goo blog サービス終了のお知らせ 

Round & Round The Ring I Go

よもやまブログ。

B-52's

2008-05-07 06:05:06 | 音楽の短い感想
Good StuffB-52'sはリアルタイムには熱心に聴いていたわけではない。もう10年も前だろうか(恐ろしいが、20年前?)、MTVか何かで見て、思ったより面白いな、いつか聴こうと。

先日、アルバム"Good Staff"をたまたま聴いて、これが非常に良くて。
中古CD屋の100円コーナーに置いてありそうな一品だが、なかなかの好盤。
ケイト・ピアソンの、適度にキッチュなボーカル。高音の伸びが生理的に気持ちいい。それとフレッド・シュナイダーのクネクネしたラップ?との絡みもまたいい。
なんとなくワズ・ノット・ワズ的な感じがしたが、プロデューサーを見たら、本当にドン・ワズでびっくり。ドン・ワズはプロデューサーとしては硬派で、こういうバブルガムっぽい仕事って私は他では知らない。

バブルガムっぽくはあるけれど、基本はちゃんとしたバンド・サウンド。ドラム、ギターは思ったよりハード。効果音・シーケンサーの使い方や、メロディーとコーラスの展開も考えられる限りのアイディアを惜しみなく投入されていて、「もしかして、これぞ大人の仕事?」と、聴いていて少し感動。

92年の作品なんで、その時代の音という部分もあるかな。思わず同時期のダーリン・バッズやフリッパーズ・ギターなんかを久々に聴いてしまいました。私の中にはこれらは共通した音を持っているんだけど。当時、マンチェスターの余波を受けて、ギミックとしてのバンド・サウンドが結構流行ったんだよね。



↑そのB-52's、最近なんと16年ぶりのアルバムを出したとのこと。メンバーが一人復活。上のサイトでは新作のビデオクリップも見ることが出来ます。なんらテイストは変わっていなくて笑いました。



別にファンでも何でもないが

2008-02-23 04:57:57 | 音楽の短い感想
ティファニーiTunesでビートルズのカバーソングの一覧を見渡していて、ふと「そういや、ティファニーって"I saw her standing there"のカバーやっていたな」と思い出す。
歌詞を"I saw him standing there"と変えて歌っていた。

欧米人は(大きな括りだが)性別を歌手側から揃えないと気持ち悪いらしく、ビートルズも"To know him is to love him"を"her"に変えて歌っている。日本人はそこら辺は頓着がないというか、むしろ男性演歌歌手が「女歌」を女性になりきって切々と歌い上げたりする。

ここら辺、日本語は元々人称使用がいい加減なことが影響しているのか。それともキリスト教社会ほど同姓愛に対するタブーがないせいかのか。それとも「歌」というモノに対する認識の違いなのか。欧米人は歌をよりシアトリカルにとらえているような気もする。

ともかく、ファンでも何でもないが、ふとティファニーって今どうしてんだ?と思い検索してみたら、ん~、年食ってた(笑)。まあ、年食って当たり前だが、あまりに久しぶりに見た姿には「え?これが?うそでしょ?」と軽く衝撃を覚える。

www.TIFFANY.org -- An Online Fan Club
http://www.tiffany.org/pix/

当時から特にかわいいという感じもなく、日本では大して人気もなかった。一方ベストヒットUSAを通じて伝わってくるアメリカ人の熱狂ぶりはほとんど社会現象的な感じで、次々売り上げ記録を塗り替えていたように記憶している。

"I saw him stadning there"を歌っていた当時、多分彼女は14、5歳。すらっと背が高かったのであんまり感じなかったけど、一種の「子役」だったんだろうな。
その後プレイボーイ誌でヌードになったり色々あったようです。

"I saw him stadning there"収録のファーストアルバムは、アマゾン・マーケット・プレイス最安値が現在64円。いくらなんでも安すぎだろ。と言うか、なら、くれ。街でばらまけ。

そういや、デビー・ギブソンってどうしているんだろう…。



Mcfly

2007-12-14 07:09:31 | 音楽の短い感想
Mcfly "Baby's Coming Back"

</object>

マクフライはちょっと前に、アルバム"Motion In The Ocean"を聴いて、「お、いいね」ってな感じで。なんか若者が衒いもなくャbプでエネルギッシュなロックをやっているなと。なんつーか、グリーン・デイとかボンジョビとか適当に聴いて育った、たまたま才能がある連中が割となにも考えないで音楽やっている印象というか。最初イギリス人だと思わなかった。(アメリカかカナダかなと)

