障害者とともに...

障害児(者)福祉についての私的な考えをつづります。

生活作り

2005年11月04日 13時45分22秒 | 井戸端会議室
自立支援法→名前は立派!しかし負担増!

障害を持つ仲間たちの自立生活作りを考える時に
外せなくなってしまったこの法律をどう利用していいのか悩むところである。

全容が明らかになるまでは、まだまだ時間がかかりそうなのだが、
障害者にとって特にこれまでも自立した生活を送ってこられた方には
負担が増えることが必至となりそうである。

グループホームからアパート暮らしを始めた方もそのようだ
仕事をはじめて余裕はないが、アパート暮らしを始めた方も、
今回の自立支援法ができたことで、またグループホームに戻らなくてはいけなくなる
月6万近い家賃を払うと、支援サービスの自己負担で、所得のほとんどがなくなって
しまう。

自立生活の形をどう規定するのかが難しいところだが・・・
(僕は、「脱施設」を主張する立場ではないです。)
グループホームや入所施設のあり方を考えるべきである。

そして、それらの入所型の施設での自立の意味を見直さなくてはいけない。
今回の自立支援法では、サービスを受けるのに1割の負担がかかる。
ということは、よく言われることでもあるし、僕も主張してきたところだが
生活するために、生きていくためにお金がかかるということになる。
つまり、お金がないと支援サービスが受けられなくなり、生活もできなくなってしまう。
それならば、入所型の施設等で、家賃とか食費とかをなるべく軽減・または
一緒に暮らす仲間たちと分け合うことで、支援サービスに使えるお金が残る・・。
そういうことなのか?
入所型の施設ではどれだけ自立生活をプライバシーを守ることができるのかが
課題になるだろう。