タンカ 啖呵 ああ短歌

短歌が趣味といってはみるものの、月2首の投稿にもアップアップ!しかし、やめられない!やめたくない!短歌の魅力を探訪!

相聞歌 その2

2005-12-10 23:30:02 | Weblog
「サラダ記念日」を読み返していたら、

相聞歌なべて身に沁むこの夕べ一首残らず丸をつけおり

という歌を見つけました。
俵万智さんは早稲田の国文科の出身で、高校の国語の先生でもありましたので、万葉集などは専門です。でもここでいう「相聞歌」は現代でいう「恋の歌」と解釈できます。

万葉集以降の勅撰和歌集には「相聞」の部立はなくなって「恋」という部立になっていきます。互いに相手の消息を尋ね合う という意味から恋の歌 という性格だけが引き継がれていきます。相聞ときけば 恋の歌ということになっております。
俵さんが○をした相聞歌はどんなものだったのでしょうか?
愛の歌、恋の歌といわずに「相聞歌」と表したことで、味わい深い歌になった一首です。


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