特に一曲目のWe Are The Youngは名曲。途中にコーラスが加わってくるあたりからの疾走感がたまらず、何度も聞き返した。
何度か聴いているうちに気になりだした。そう、コーラスなのですよ。基本的には普通のロックで、コーラス部分はなくても曲としては成立している。でも、わざわざそれを加えているセンスが、ちょっと普通の若者たちではないなと。

で、アルバムを遡って、"Just My Luck"を聴いてみた。I Wanna Hold Youという曲で結構びっくり。ちょっとFratellisというか、若干のロカビリー臭のする忙しいロックナンバーなのだが、途中からフィル・スペクターにかぶれていた頃のジョン・レノンばりのストリングスが入ってくるw なんでもありだな~、と。全体的に嫌みでないのもいい。

で、ついさっき知ったのだが、この人達、ジェリーフィッシュのBaby's Coming Backのカバーをシングルとして出しているのだね。(アルバムには入っていない)

アルバム"Motion In The Ocean"の中でもクイーンのDon't Stop Me Nowをやっていて、「変なやつらだな~」と思っていたけど、やっぱりそういう人種ではあるんだね。

ただ、Baby's Coming BackにしてもDon't Stop Me Nowにしても、特に批評性らしきものは感じられなくて、ただ好きだからそのままやっちゃいました!みたいなノリだ。
今んとこ、それが許されるキャラだと思います。

新★★★ L

2007-01-27 05:59:01 | 音楽の短い感想
Circus・Lenny Kravitz "Thin Ice"

アルバム"Circus"より。
このアルバムは「ロケンローイズデッ~」な非常にしょぼい印象だったが、この曲は地味ながらいいんではないでしょうか。
ドタバタした生々しいドラムなんか素敵。

このアルバムを聴いたとき、「おりょ、レニー・クラヴィッツってこのまま消えちゃうかもな」と思ったものです。しかし、徐々にサウンドをマイナーチェンジしてしっかり今日に至っている。ドラムの方もアルバム毎に上達している。なんか、ロケンローとは大分遠い、努力の人という気もする。


・Living Colour "Operation Mind Control"

アルバム"Operation Mind Control"より。
リヴィング・カラーのアルバムは割りと最近になって大体聴いた。
彼らが一応勢いのあった80年代デビュー当初、ベストヒットUSAかなんかでちょっとは音は聴いていた。「う~ん、全然ピンと来ないな」と思っていたのですが、改めて聴いてみてもピンと来ませんでした。
なんか、気になる音ではあるんだけど、あんまり面白くないんだよね。
でも、この曲は彼らにしてはキャッチーでいいんではないかと。
サウンドもゴツゴツした「インダストリアル・ハード・ロック」ってな風でかっこいいし。


Electric Honey・Luscious Jackson "Devotion"

ルシャス・ジャクソンのアルバムはどれも好きだけど、冷静に聴くとシングル以外の曲は結構たるい気もする(それでも嫌いではないけれど)。
この曲は例えば"Here"みたいなロケット・シングル風ではないけれど、かなりキャッチー。丁寧な作りですなぁ。最後もっとしつこくリフレインしても良さそうなもんだけど、あっさり終わるところが逆に印象的。

ルシャス・ジャクソンの活動の詳細は知らないのだけれど(知っている人、教えてください)、99年を最後にアルバムを発表しておらず、非常に残念。
ガールズ・グループの宿命なのかも知れないが、彼女たちにはしつこく続けてもらいたかったなぁ。
プロモーション的理由で活動を停止したのなら非常に残念。大損失ですわ。(同様なことはチボ・マットにも思います)




新★★★ E→J

2006-12-21 07:18:44 | 音楽の短い感想
On the Third Day・Electric Light Orchestra "Ma-Ma-Ma Belle"
アルバム"On The Third Day"より。
ロイ・ウッドが抜けた後のELOのはずなんだけど、ジェフ・リンに生霊が取り憑いちゃったみたい。
ここら辺の彼らの関係性はちょっと不思議だよね。
そういえば、彼らがお互い事を語っているインタビューって読んだことない。(知っている方、教えてください)


