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タンカ 啖呵 ああ短歌

短歌が趣味といってはみるものの、月2首の投稿にもアップアップ!しかし、やめられない!やめたくない!短歌の魅力を探訪!

ゆく河の流れ・・・ 方丈記

2012-11-27 20:19:35 | 短歌・・・拙作から
真面目に再開します。

今年は鴨長明が方丈記を記してから800年なんですって!先週の土曜に開催された しきなみ短歌講師セミナーにてK先生が教えてくださいました。

枕草子・徒然草と並ぶ古典三大随筆・・・なんて古文の授業で習いましたよね。遠い昔に・・・

ひなちなの通っていた中学高校は、日本史などは教科書をあまり使わず、独自の教材を使っていたりと当時ちょっと変わったことをしていたのですが(うん十年たった今は、進学校になろうとゼイゼイしているというウワサ。あのまま独自路線をいけばよかったのに・・)国語の教育も例えば、高校の古典はその中の週の一時間を「枕草子」の精読にあてていたりと、古典を習わないという近頃ということを聞きますと隔世の感もありますね、今思えば、ありがたやらなんやら・・
ということで、「枕」(時間割表は(笑)そう書いていた!) は、なんとなく読んだという自覚はあるのですが、方丈記となると、出だしの、
ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例しなし。世の中にある、人と栖とまたかくのごとし・・・・ わーい!!わーい!! 覚えていたよ!!
を知っているだけ。

こうした暗誦ができた、柔軟な脳みそは今はもうない。カチンコチンの脳みそをほぐすためにも、また読んでみようか・・

とおもって購入したのが これ!


方丈記はとっても短いので・・(K先生のその言葉でその気になりました)あっという間に読めました。徒然草は長そうですが・・

大河ドラマの「平清盛」と時代がかぶっているので、福原遷都なども同時に楽しめました。

さて、本日の本題。

ひなちなが住んでいるのは 東京の下町。深川地区です。江戸期に埋め立てと堀の切削によって作られた町です。
海が近いゼロメートル地帯ですので、堀(川)は潮の満ち引きによってその流れを変えます。

今は昔、この町にお嫁に来たとき、最初に私が口にした言葉が

 ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水じゃん

であったことを思い出しました。科学的にいえば、満ちてきた水は引いていった水とは同じかどうかわからないということでしょうが・・そこは感覚のこととお許しくださいね。

隅田川から中川へ通る 小名木川という人工の川があります。徳川家康が江戸に入って最初に整備した堀です。
現代では遊歩道なども整備され「閘門」という珍しい設備もありまして、なかなか風情もよいです。私にとってもとても愛着のある川でして、そこで詠んだのが下記

         

夕暮れにもどってきた水は角がとれて、丸くなって杭を洗っていきました。

昨夜、我が家の最強「おねえ」が帰宅したとき、「今日は大潮だったのかね?大横川にまったく水がなかったよ」と言っていました。
隅田の川から東京湾にでて、おおらかに遊んでいたのでしょうね! 下町の掘の水たちは!

猛暑が続きます

2010-08-19 11:47:42 | 短歌・・・拙作から



今年のこの暑さはなんだのでしょうね。

猛暑 酷暑・・・・ふうううう やりきれませんね


今朝は東京地方が風がありまして、昨日よりかいくらか、凌ぎやすいです。

上記の歌は、勤めていた時のもの。

片付けたい用事があって、少々早く出勤したときのもの。

たった10分だけの時間であったが、すっきりと定刻をむかえられた。

「ゆうべは暑かったねえ・・・」というなんでもない会話であったが、
すっきりと仕事がかたづけられたこと と普段お話しないような人と会話できたことがさわやかさを生んでくれたのかもしれない。


余裕の美 ということなのでしょうか・・・


写真は「朝の富士山と江の島」です。

この画像のアーティストページはこちら
http://www.photolibrary.jp/profile/artist_9368_1.html すてきな写真ありがとうございます。


暑い暑い暑い

2010-08-16 13:50:15 | 短歌・・・拙作から
残暑お見舞い申し上げます。
というのも白々しいほど、暑いですよね・・・・・

ひなちなは6月末日をもって、会社を辞めました。理由はいろいろありますけど、この猛暑を家で過ごすと、去年までは昼間のこの酷暑は土日以外は、経験しなくてもよいことだったと・・・しみじみと感じております。

退職してから、さああ まってましたとばかりに、家の用事が私を襲ってきまして、なかなかこちらで、カキカキできませんでしたが、ちょっと落ち着いてきましたので、また今日から再開いたします。




訃報がひとつあります。

 京都在住で私もその伸びやかで、おおらかな短歌が大好きだった 河野裕子さんが12日に亡くなりました。 まだ64歳です。 夫君の永田和宏氏とともに現代短歌を牽引されてきました。  次回に私が好きだった河野さんの短歌を紹介していきたいと思っております。




退職に関してまとまって短歌が詠めました。軽やかに退職というものを選択したつもりでおりましたが、やはり心に染み入るあれこれを経験いたしました。 今日はそんな歌を・・・・

















今年の6月で退職をする ということは親しい友人たちには知らせていましたけど、
上司にその旨を伝え、ほんとうに退職というものが決まった帰り道でのこと。
地下鉄の駅からあがって、路地にはいったその時、被さるように香ってきたのがジャスミンでした。
毎日毎日通いなれた道なのに、前日はまったく今までは気が付きませんでした。不思議なほどでした。