夜明けのホラ吹き the trickster at the gates of dawn

焼酎と音楽・映画、いろいろダラダラ

2010九州<12 龍門の滝>

2010年08月18日 | 旅・非日常

湯布院の町は何となく性に合わないようで、通過しました。
湯布院大好きっ子のみなさま、スミマセン。

さてさて。

ここは、大分県玖珠郡九重町にある、龍門の滝。

滝に一番近い駐車場は無料で、そばに龍門温泉があり、
泊まることができ、立ち寄り湯にもなっています。
温泉はチト魅力的だったのですが、時間の都合で断念、残念。

駐車場から細い小道をゆくと、竜門寺というお寺があり、
そこの境内から滝のパノラマ景色が拡がります。

滝は高さ20メートル、幅40メートル、
中程に滝つぼがあるもので、二段落としの滝というらしいです。
そんな素晴らしい自然の産物ですので、滝すべりや水遊びをする人が
たくさんいて、おお、モノスゴ楽しそう。
ていうか、川遊びが目的でここを訪れたんですけどね。

子どももオッサンもみんな、
バスマットのハギレのようなものを尻に敷き、
わーわー、キャーキャーしっきりです。

早速、水に入って滝すべりにチャレンジです。
最初はかなりコワくてビビリましたが、
すぐに慣れて、だんだんスピードに物足りなくなってきて、
身体に勢いをつけてすべったら、バランスを崩して
岩の部分に肩とか背中とかをぶつけてしまい、テンション・ダウン。

しかし、もっとすごいオッサンが。
おそらく、自分の意思ではなく、
足をすべらせたのだろうと思うのですが、
滝の上のほうから尻に何も敷かずに落ちてきて(笑
運悪く、最も断崖に近い絶壁箇所経由で滝つぼへ――。
ここの滝つぼは深いところと浅いところがあるのですが、
浅いところ(水深30センチくらいか)へ、両足のカカトあたりで着地。
水底には直径2、30センチほどの石がゴロゴロ。
おそらく、両足骨折か、軽くてもヒビ必至でしょう。
ああ、オソロシイ。みなさんも気をつけましょうね。


すぐ下流にはキャンプ場などもあり、オススメです。

2010九州<6 耶馬溪のオランダ橋>

2010年08月16日 | 旅・非日常

青の洞門の下流、約500メートルのところにあります。

石橋って、エエ感じですね。好きです。
九州、特に大分県にはたくさんみられるように感じます。

この石橋は「耶馬溪橋」といい、大正12年に完成したものです。

橋の長さは、116メートルで、石橋では日本一の長さだそうです。

現在でも生活道路として使われていて、
なにげなくも「サスガー」と感じました。

道のド真ん中で写真を撮っていたりすると、
通行する車に気づかずに轢かれたりしますのでご注意ご注意。

2010九州<5 青の洞門>

2010年08月16日 | 旅・非日常

耶馬溪にある「青の洞門」へやってきました。
ここは、山国川に面した競秀峰の裾にあります。

江戸中期の曹洞宗僧・禅海が石工たちを雇って、
ノミと槌だけで掘り抜いた洞門といわれています。

大分県の指定史跡となっており、全長約342メートル、
1763年(宝暦13年)4月に完成したといわれています。

禅海和尚は、両親が亡くなったことで世の無常を感じて出家、
そののちに諸国を行脚します。途中で、豊後国の羅漢寺を参詣したとき、
川沿いの断崖絶壁に鎖だけで結ばれた非常に危険な桟橋・青野渡から
人や馬が頻繁に落ちて亡くなることを目の当たりにしました。

これをとても哀んで、この陸道の掘削を思いついたそうです。
それから約30年の歳月をかけて完成させました。
いやはや、スゴイ。

開通した当時、通行人から通行料を徴収したらしく、
日本最古の有料道路とも言われています。
また、菊池寛の小説『恩讐の彼方に』のモデルにもなっています。

などと、駐車場近くの禅海和尚像の解説板にあり、
いざ、洞門へ向かうとすぐに車道の脇に矢印が…。

案内されるがままに進むと、車道の下に真っ暗な洞門がっ!
ここはパワー・スポットなのでしょうか。
かなりマズい雰囲気です。奥は黒くて何も見えません。
ビビリながら進むと、すぐに前後が真っ暗になりました。
手を繋いでそばにいるはずの家族の姿も全く見えません。
あわわわわ。あわわ。あわわわわ。
コワすぎです。
ただならぬ空気を感じたので出口まで一目散に向かいました。
ここはヤバいです。ここはヤバいです。