・Elliott Smith "No Name #5"
アルバム"Either/Or"より。
静かで、感動的です。


liege & lief・Fairport Convention "Come All Ye"
アルバム"Liege & Lief"より。まあ、好きな人からしたら言わずもがなな有名曲なんでしょうが。
フェメ[ト・コンベンションは私の音楽の好みからするとフォーク/カントリー色が強すぎるのですが、iPodのシャッフルで突然かかると、ちょっと無視できなくてじっと聴いてしまう感じ。
この曲のサビ、なんだか喜んじゃうんですよね。複雑な音の人達ですな。


You Could Have It So Much Better・Franz Ferdinand "The Fallen" "Do You Want To"
アルバム"You Could Have It So Much Better"より。
ちょっとこの文章の主獅ゥらは外れているかも知れないけれど、新しいものもたまには聴いているぞということでw
特に"The Fallen"は2006年に初めて聴いた曲の中でもっとも気に入りました。熱いです。リズム隊二人がちょっと変わった方々みたいで。
ギター、ベース、ドラムス、楽器の音の良さそのものが迫ってくる非常に希有なバンドだと思います。


・Iveys "See-Saw Grandpa" "Think About The Good Times"
アルバム"Maybe Tomorrow"より。
何を今更のアイビーズだけれど、これらの曲のことは長く忘れていました。
久しぶりにiPodで聴いて、お、いいね~、みたいな。"See-Saw Grandpa"は堅いリズムがカッコイイ。ピート節ですな。後ろで猿みたいに叫んでいるトムもいいですね。
"Think About The Good Times"もモンキーズみたいでいいじゃない。


・James Brown "Got You (I Feel Good)"
コンピ盤"40th Anniversary Collection"より。
JBもシャッフルで突然聴くとぞくぞくするほどカッコイイ。
あんまりアルバムとか追求する気はないですが(笑)。


A Funk Odyssey・Jamiroquai "Feel So Good"
アルバム"A Funk Odyssey"より。
ジャミロクワイも最近になって私の中で株が上がった人で、デビュー後間もなく聴いたときには「スティービー・ワンダーがいるからこいつは要らねぇんじゃないの?」と思っておりました。
久しぶりに新しいアルバムを聴いて、熱くなりました。
ここ数年、漠然と聴きてぇなぁと思っていた音にぴったし。黒人の中でそれを探していたのですが、こんなところにあったのかと。
まあ、デビューの頃に比べてとてつもなく洗練されていてびっくり。いかにも白っぽい手法だとは思うのだけれど、ここまで研ぎ澄ませてしまえば、ステージが一つ上がったようなものでは。
なんとなく、レニー・クラヴィッツを思い出しました。
ジャミロクワイは70's Funk/Disocoが元ネタ。
レニクラは70's Rockが元ネタ。
二人ともかなり身も蓋ものないほど70'sをパクっているわけだけど、どちらもサウンドの趣味の良さは抜群、そして努力家なんですよね。ちゃんと進歩している。
こいつら同一人物で、ロック系をやる時はレニクラ、ファンク系やる時はジャミロクワイと名乗っているんじゃあるまいか?


・Jamiroquai "Black Devil Car"
割と珍しくロック系のアプローチ。それにしても、この人のリフレインの激しさは並じゃないなぁ。「いい加減にしなさい!」


・Jason Falkner "All Gods Creatures"
アルバム"Can You Still Feel"より。
この曲はまあいいんじゃないでしょうか。


トゥエルヴ・アンド・トゥエルヴ・Jeffrey Foskett "A Woman's Laugh" "The Woro Go"
アルバム"Twelve And Twelve"より。
ジェフリー・フォケットもiPodのお陰で再発見した人。
甘いボーカル甘いメロディー。甘い食べ物が好きそうな風貌。
アルバム単位で聴くとあんまりピンと来なかったりするのだけど、上の二曲はかなり好きです。
特に"A Woman's Laugh"はマクガナス・フリントみたいでいいじゃない。


PerverseJesus Jones "The Right Decision"
アルバム"Perverse"より。
不思議なもんで十年越しくらい(もっとか)、ジーザス・ジョーンズ株が私の中で上昇中。
結構パカにしていたんだけどね。あきらかにB級だよなぁ、みたいな。
今でもB級だったとは思うのだけれど、悪くないB級だよね。いや、凄いB級だ。
アルバム単位で"Perverse"を聴いても、「カッコイイ」と思うものね。
マイク・エドワードのボーカルとか、サウンド・センスは明らかにダサいのだけれど、一度受け入れるとクセになる力強さがあるんだよね。
その後の彼らどんな活動をしていたんだか知らないんだけど、元気にやっているんだろうか?