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横浜市都筑区耳鼻咽喉科

南山田(センター北と北山田の間)の耳鼻咽喉科院長のブログ。

福岡県立美術館

2011-06-29 23:57:42 | 絵画・音楽・文学

今日も用事で大分へ・・・向かったのですが、霧のため滑走路を目視できず、大分空港への着陸をあきらめ、飛行機は福岡空港に向かいました。2回着陸をトライしたのですが、結局安全を優先して着陸をやめたパイロットの決断には、敬意を表します。また、これが帰りの便でなくて良かった。大分発羽田行きは、羽田から来た飛行機が折り返すので、大分空港に着陸してくれないと、必然的に羽田行きは欠航になり、今日のうちに戻れなければ、明朝の診療に間に合いませんから。

とは言え、時間のロスは最小限にしたいです。どの方法をとっても、福岡空港から大分まで2時間以上はかかります。航空会社が用意してくれたのは、博多駅までの地下鉄と博多駅から大分駅までのJRの引換券。JRの引換券は、博多駅のみどりの窓口で、乗車券、特急券と交換してもらうとのこと。福岡空港から別府までの高速バスの時間が、ちょうど良かったので、バスで行きたいということを伝えると、JRの引換券の換わりに、現金6000円を渡されました。

今日は予期せず、福岡経由大分行きになってしまったのですが、以前意図して帰省のときに福岡に寄ったことがあります。ある美術館に行きたかったからです。美術館シリーズ番外編、行きたい人は行ってみたい美術館、福岡県立美術館です。

この美術館には、高島野十郎(本名高島弥寿)のコレクションがあるのです。高島は福岡出身で、独学で絵をはじめ、画壇とは全く無縁に、隠者のように生き、認められないまま世を去ったため、孤高の画家と呼ばれていますが、その作品の力には、尋常ではないものがあります。私がこの美術館を訪れたときには、高島の絵の展示室には私ひとりしかおらず、彼の作品群に囲まれて、怖れさえ覚えました。

   

高島は蝋燭を描いた作品をたくさん残しています。そのため蝋燭の画家と呼ばれることがあるそうです。彼の蝋燭の光の妖しさ美しさは、確かに魅力的ですが、それだけなら、ド・ラ・トゥールという先駆者がいます。蝋燭は高島のほんの一部に過ぎません。

 

上は、ド・ラ・トゥールの大工の聖ヨセフ(ルーヴルの膨大な絵画の中でも、目を引く作品です)とマグダラのマリア(メトロポリタン美術館)

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