夜明けのホラ吹き the trickster at the gates of dawn

焼酎と音楽・映画、いろいろダラダラ

「喚火」で祝盃

2006年08月30日 | 焼酎

今、「喚火萬膳 黒麹」を飲んでいます。

黒麹の「萬膳」、その初留どりしたものを
アルコール分43度に調整した芋焼酎。

瓶もロゴも個性的で、存在感ぷんぷん。


栓を抜く。
霧島の空気とともに豊かな木の香が立ち昇り、辺りが森の中と化す。
その十数秒間、鼻に神経を集中しながら
薄目で首をゆったりと左右に振ることになる。安らぐ香り。

鼻腔の良香嗅欲を満たした後は、グラスに注いだ生のままをグイッ。

なめらか。甘い。やさしい。甘い。んん、ちょっと軽いパンチを喰らったような衝撃が。

ふう、心地よい。ふぅあ、旨い。


今日は、酒飲み仲間のうち、オッサン2人の誕生日らしい。

年を重ねると、
「もう、祝ってもらうトシじゃないよ」という方もいるだろう。
本人は嬉しくないかもしれないが、
周りにいる人間、そう、家族や友人らにとっては、
大切な人が毎年無事に誕生日を迎え、長生きしてくれることによって、
幸せな気持ち、そして、明日を生きる力をもらうことになるのだ。

だから、オッサンになってもオバハンになっても、
当人の気持ちはひとまず置いておいて、周りの人間を元気にするのだから、
おとなしく祝ってもらうほうがよい、と私は思っている。

だから、
お誕生日、おめでとうございます!

ライヴがありマス

2006年08月29日 | 音楽

バンドのライヴが、9月にありマス。

おっと、私オッサンですが、バンドやってマス。
ギター弾いてマス。ステージで脱いでしょんべん漏らしマス(これは嘘

で、もうすぐ8月が終わるというのに、
何も準備していない。
何も決めていない。
曲も決めていない。
ギターに全く触れていない。
何も決めないと決めたように、何も決めていない。

仕事あるし酒屋いきたいし遊びたいしメダカの面倒みなきゃならないしカブト虫の面倒みなきゃならないしクワガタの面倒みなきゃならないしホウセンカに水をやらなきゃならないしアサガオに水をやらなきゃならないしメシ喰わなきゃならないしたくさん寝たいし酒飲んでいい気持ちになりたいし風呂浴びてさっぱりしたいしタバコ吸って安らぎたいしいろいろいろいろ忙しいし。

でも。

そろそろ腰あげねば。
すでにバンドのメンバーかんかん。

だし。

「喚火萬膳 黒麹」飲もう

2006年08月28日 | 焼酎

今年の「喚火萬膳 黒麹」を飲もう、と思い立ちました。

8月30日の夜に開けようかと考えています。

ご一緒できる方は、同時に開けて楽しみませんか?

なんだか、業務連絡みたいになってシマッタ。

ああ、アサッテが楽しみ楽しみ。

サマー・グッバイ

2006年08月27日 | 日常

実家の近くで夏祭りがあった。

ほぼ毎年、遊びに行くお祭り。
金魚すくい、ビール早飲み競争…、あとなんだっけ。

このお祭りが終わると、子どもたちの夏休みも終わる。

夏もそろそろ終わりか。

街路樹にチンチロリンと虫が鳴いている。夜風が乾いている。


アツい季節が、やがて移り変わるのなら…
すべての物ごとが終わるのなら…

傷つくことのない心を手に入れるのが…
大人になることだというのなら…


そうだ、去りゆく夏にお別れをいおう。

「コトシモ、アリガトウ」

我を忘れて酔う

2006年08月26日 | 日常

昨夜、横浜で泥酔。

たんたんさんのお店に、ヤマグチ・チバ・サイタマから
阿呆ども、いや、素敵な酒飲み友だちが集結した(失礼。他意無し

「真鶴」「ろかせず」「くらら」「村尾」…あと、なんだっけ…ガブ飲み。

そりゃあ、酔うわな。酔わいでか。酔わわわわ。

旨い焼酎に旨い料理。気のおけない友。
楽しかった。楽しくないのか。そんなわけあるか、楽しいよ。

というわけで、飲みすぎ。
また、お付き合いのほどよろしく候。お世話さまっ!


