タンカ 啖呵 ああ短歌

短歌が趣味といってはみるものの、月2首の投稿にもアップアップ!しかし、やめられない!やめたくない!短歌の魅力を探訪!

選をした

2013-08-25 08:28:25 | 歌会
去年の9月から、所属している短歌の同人誌の選者というものになった。

この私が・・・というのが一番の驚きで、オイオイ私にできるわけないじゃん!ともちろん思ったわけですが、「互選」ということだと考えて・・・という言葉で引き受けてしまった。

そして、一年!実に楽しかった。恥ずかしながら、毎月、本は配布されども、知り合いや先生方の歌を読んで、あとは各集上位に選ばれたものぐらいしか読んでいなかったことを思い至った。

一番初心者のかたの集だったのですが、その新鮮な感動、拙い表現の一生けん命さにワクワクしてしまっていました。

勉強になったのは、自分は知らず知らず無難な詠み方をしてしまっていたたんだなあ!と気がついたこと。

締め切りになると、毎度マイド歌ができていない!と相も変わらず慌ててドタバタしている私ですが、やっぱり短歌はやめられない!!

マッチ「擦る」

2012-12-18 19:02:14 | 短歌・・・歌人の皆様
マッチを近所の島○(このごろ愛称を ●▼ホ というらしい)へ買いに出かけた。

ガスコンロ、ストーブなど、このごろ火種が必要なものでも自動点火方式のものがほとんどで、煙草を吸わない我が家では仏壇のご灯明を灯す時ぐらいしかマッチは使わない。

しかし、ライターというものが私は苦手で上手く点火できない。
ということで、私と86歳の姑は「マッチ」で毎朝、ご灯明をあげる。

いままで、我が家では、お店でもらってきたりしたもので、間に合っていたのだが、ついにその在庫が底をつきそうになり、ホームセンターへ買いにでることと相成った。

しかししかし・・・店のどこを探してもみつからない・・ライターの売り場にいったり、キャンプ用品(炭や薪が売っているからね)にいったりしても・・・ないないない。

で・・・ついに店員さんに聞く。

「あの・・・マッチはどこに置いてありますか?」
への答えは「当店では取り扱っておりません!!!」とぴっしゃり!

ああああ・・・マッチはホームセンターで取り扱う品物ではなくなったわけですね!




今日の歌は寺山修司の代表作のこの歌を・・

この歌の意味は私にはさっぱりとわかりません・・・がとても印象が強烈で、別世界に誘ってくれる歌です。
一回聞いただけで、覚えてしまいました。きっと下句の強烈さにどかーーんt来てしまったのでしょう。
こういう歌は天才だけが詠めるものなのでしょうね・・

で、 マッチ擦るという動作をこのごろの若者は知らないわけですから・・

古典の歌の部類に入ってしまうのでしょうね。


しかし、私は 「つかのま」を「つかのまの海に」と覚えてしまっていました。あわわわ・・・
その誤りがわかったのは
文芸春秋の今月号 創刊90周年記念新年特別号で 「新・百人一首」の特別企画を読んだおかげです。

これ、明治天皇から正岡子規 斉藤茂吉から俵万智 穂村弘まで近代現代の歌人の歌一人一首づつ掲載されています。
これはなかなかありがたい企画です。
その選を岡井隆氏 馬場あき子氏 永田和宏氏 穂村弘氏がしまして、その選考の座談会がなかなか読ませてくれます。

私はその座談の中で 

  ・・・カルタにして声に出して読む、楽しむ ということを考えて選をした・・・

という言葉にどきっとしました。

短歌を愛する皆様!是非お読みくださいね!


余談・・ マッチ、燐寸 と書きます。 「寸」の当て字に明治の人の驚きが見えます!!
我が家のマッチはもう少し大きいホームセンター ●ーナン の仏具売り場にありまして、無事に購入できました。
仏具品??????なんか・・・マッチって!!!


ユーミン!!

