃない」 何故だろう 君の言葉 胸に残るよ♪

これを聞いた瞬間、涙がドバーっと出てきました。
私、アニメに入る音楽とか全然気にしないタイプなんですが(映画やドラマでも気にしない)。
今回のこの挿入のタイミングといい、直後の「お前は人間だ!!」といい、ズッポリはまってしまって号泣です。

「友達だからアゲートを救いたい」
それはクロムだけじゃなく、フォンやベリルも同じこと。
ベリルが「お前は人間だ」と叫んだときの表情が全て物語ってますよね。
クールビューティー・ベリルが顔を崩して大声で言った言葉。
しかもクロムはアゲートのほうを向いているから、ベリルの表情なんて見えないんだよね。

私はこのシーンを夜中のうちに何度も再生しては見てましたよ(危な・・・)
そのたびに涙が・・・ゥゥッ


「ダメだ・・・」
神アゲートから、いつものアゲート(魂?だけ)が分裂し、クロムの前をすり抜け、穏やかな顔で心臓に銃弾を浴びるアゲート。

「ありがとう ベリル
 ありがとう フォン
 ありがとう クロム・・・
 信じればきっと 奇蹟は起こるって・・・俺はみんなに教えてもらったんだよ」

神アゲート、光の雪となって空から街に舞い落ちる。
1号の家族写真入のペンダントを見つけるクロム団の元に・・・
怪我をする街の人たちの元に・・・
そして戦い傷ついた兵士と人造兵の元に・・・


ア・・・アゲート、最初からアンタが出てくれば(これは言っちゃダメ!)
友達にお礼を言って消えるアゲート。
人間の心を持つことができたから、アゲートは天使の血なしでも救いの神化できたのかな・・・シンミリ。


エンディング映像。
復興しつつある街、笑顔を取り戻す人々。
いつもどおりに授業をする学園。
そんな街を見つめ、クロムはクロム団と街をあとにする。
首元にヒューゲル=1号の形見をぶら下げて・・・
エマとベスビアはカールスの墓を訪れる。
学園を見渡すベリルとフォンの上空を、強い風と共にカールス機が飛んでいった―・・・
fin



総評
たまたま初回を見て、絵も好みだし他に見るのがないから・・・という単純な理由で見始めたクラスターエッジ。正直、最初の10話くらいは見ていても何がしたいのかわかんなかったよ。やたら多い総集編と使いまわしにイライラしていた時期もありました。
そもそもアゲートが主人公って間違ってないか?というのが最終的な結論。
クロム・べリル・フォンの誰かが主人公だったほうが分かり易かったんじゃない?
クロムなら人造兵としての葛藤やカールスへの思いを生かせただろうし、ベリルも然り。フォンだったら成長物語にもなっただろうしね。
記憶も曖昧な不思議アゲートが主人公なのはちょっと視聴者としては辛かったな。

あとはフォンがあんまり活かされてなかった様な・・・ポジションが曖昧。今回だって、驚く係。「フォン!話についてけてないよ!!」とツッコミたくなる箇所が度々。ただの操縦士化していて、フォンの葛藤部分も少なかったなぁ。
一応、メインの4人の内の1人なんだから、先週の1号の分をフォンに回しても良かったんじゃない?と思えてしまう。(でも先週はアレで良かったと思う自分が居る・・・)

最後はアゲートの光でみんな甦り!!なんて展開をすぐさま妄想してしまった・・・丁度、クロム団が1号臨終の場所に居た所だったんで、瓦礫からガラッと復活・・・と考えてしまったよ!
「でもそうなったら先週の涙は・・・でも1号には生き返って欲しい・・・!!」と1人で無駄な葛藤を繰り広げていました。
が。
そんな葛藤無駄でしたね、本当に(笑)


最後に近づくほどに面白くなっていったよね、クラスター。
中盤あたりにクロムの学園生活があって、最後の戦いにもっと時間を割いてくれたら良かったかな。(でも最後のドタバタも迫るものがあって良かったけど。)
特にラスト2話。
萌え目的で見てたこのアニメで、2週連続号泣の嵐!!!ベタ展開かもしれないけど、見事にツボにハマりました。
怒涛のラストまで見届けた今なら、最初の頃のホノボノ展開も楽しく見れそうだ!

つ ま り は

DVDで見直したい作品になりました。
OVAだか何だかの噂は本当なのかな?教えて偉い人!!!



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