『博士の異常な愛情』いかが

2006年08月25日 | 映画・TV

スタンリー・キューブリックが好きだ。

なかでも、1964年の『博士の異常な愛情』。

フル・タイトルは、
『博士の異常な愛情 ―― 
または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
 (Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb )』

核兵器をめぐる人間の愚を描いたブラック・コメディの極み。
この映画が冷戦真っ只中で製作されたことにも、大きな意味があるだろう。

ピーター・セラーズ。
オーバーな怪演が最高にイカす。この人、大好き。
本作では、ストレンジラヴ博士など重要なキャラクターを3役こなしているが、
当初の予定では4役だったと。負傷のために降板したらしい。ぜひ、みたかった。

そして、ラストが秀逸。
巨大なキノコ雲が次々と現れる中、ヴェラ・リンの甘い歌声が…キョーレツ。


リクツ抜きに大好きな作品。
忘れたころに必ず観たくなる。

男前なひと、発見

2006年08月24日 | ひと

昨日、新聞を読んでいて、ある記事に釘付けになった。

数学界のノーベル賞といわれている「フィールズ賞」というのがある。
2006年の受賞者に、ロシアの数学者、グレゴリー・ペレリマン氏(40歳)ら4人が選ばれた。
氏は、1世紀にわたって未解決だった難問「ポアンカレ予想」を完全に証明したとされている。

ちなみに、ポアンカレ予想とは、フランスの数学者、アンリ・ポアンカレ氏が
1904年に提示した位相幾何学(トポロジー)に関する予想のこと。
私のようなスポンジ頭のゴム頭では、さっぱりわけがわからんのですけれど。

ペレリマン氏は、2003年にポアンカレ予想を証明したとする論文を
インターネット上に公表し、他の数学者による検証が続けられていたが、
フィールズ賞を授与することで、ポアンカレ予想の解決宣言になるとして注目された。

ここで、ハナシが終われば、ふうんふむふむむむ、で済む。

だが、ここから。


彼は受賞を辞退した。

フィールズ賞の70年間の歴史で、個人的な理由で受賞を断ったのは初めてのこと。
ペレリマン氏は、賞や名誉に全く関心を示さない人物として知られ、
過去に科学アカデミー会員への推薦をも拒否したことがあるそうだ。
国際数学者連合の会長が何度か説得をしたらしいが、考えを変えることはなかった。

ロシア・サンクトペテルブルグで母親と二人暮らし。
ひげもじゃの顔。趣味は、キノコ探しを兼ねた森の散歩。
わずかな貯金と、母親の年金で暮らしている。

「自分の証明が正しければ、賞は必要ない」
「私は数学界から引退した。もうプロの数学者ではない」と語った。

さらに、ロシア国営第1テレビでは、知人の話として、
ペレルマン氏はサンクトペテルブルグ郊外でキノコ狩りに行っている、と伝えている。


おおおおおおお、カッコエエーーーーー、きゃーーーー!!!
なんか、すげえ。オットコ前だ。

私は、あなたの味方です。

サラリーマンNEO

2006年08月23日 | 映画・TV

NHKさん、ごくろうさま。

昨晩、「サラリーマンNEO」を観た。

毎週火曜日、23時から30分間放映されるコント番組。
コント番組といっては、語弊があるか。
役者さんたちは、まじめに演じている。

体操のお兄さんたち、とってもいい感じですね。
生瀬勝久さん、好きですね。

爆笑するほどではないけれど、楽しく拝見している。

NHKさんは、ETVでも「ピタゴラスイッチ」など、秀逸な番組が多い。


ここのところ、毎晩「さつま寿」。
造り手の人柄がわかっている銘柄は、旨いです。

ザ・ビートルズの103時間

2006年08月22日 | 音楽

NHKさん、ごくろうさま。

昨晩、放映された『ビートルズの103時間』。

40年前の1966年。
彼らが来日した時の動向を追ったドキュメント番組。

清志郎とチャボ、ええね。『ガール』の選曲よかった。
病気はどうなったんでしょ?

