goo blog サービス終了のお知らせ 

タンカ 啖呵 ああ短歌

短歌が趣味といってはみるものの、月2首の投稿にもアップアップ!しかし、やめられない!やめたくない!短歌の魅力を探訪!

マッチ「擦る」

2012-12-18 19:02:14 | 短歌・・・歌人の皆様
マッチを近所の島○(このごろ愛称を ●▼ホ というらしい)へ買いに出かけた。

ガスコンロ、ストーブなど、このごろ火種が必要なものでも自動点火方式のものがほとんどで、煙草を吸わない我が家では仏壇のご灯明を灯す時ぐらいしかマッチは使わない。

しかし、ライターというものが私は苦手で上手く点火できない。
ということで、私と86歳の姑は「マッチ」で毎朝、ご灯明をあげる。

いままで、我が家では、お店でもらってきたりしたもので、間に合っていたのだが、ついにその在庫が底をつきそうになり、ホームセンターへ買いにでることと相成った。

しかししかし・・・店のどこを探してもみつからない・・ライターの売り場にいったり、キャンプ用品(炭や薪が売っているからね)にいったりしても・・・ないないない。

で・・・ついに店員さんに聞く。

「あの・・・マッチはどこに置いてありますか?」
への答えは「当店では取り扱っておりません!!!」とぴっしゃり!

ああああ・・・マッチはホームセンターで取り扱う品物ではなくなったわけですね!




今日の歌は寺山修司の代表作のこの歌を・・

この歌の意味は私にはさっぱりとわかりません・・・がとても印象が強烈で、別世界に誘ってくれる歌です。
一回聞いただけで、覚えてしまいました。きっと下句の強烈さにどかーーんt来てしまったのでしょう。
こういう歌は天才だけが詠めるものなのでしょうね・・

で、 マッチ擦るという動作をこのごろの若者は知らないわけですから・・

古典の歌の部類に入ってしまうのでしょうね。


しかし、私は 「つかのま」を「つかのまの海に」と覚えてしまっていました。あわわわ・・・
その誤りがわかったのは
文芸春秋の今月号 創刊90周年記念新年特別号で 「新・百人一首」の特別企画を読んだおかげです。

これ、明治天皇から正岡子規 斉藤茂吉から俵万智 穂村弘まで近代現代の歌人の歌一人一首づつ掲載されています。
これはなかなかありがたい企画です。
その選を岡井隆氏 馬場あき子氏 永田和宏氏 穂村弘氏がしまして、その選考の座談会がなかなか読ませてくれます。

私はその座談の中で 

  ・・・カルタにして声に出して読む、楽しむ ということを考えて選をした・・・

という言葉にどきっとしました。

短歌を愛する皆様!是非お読みくださいね!


余談・・ マッチ、燐寸 と書きます。 「寸」の当て字に明治の人の驚きが見えます!!
我が家のマッチはもう少し大きいホームセンター ●ーナン の仏具売り場にありまして、無事に購入できました。
仏具品??????なんか・・・マッチって!!!


ユーミン!!

2012-12-15 12:40:45 | 短歌・・・歌人の皆様
何年がぶりに CDを買いました。

私は音楽が生活必需品ではなく、車の中でも音楽が流れていなくてもヘイキなタイプ。

イヤホンで音楽を聴きながら歩くなんて、私にとって曲芸に近く、目的地につけることなどないと思ってしまう。

その私がCDを買った。

ユーミンのベストアルバムです。

荒井由実の時代の歌をなつかしく聴いていたら・・・(パソコンで・・)

例えば ルージュの伝言 ・・・ 今ひとり列車に乗ったの・・・

列車か・・・なんかとってもなつかしいヒビキにとろんとしてしまいました。

それから、 中央フリーウェイ (中央ハイウェイ と間違って覚えてしまっている人多いかもですが、フリーウェイです)

の・・・・・・・調布基地を追い越し・・・・

ああ・・・今は伊豆諸島の大島や新島へいく調布飛行場はまだ返還前だったのねえ・・・と時代の流れを思ってしまったわけです。

でも、今の若者たちにも支持されているわけですからね、ユーミンは・・たいした人です。

私のベストは、「真夏の夜の夢」と「春よ来い」です。

  ♪♪淡き光立つ俄雨・・・♪♪今日は誰も家にいないので、今大声でうたっていま^^す。




芳醇な

2010-08-17 22:00:40 | 短歌・・・歌人の皆様
歌人の河野裕子さんが亡くなりました。

64歳という。

はじめて、その短歌を知ったときは、その情感と抒情の芳醇さに驚いたものでありました。
もう10年ほど前になりますが、ある出版社のトーク会に、お話を聞きたくて駆けつけたこともありました。

ファンの一人として、こちらでも作品を掲げたいと思います。

代表作の中から、四首選んでみました。













比較的初期、お若いころの作品ですが、みずみずしい感性の独特な歌いぶりに、くらくらしたものです。

女性短歌のひとつの高みにある作品と、思っております。

ご冥福をお祈りいたします。

合掌