2012-12-15 12:40:45 | 短歌・・・歌人の皆様
何年がぶりに CDを買いました。

私は音楽が生活必需品ではなく、車の中でも音楽が流れていなくてもヘイキなタイプ。

イヤホンで音楽を聴きながら歩くなんて、私にとって曲芸に近く、目的地につけることなどないと思ってしまう。

その私がCDを買った。

ユーミンのベストアルバムです。

荒井由実の時代の歌をなつかしく聴いていたら・・・(パソコンで・・)

例えば ルージュの伝言 ・・・ 今ひとり列車に乗ったの・・・

列車か・・・なんかとってもなつかしいヒビキにとろんとしてしまいました。

それから、 中央フリーウェイ (中央ハイウェイ と間違って覚えてしまっている人多いかもですが、フリーウェイです)

の・・・・・・・調布基地を追い越し・・・・

ああ・・・今は伊豆諸島の大島や新島へいく調布飛行場はまだ返還前だったのねえ・・・と時代の流れを思ってしまったわけです。

でも、今の若者たちにも支持されているわけですからね、ユーミンは・・たいした人です。

私のベストは、「真夏の夜の夢」と「春よ来い」です。

  ♪♪淡き光立つ俄雨・・・♪♪今日は誰も家にいないので、今大声でうたっていま^^す。




ゆく河の流れ・・・ 方丈記

2012-11-27 20:19:35 | 短歌・・・拙作から
真面目に再開します。

今年は鴨長明が方丈記を記してから800年なんですって!先週の土曜に開催された しきなみ短歌講師セミナーにてK先生が教えてくださいました。

枕草子・徒然草と並ぶ古典三大随筆・・・なんて古文の授業で習いましたよね。遠い昔に・・・

ひなちなの通っていた中学高校は、日本史などは教科書をあまり使わず、独自の教材を使っていたりと当時ちょっと変わったことをしていたのですが(うん十年たった今は、進学校になろうとゼイゼイしているというウワサ。あのまま独自路線をいけばよかったのに・・)国語の教育も例えば、高校の古典はその中の週の一時間を「枕草子」の精読にあてていたりと、古典を習わないという近頃ということを聞きますと隔世の感もありますね、今思えば、ありがたやらなんやら・・
ということで、「枕」(時間割表は(笑)そう書いていた!) は、なんとなく読んだという自覚はあるのですが、方丈記となると、出だしの、
ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例しなし。世の中にある、人と栖とまたかくのごとし・・・・ わーい!!わーい!! 覚えていたよ!!
を知っているだけ。

こうした暗誦ができた、柔軟な脳みそは今はもうない。カチンコチンの脳みそをほぐすためにも、また読んでみようか・・

とおもって購入したのが これ!


方丈記はとっても短いので・・(K先生のその言葉でその気になりました)あっという間に読めました。徒然草は長そうですが・・

大河ドラマの「平清盛」と時代がかぶっているので、福原遷都なども同時に楽しめました。

さて、本日の本題。

ひなちなが住んでいるのは 東京の下町。深川地区です。江戸期に埋め立てと堀の切削によって作られた町です。
海が近いゼロメートル地帯ですので、堀(川)は潮の満ち引きによってその流れを変えます。

今は昔、この町にお嫁に来たとき、最初に私が口にした言葉が

 ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水じゃん

であったことを思い出しました。科学的にいえば、満ちてきた水は引いていった水とは同じかどうかわからないということでしょうが・・そこは感覚のこととお許しくださいね。

隅田川から中川へ通る 小名木川という人工の川があります。徳川家康が江戸に入って最初に整備した堀です。
現代では遊歩道なども整備され「閘門」という珍しい設備もありまして、なかなか風情もよいです。私にとってもとても愛着のある川でして、そこで詠んだのが下記

         

夕暮れにもどってきた水は角がとれて、丸くなって杭を洗っていきました。

昨夜、我が家の最強「おねえ」が帰宅したとき、「今日は大潮だったのかね?大横川にまったく水がなかったよ」と言っていました。
隅田の川から東京湾にでて、おおらかに遊んでいたのでしょうね! 下町の掘の水たちは!

ご無沙汰しておりました。ブログ主ひなちなは元気です。

2012-09-19 18:52:25 | 歌なし
皆様! こんばんは!おひさしぶりです。

先回に「復活!!」なんていっておきながら、一年も ホウチしておりました。
それでも閲覧のカウンターはまわっていまして・・・感激しております。

東日本大震災よりこのかた・・我が家にもいろいろなことがありました。

短歌をつくる環境も少し変化してきましたが・・ようやく落ち着いてまいりました。

これから、いままで思いためていたことをちょっとづつ、おしゃべりしていこうと思っています。よろしくお願いいたします。


え・・・・・ 今、上記の文章をうつにあたって 「変化」 へんか とうちこみましたら、「返歌」 とまずは変換されました・・・

なんか・・ちょっと うれしい!!!(短歌愛好者のはしくれの証拠かな???)

