昨日は、台風なみの暴風雨で、その中を来院してくださった患者さんは大変だったと思います。6時すぎに帰って行ったスタッフは皆無事帰宅したでしょうか。
ベイスターズの本拠地開幕戦も中止になりました。新しい会社となり、熱いぜ中畑監督の人気もあり、せこいぜ戦法の成功でオープン戦の好成績、開幕3連戦の阪神戦の奮闘もあって、入場券もほぼ完売だったとのことで、残念です。昨日は、レジェンド3番勝負と称するイベントの第一弾として、大魔神佐々木投手と、98年優勝時の4番ローズ選手の対決が予定されていましたが、本日に延期され、第2弾の野村投手と3番鈴木尚典選手の対決とともに、行われます。
来日したローズ選手は、新しいチームについて、自分が入団したときも今のチーム同様、若い選手が多かった。皆がともに成長して、数年後には優勝したんだ、と語ったそうです。ローズが牛込さんにスカウトされてベイスターズに入団したのは、優勝の5年前1993年、25歳のときです。現在のヘッドコーチ高木豊選手から2塁手のポジションを奪い、8年間日本で活躍しました。
退団した2000年にもOPS.957と超一流の成績でした。球団がどんどん上がるローズの年棒を払えなくなったというのが、退団の主な理由だったと思います。優勝メンバーの佐々木投手、谷繁捕手などがチームを去るときも、球団は引き止めることをしませんでした。なのに、当時の球団幹部が、ローズは性格的に問題があるから契約しない、と事実とは異なるを発言し、ファンは悲しい思いをしたものです。彼も、心残りだったと思います。
その彼が、チームのレジェンドとして、新球団の本拠地開幕に招かれます。ファンにとっても、嬉しいことですが、本人も喜んでいるでしょう。ローズ選手は、優勝当時の権藤監督を最高のボスと呼んで、権藤さんが監督である限り、ベイスターズを辞めることはない公言していましたが、実際権藤監督の退任と同時に、彼も退団しました。昨夜は、今は中日の投手コーチである権藤さんとも再会できたようです。
ローズの入団した1993年に既にレギュラーだった、進藤達哉遊撃手が23歳、石井啄郎三塁手が22歳、谷繁捕手が22歳。同年入団した佐伯外野手が22歳、2年後にレギュラーとなる鈴木尚典選手が20歳で、本当に若いチームでした。このチームが5年後には、優勝したのです。
なお、優勝時の先発3本柱は、今日のレジェンド3番勝負第二弾に登場する野村投手と、今も現役の番長三浦投手、そして斎藤隆投手の3人でした。明日第三弾は、斎藤明夫投手と今は相手チーム中日の捕手である谷繁選手の対決です。斎藤明夫投手だけ世代が違い、優勝時の投手コーチでしたが、斎藤つながりで、斎藤隆投手の代役なのかも知れません。斎藤隆投手を呼びたくても、今年もダイヤモンドバックスで開幕を迎えようとする、現役ばりばりのメジャーリーガーですので、それはできませんから。