あとから調べると、そこは旧青の洞門といって、
普段は電球がぶら下がっていて点灯しているはずらしいのですが、
そのときはなぜか点いていませんでした。

ああ、ビックラこいた。
このクソ暑い真夏に、全身から汗がすべてひきました。ハァハァ。

気をとりなおして、先に進み、
一番の名所となっている青の洞門を見て、
またスタコラサッサと車に戻りました。

てなわけで、次へ――。

2010九州<4 耶馬溪って、どこ>

2010年08月13日 | 旅・非日常

夏に家族で九州へ旅をするのは、今年で6回目となります。

ですので、なるべく今まで行ったことのないところを観て周ろう、
というぼんやりとしたシバリを頭において、でもでも、
気に入ったところはまたまた何度も訪れてしまったり。
それはそれでよいとして――。


で、耶馬溪。初めて訪れました。
特にガイドなども調べずに漠然と車を走らせていると、
いたるところに耶馬渓らしきイメージの景観があります。

いったいどこがメインの耶馬溪なんだろう、と思いつつ、
あとから調べたらかなり広範囲に、
ここそこにあるものだったとわかりました。

とりあえず、青の洞門を観てみよう、と車を停めました。
そこは山国川の流れに面した競秀峰というところでした。

おお、素晴らしい。
到着したのが夕方でしたので、人も少なく、
日常生活とは程遠い心地よさを満喫しました。

2010九州<3 山国川源流河川プール>

2010年08月12日 | 旅・非日常

豊前国分寺跡から山間部へ入りました。
道中の景観がまたコレ素晴らしいのですよ。

この日は特に目的を定めずにいたので、
ところどころで道草をしながら車を走らせると、
おや、まあ、川で泳いでいる地元の子どもたちの多いこと。
すごく楽しそう。

すると、「河川プール」の板看板が目に入り、
案内されるがままに車を停めると、なんとまあ、よい感じのところ。

なわけで、早速娘たちは水着に着替えて泳ぎまくり。


ここは、大分県中津市山国町にある
山国川源流河川プール。ヤァヤァ素晴らしい。

河川プールなぞ、関東地方ではほとんどみられませんが、
九州地方、特に大分県には多いみたいですね。
水が豊富できれいだからなのでしょう。

大自然に囲まれて、ゆったりした時間を過ごしました。

2010九州<1 豊前国分寺跡>

2010年08月12日 | 旅・非日常

関門橋を渡って、東九州自動車道の苅田北九州空港ICを降り、
行橋の町で給油、英彦山へ向かって国道を走るとすぐにありました。

朝は雲が多かったのですが、みるみるうちに青空が広がり、
どこに隠れてもお日さまからは逃れられないほどのカンカン照りになりました。

それにしても、横浜から九州まで、
高速道路の料金が2千円弱というのは助かります。


さて、この豊前国分寺跡。
福岡県京都郡みやこ町にあります。

奈良時代の初期に聖武天皇が、疫病・不作・反乱・災害などの
社会不安を鎮めるために「国分寺建立の詔」をだしました。

国ごとに僧寺と尼寺を置き、僧寺には七重塔の建立と20人の僧の配置、
尼寺には10人の尼を置くことを定めたのです。
この豊前国分寺も、この時期に造られました。

その後、戦国時代末期に大友氏の戦火で焼失しましたが、
約100年後の江戸元禄年間に復興しました。

現在の三重塔は明治28年に建立されたものですが、本来は七重塔でした。
奈良法起寺と並んで、三重塔の高さでは全国一を誇っているそうです。

周辺は史跡公園となっていて、講堂の基壇跡などもあり
とてもよい雰囲気なのですが、いかんせんお日さまの照りが強かったので、
「熱中症には気をつけましょう」「ハイ気をつけます」というやりとりを
アタマの中でぐるぐるぐるぐる繰り返していた次第です。

だからなのかそうでないのか、町に人が歩く姿は全くアリマセン。
こんな日中に外へ出てる奴は死ぬぞ、用心しろ、という
地元の方々の暗黙のメッセージだったのかもしれません。

2010九州<序章>

2010年08月11日 | 旅・非日常

さァ、出発だ! と、
ハリキってバイパスを快走していたら、
ハッと忘れ物に気がついて自宅へ一度戻ることに。

いいのです。心に引っかかることがあってはいけません。
長旅なのですから。

仕切りなおしをして、再び出発したわけなのです。


道中、渋滞箇所は全くありませんでした。

スイスイ・スススイすぎて、
すぎるがゆえ、スピードの出しすぎや
山間部での野生動物との遭遇などに気をつけつつ。


そして、あっちゅうまに壇ノ浦へ到着しました。
関門海峡に架かる関門橋がそびえ立っています。

友人の住む防府市にも立ち寄ろうかと思いましたが、
そういえば、今月末に関東へいらっしゃるんだっけかなあ、とか
考えているうちにICを通過してしまいました(笑

空っぽ

2010年08月10日 | 旅・非日常

社会復帰が困難です(笑

毎年恒例?
いや、今年が最後かもしれません。

九州地方を旅してきました。
9日間、総走行距離約3,600km。

カコクといえばカコクでした。

豊かな自然、素晴らしい方々との触れ合い。
またまた感動の多い日々でした。

しばらく、旅の記録をつづってゆきたいと思います。
お付き合いのほど――。