復活!!

2011-04-29 21:42:45 | 歌なし

みなさま!お久しぶりです。

東日本大震災で不通になっていた東北新幹線もきょうから復旧しました。

旅ごころがおきるような気持ちではなかった この49日間でしたが、

さわやかな初夏の風にさそわれて、江ノ島へいってきました。

下の写真は 江ノ島名物 生しらす丼です・・

今が旬の しらす  おいしかったですよ

復活第一弾が短歌ではなく「くいもん」で・・・どうもすいません・・・





猛暑が続きます

2010-08-19 11:47:42 | 短歌・・・拙作から



今年のこの暑さはなんだのでしょうね。

猛暑 酷暑・・・・ふうううう やりきれませんね


今朝は東京地方が風がありまして、昨日よりかいくらか、凌ぎやすいです。

上記の歌は、勤めていた時のもの。

片付けたい用事があって、少々早く出勤したときのもの。

たった10分だけの時間であったが、すっきりと定刻をむかえられた。

「ゆうべは暑かったねえ・・・」というなんでもない会話であったが、
すっきりと仕事がかたづけられたこと と普段お話しないような人と会話できたことがさわやかさを生んでくれたのかもしれない。


余裕の美 ということなのでしょうか・・・


写真は「朝の富士山と江の島」です。

この画像のアーティストページはこちら
http://www.photolibrary.jp/profile/artist_9368_1.html すてきな写真ありがとうございます。


芳醇な

2010-08-17 22:00:40 | 短歌・・・歌人の皆様
歌人の河野裕子さんが亡くなりました。

64歳という。

はじめて、その短歌を知ったときは、その情感と抒情の芳醇さに驚いたものでありました。
もう10年ほど前になりますが、ある出版社のトーク会に、お話を聞きたくて駆けつけたこともありました。

ファンの一人として、こちらでも作品を掲げたいと思います。

代表作の中から、四首選んでみました。













比較的初期、お若いころの作品ですが、みずみずしい感性の独特な歌いぶりに、くらくらしたものです。

女性短歌のひとつの高みにある作品と、思っております。

ご冥福をお祈りいたします。

合掌

暑い暑い暑い

2010-08-16 13:50:15 | 短歌・・・拙作から
残暑お見舞い申し上げます。
というのも白々しいほど、暑いですよね・・・・・

ひなちなは6月末日をもって、会社を辞めました。理由はいろいろありますけど、この猛暑を家で過ごすと、去年までは昼間のこの酷暑は土日以外は、経験しなくてもよいことだったと・・・しみじみと感じております。

退職してから、さああ まってましたとばかりに、家の用事が私を襲ってきまして、なかなかこちらで、カキカキできませんでしたが、ちょっと落ち着いてきましたので、また今日から再開いたします。




訃報がひとつあります。

 京都在住で私もその伸びやかで、おおらかな短歌が大好きだった 河野裕子さんが12日に亡くなりました。 まだ64歳です。 夫君の永田和宏氏とともに現代短歌を牽引されてきました。  次回に私が好きだった河野さんの短歌を紹介していきたいと思っております。




退職に関してまとまって短歌が詠めました。軽やかに退職というものを選択したつもりでおりましたが、やはり心に染み入るあれこれを経験いたしました。 今日はそんな歌を・・・・

















今年の6月で退職をする ということは親しい友人たちには知らせていましたけど、
上司にその旨を伝え、ほんとうに退職というものが決まった帰り道でのこと。
地下鉄の駅からあがって、路地にはいったその時、被さるように香ってきたのがジャスミンでした。
毎日毎日通いなれた道なのに、前日はまったく今までは気が付きませんでした。不思議なほどでした。








決勝トーナメント出場決定戦 まもなく キックオフ!!

2010-06-24 19:51:41 | Weblog


上記の写真は

http://www.photolibrary.jp/profile/artist_39353_1.html  SHIN様の作品です。ありがとうございます。

 



リンク先 http://www.photolibrary.jp/