坂倉準三氏(1901-1969)という建築家がおります。おりました。
1930年代から60年代ころまでに活躍したモダニズム建築のひと。
といっても、モダニズムだけではなく、日本の伝統をも取り入れたりしていて、
えらカッコイイ建築物をたくさん造りました。
ああ、そう、「近代建築の父」といわれる巨匠ル・コルビュジエの
お弟子さんであったことは、あまりにも有名。
デビューは、1937年のパリ万博日本館。
日本のなまこ壁のようなデザインとモダニズムを合わせ、高い評価を受けました。
日本では、今でもいくつかの作品を観ることができます。
横浜の大さん橋の袂にはシルクセンター、そして、神奈川県庁の新庁舎。
それに、新宿駅西口のターミナル広場とか。
おっと、南青山にあるあたしのお気に入りの空間・岡本太郎邸もそうだったっけ。
今は岡本太郎記念館として公開されているので、気になった方は是非、ゴー。
写真は、池袋にある、いや、あった? 出光興産給油所。キューンと、きちゃいます。
実験的な作品から、公共建築、都心の駅の巨大ターミナルなど、さまざま。
対峙するなり、その空間に佇むと、心穏やかになりなん快感でフワフワん必至。
ふむ。あたしが一番身近に感じている鎌倉近美のハコ(建物)が、
彼の作品だと知ったのは、いつのころであったか。
最初の出会いは、ココでした。鶴岡八幡宮の境内の池のほとりの。
中庭の、あの独特の雰囲気、というか、空気、というか、
大袈裟にいえば磁場、というか…、うむ。一度体感されたし。
現在、その鎌倉近美で、「建築家 坂倉準三展」が開催されている。
行かねば。行きたい。行かんかん。行かんかんかん。行かんかんかんかん。行か…
蛇足。お孫さんがヒップ・ホップMCである、
ってとこも、なんともいえず、なんなんなん。なん…