世界のケン・シムラ、登場。

骨董屋さんのくだりは興味深かった。


また、面白い番組をよろしくお願いしまっす。

ブライアン・ジョーンズを描いた『ストーンズから消えた男』

2006年08月21日 | ひと

ザ・ローリング・ストーンズ。

このロック・グループを知らない人は少ないと思う。

最近のニュースでも、キースが椰子の木から落ちて(笑)公演中止だとか、
ミックの声が出なくなって欧州公演が中止だとか、話題に事欠かない。

さて、ブライアン・ジョーンズという人物を
知っている人は、どれだけいるのだろうか。

ストーンズの創始者、初期のリーダーだったブライアン。
私は、ブライアンが好きだ。

繊細で弱虫。ゆえに、クスリに溺れ暴走。バンドをクビ。失恋。謎の死。
あらゆる楽器をこなすミュージシャンとして、そしてそのセンスはもちろん、
私は、人間ブライアンに惹きつけられずにはいられない。

弱い人間に、ヨワい私…。私が弱い人間だからだ。
強い人間に、ヨワい私…。私が弱い人間だからだ(笑
苦手なのは、ウワッツラだけの人。暖簾に腕押し。カンベンカンベン


この夏、吉祥寺や横浜など、全国で映画が公開された。
ヒマをみつけて、ブライアンに会いに行こうか、と。


あんたがたどこさ、肥後さ、肥後どこさ

2006年08月19日 | 旅・非日常

2006年九州の旅:終章



熊本の友人とは、今までに数え切れないほど電話やメールなどでやりとりをしてきたが、実際にお会いするのは今回が初めてだ。彼は、少し斜に構えたような物言いをするかと思えば、至極真っ当なことを少年のような純真さで臆面も無く述べたりするので、その言動にハッとさせられることがしばしばある。また、自分の考えを自分の言葉で語ることができるし、信じられないような長文のメールを短時間で返信してきたりする。いわば、高回転ハイパー脳味噌の持ち主だ。それらに関しては、私は常々、密かに尊敬の念を抱いている。ただ一方で、自らどこかへ出向いたりすることを一切しない人なので、尻が非常に重いという印象もある。今まで仲間同士の飲み会やオフ会などが開催されても、どこにも姿を現したことがない。鹿児島の友人でさえ、未だにお会いしたことがないというのだから相当に尻が重いのだろう。今回私は、川口浩探検隊がアマゾンの奥地のまたその奥地、未開の村で民から崇められている酋長に会いに行く、という心境でいた。F・コッポラの『地獄の黙示録』で、マーロン・ブランド扮するカーツ大佐に会いに行くウィラード大尉のようだ、と言い換えてみればわかり易いか。ちなみに私はデニス・ホッパーが好きだ。いや違う、そのような気持ちは全く抱かなかった。ためしに言ってみただけだ。結局いったいお前さんは何が言いたいのだ、と詰め寄られては困る。ただ、そのような仙人みたいな方にお会いできるという好機に、大きな期待と少しの興奮があっただけ、というのが正直な心境であろう。

彼は前触れもなくふらりと待ち合わせ場所に現れた。お会いした印象は、笑顔の素敵な優しい人だった。アマゾンの酋長でもカーツ大佐でも、もちろん無かった。交わしたメール上で迸っていた毒舌や下ネタの影は一切無い。挨拶もそこそこ、おみやげだと紙袋を手渡され、その中には、猿の頭蓋骨に脳味噌のユッケ、いや間違えた、焼酎マニア&フリーク垂涎の銘柄が入っていた。こんなに稀少なものを、ポンと誰かにくれてやれるものなのか。あなた、いったい何を考えていやがるんだ。なんという太っ腹、なんという人間の大きさだろうか。数十秒間クラクラしたがすぐに気を取り直し、思いつくままにその場で2つのコップに注いで乾杯をした。旨かった。ただでさえ旨いのに、この状況で旨くないはずがない。旨すぎだ。彼に目をやると、イッキ飲みをしているではないかバカ。度数が高いはずなのに、肥後もっこすは男らしいばってん。ばってん荒川。会話は、他愛も無いことばかりだった。だからこそ、とても楽しかった。ただ、彼は私に会って、明らかに戸惑っているような、呆れているような表情をしているのもわかった。それはそれで私の挙動に反省すべきところが、後々になって山ほど思いつく。わっはっは。次回お会いする時までに少しは態度を改めておこう。

焼酎をとおして、新たな人との出会いがあり、それがまた連なり広がってゆく。旅程、尾込商店の尾込宜希さんとゆっくりお話しをすることができた。また、今年も万膳利弘さんとお会いすることができた。本当に有意義な旅であった。桜島で一度だけ激しい通り雨に遭ったが、連日真っ青な晴天のもと、夏の旅を楽しむことができた。今回出会った素晴らしい人たちと豊かな自然、そして、強行な日程に泣きながらもついてきてくれた家族に感謝したい。


しばらく続いたアホ旅行譚。ご高覧、ありがとうございました。

2006年九州の旅:8 ×買春 ○買い物ツアーかよっ

2006年08月18日 | 旅・非日常

私が夜中に書き込んだコメントは、
お日さまがでてから読み返すと、内容がヒドいですね(猛省
理由は明白。サケ飲んで、よっぱっぱーだからです。

知らない間に、誰かを傷つけてはいないだろうか。

☆夜中に書いたラヴ・レターは、翌朝必ず読み返してから相手に渡せ

ともいわれます。気をつけようっと。

さて。
九州では、よい酒屋さんとの出会いがたくさんありました。
たくさんあればあっただけ、たくさん焼酎を買いすぎます。

どーしてくれるんだっ!責任者でてこーい(人生航路!

