障害者とともに...

障害児(者)福祉についての私的な考えをつづります。

ちょっと雑談(1) ~僕の好きな歌~sideA

2004年08月31日 00時26分44秒 | 井戸端会議室
 今回の記事は、ちょっと息抜き、雑談です。
僕は、3年ほど前まで車で通勤していました。通勤中はいつもFM大阪の番組を聴いていました。そのときは新曲にも敏感だったのですが、今はちょっとだけうとくなってしまいました。
  それはさておき、そのとき聞いていた曲で好きなものはブルーハーツの青空です。仕事で行き詰ったり、かかわっている仲間の事で悩んだり...そんな時にこの曲を聴くとすごく元気になります。
 仲間たちと一緒に「作業所」と言うバスに乗って、せいえつながら僕が運転手(?!)で、あっちに、こっちになんてみんなでわいわい言いながら、いろんなところに行く。障害がどうだとかそんな事関係なく、みんながこのバスに乗って、また明日に向かって走っていく!
 ほんと元気になります。今、台風が来ていて、すごい風と雨だけど、この曲のように青空になって明日もゲンキに行きたいものです。

実践日誌 (6)~集団と孤独~

2004年08月27日 01時07分16秒 | 実践日報
 僕らの作業所は、集団で仕事をする場所です。一緒に働く仲間がいて、一緒に生活する仲間がいる。そんなところなのです。
 自閉的傾向のある僕らの仲間は、よく人と接するのが苦手だとか言います。だからって自らの心を閉ざしてしまっているのでしょうか?僕の印象は違います。僕たちが人とコミュニケーションをする場を提供するときに、彼らに課題があるだけでなく、場を提供する僕らにも問題はないのか?そう思います。そして、彼らは彼らなりのコミュニケーションの方法があるのだと思います。
 だから僕は、本当にいろんなコミュニケーションの手段があって、自分を表現できる場があるような集団作りを考えています。そして時には一人になりたいときもあるでしょう。それが「あの人は、一人で~するのが好きやから…」とかいって、それを理由にして放っておくこともできません。
 正直僕の取り組みは、じれったくて、ハッキリしなくて…と言われ受け入れられないこともあります。でもそれは、自分たちのペースに彼らを当てはめてるだけなんだと疑問に感じます。
 僕の偏見かも知れませんが、彼らは学校を卒業するまでに、いろんな苦労や不安なことをかかえてきているだろうし、これからもどんな困難にぶつかるかもしれません。だからこそ僕はのんびりゆっくり…今の瞬間を楽しく生きていって欲しい。そして一緒に集団として生きてきたい。そう思うんです。

* かなり今回も私的な記事を書いちゃいました。気を悪くされた方もいらっしゃるかと思います。
そんなときもぜひ、コメントください。(乱文乱筆失礼しました。)

実践日誌 (5) ~続けるということ~

2004年08月26日 04時19分34秒 | 自己紹介
 ご無沙汰です。管理人のなみとです。今回の記事のテーマはいろんな意味で「続ける」と言うことを考えたいと思います。シリーズ化できるかな?
 さて、一口に続けると言ってもいろんな場面で使うような気がします。僕自身の仕事の中でもそうです。作業所で働く「仲間」に視点を当てたとき、まず思いつくのは、作業所を続ける!という事が浮かんできます。
 作業所は、仲間たちに対しては日中活動の場であるということは、僕自身は当たり前のように捕らえています。しかし、その活動はとても平凡で、毎日同じことの繰り返しです。毎日同じことの繰り返しが、ひょっとしたら苦痛なのかもしれません。でも僕が思うのは、この「何もない毎日」を続けていくことが“大事なのかもしれない”と、思っているし、それが一番大変なことなんじゃないかと思うことの方が多くなっています。
 この何もない毎日を、続けて行ってはじめて、次のステップに進むための安心できる土台ができるんだと考えます。
 作業所には、いろんな障害を持った仲間が集まってきます。だからこそ、集団の輪に入って平凡な毎日を送ることが、作業所を続けて取り組んでいく取り組みとなるんではないでしょうか?
 「継続は力なり」と言う言葉のように、作業所の中でも力がかなり何が何でも、たとえ仲間が一人だけになっても作業所を続けて行くことがではないでしょうか?

実践日誌 (4) ~平凡な毎日~

2004年08月21日 22時28分09秒 | 実践日報

 作業所での毎日の活動は、朝決まった時間に、みんながやってきて、作業をして、お昼ご飯を食べて、午後からの作業に取り掛かり、同じ時間に帰宅する・・・。そんな何も変わらない毎日なのです。
 そんな中にも、体調の悪い人、今日はちょっと機嫌の悪い人いろんな事が起こる毎日でもあります。
 毎日が平凡で、ほぼ同じように過ぎていく。作業所を続けていくこと、それはそんななんでもない毎日を、仲間と共に過ごすこと…なのかもしれません。
 月に一度は、何かイベントを!そんなことも思って、レクリェーションに出かけたり、何か作ってみたり、カラオケに行ってみたりします。それはそれで、計画を練ったり、支援の体制を考えたり、ボランティアの方にお願いして手伝ってもらったり、いろいろ大変なこともあります。でも、ひょっとすると仲間にとっては、イベントよりも、何事もなく、平凡な毎日を過ごすことのほうが大変なのかもしれません。そして、何か変わったことや、やりたいと思っていることを、かなえようとするのには、この「平凡な毎日」という土台が必要なのだと思います。だから、いろいろイベントを考える前に、この土台をどう作り上げるのかを大事にしていきたいと思います。
 作業所の取り組みは、夢をかなえるための土台を作り上げること…なのかもと僕は思います。


実践日誌 (3) ~種別を乗り越えて~

2004年08月19日 03時45分26秒 | 実践日報
 今回は「障害種別」について少しだけ触れたいと思います。
 障害種別といってもいろいろで、僕がいるところにもいわゆる身体に何らかの障害がある人や、知的な障害がある人など様々な障害の方がいます。
 僕がその方たちと活動する中で、とても歯がゆい気持ちをすることがあるのです。それは、種別によってケアの仕方が違うことまた、どうしても光の当たるところとそうでないところの差が生まれることです。どんな障害があろうとも同じ立場で物事を考え活動したいのですが、どうも上手く行かない。こんなに悔しいことはありません。このことは乗り越えなくてはならない、僕自身の壁となっています。
 活動する空間も、取り組みも分けてしまえば簡単なのかもしれません。しかし、同じ人間として、同じ空間で活動ができるはずだと思います。しかし、この考えはひょっとしたら当事者にとって、すごく重いものなのかもしれない…そう思うと僕自身つらいです。
 今は、何とかやっていけてます。一つの作業をとっても、作業時間ということは、みんなと共有ができます。その中で、個別の対応も考えながら、その作業に対して、個人がどれだけ集団との共感関係を作れるのか…そのための援助は?個人で一つの作業に対する取り組み方は違います。でもその、空間や時間を共感できることも大事なことなのかな~なんて考えます。共感の糸が切れたときが不安なんだろうなぁ~と自分でも感じています。
 種別を乗り越えて、周りにいるすべての仲間と共感・共有できる空間…それも僕たちの作業所の役割なんだろうなぁ…


* 文中に不適切な表現などありましたら、ご指摘ください。乱文、失礼しました。