と、自分勝手な考え方でモノを言ってはイケません。
すべて、私のせいです。

さ、そろそろ旅シリーズも終わりましょうかね…


そして、ついに熊本ではあの方と。


2006年九州の旅:7 海大好き!

2006年08月17日 | 旅・非日常

岡山に、「海大好き」という、
名前も中身もフザけたオッサン、いや、友人がいる。
突然ケータイに電話がかかってきて、ひとしきり雑談をしたあと、
「悪いんだけどネ、用事はナンもないの…ガチャッ」 だ。
ニクめない不思議なひと(笑

というわけで、またもや脱線。


ワタシはー、ワタシはー、ワタシは、キャンディ!

間違えました。
私は、海が好きっ!あふりか象が好きっ!山上たつひこっ!

で。
夏は必ず海へ行く。
今年もまた、天草の茂串を訪れた。
九州は、素晴らしい海岸が多いのだけれど、結局南極やっぱり茂串へ来てしまう。

天草の先っぽにあり、熊本市内からも時間がかかるのと、
海岸へ出るまでに、駐車場から結構距離を歩かなければならない。

それが理由かどうか、幸い、いつも人が少なく、
一日中ゆっくり海を楽しめる。泳ぎまくりだ。

まい・ふぇいばりっと・りぞーと・茂串…(こういう表現はアッタマ悪そうだにゃ


また来年も行けるかな。豊かな自然と素晴らしい海に感謝。


2006年九州の旅:6 ××ペット

2006年08月16日 | 旅・非日常

同じひとが怒涛のコメントを…びっくりしました(汗
嫌がらせだったのでしょうか…
いや、愛情だったのだと解釈していますですハイ(笑

予定を変更して、軽くいきます。

で。

焼酎ペット。ニクいヤツ。

ああ、オナペッツのお二人は、最近みかけませんね。

んん、

「焼酎が日常、日常が焼酎」の九州。

ちょっと飲みたくなったとき、
お店へ駆け込めば、いつでも待っていてくれるニクいヤツ。

海水浴場の浜で、宿でくつろぎたいとき重宝したニクいヤツ。

飲み終わった容器で、シーモンキーだって飼えちゃうニクいヤツ。

キューティー!ラブリー!焼酎ペット。

2006年九州の旅:5 友と…、ふたりめ

2006年08月15日 | 旅・非日常

そして、熊本ではついにあの方と……(つづく

の、つづきのはずだったが、
その前にひとり、別の友人にもお世話になった。

私(たち)の旅は、いつでも行き当たりばったり。
旅だけではなく生き方全般にもいえることですが、私は計画することが苦手だ(笑

旅程、急遽鹿児島に宿泊することになった。
宿では朝食しか用意されない。はてさて、夕飯をどうするか。
幸い、鹿児島の繁華街・天文館のド真中にあるホテルだ。
飲み屋で焼酎を飲みながらメシとしよう。

でも、お店を知らない。
ううむ、そうだ!鹿児島の友人に訊いてみるんだもんね。マンガさん、だもんね。

「もしもし、天文館にいます。家族連れで入れる手ごろな飲み屋さんはありますか?」
「あー今飲んでてさー酔っぱらってるんだよねー風俗なら×××のよい店あるよ、ふへへへ」
「そ、そうスか…(汗」

などと胸襟を開いて語り合いつつ、地鶏のお店を丁寧に教えてくれた。
安くて美味しいなかなかのお店だった。しかも宿から数分の距離、さすが。
お店へ着くまでの途中、何度か心配をして電話をくれた。薩摩隼人は、やさしい。

彼は鹿児島のひとだが、今、関西で単身赴任をしている。
一緒に飲みたかったのだが、いつかどこかで
フラッと出会って飲みにいけるような気がしている。

単身赴任がんばってくださいね。お手数かけました。とても感謝しています。


そして、熊本ではついにあの方と……(つづく