megamiyamaです。
注目されていた「天体ショー」、アイソン彗星が消滅した?そうですが、その意味について、「答え」を見つけた?方がいます。
その方の説によれば
彗星が「太陽への自爆」をするのは、地球などの惑星に 有機物や DNA の素材を運搬するより確実な方法 なのだそうです。
「In Deep」 のokaさんの記事、抜粋・転載させていただきます。
生命の運搬に「太陽を利用する」ために自爆する彗星たち
アイソン彗星は太陽付近で崩壊したのですが、そこで撒き散らされた彗星の核の有機物は宇宙空間に撒き散らされ、そして、すぐに太陽風などによって太陽系の各惑星に運ばれるはずです。
地球にも。
太陽に接近して崩壊する彗星がどうしてそこで崩壊するのか・・・と考えているうちに、「驚異的なスピードと拡大範囲を持つ太陽風」のことを思ったのでした。
たとえば、太陽で発生した CME は、地球までのあの距離を「数十時間」という非常に早い時間で地球まで到達するわけですけれど、太陽風にはその速度がある上に、太陽系全域に影響を持つ。これは、生命の運搬には最適なものかもしれないとか思います。
サングレーザー(太陽接近型の彗星)が次々と太陽近辺の CME の中で崩壊していく(あるいはもともと、そういう熱崩壊をするメカニズムで彗星が組成されている)のはそういうことだと今回ふと思いました。
これはパンスペルミア説の話の範疇ですが、過去記事の、
・消滅したエレニン彗星:そして、彗星の存在の意味
2011年08月31日
の中で、米国 CNN で報道された、2001年に行われたカリフォルニア大学の研究チームの実験の結果の報道を抜粋しています。
しかし、これだと、「生命を運搬するために、惑星に彗星が衝突しなければ有機物が運搬されない」ということになってしまう。巨大な彗星の衝突など、たとえば地球では何万年、何十万年に一度という滅多にない出来事です。
彗星の有機物の運搬と拡散の方法はそれだけではなく、たとえば、地球などの惑星に有機物や DNA の素材を運搬するもっと「確実」な方法が何かあるのではないかと思っていました。
それが「これだ」と今回思ったのです。
つまり、太陽の力を利用すればいいだけだと今回初めて気づきました。
太陽は太陽系全体へと「影響を波及させる」実際の力学的な原動力を持っている。だから、生命の素材が氷の核にある彗星は「どうせ壊れるなら、なるべく太陽の近くで壊れたほうがいい」ということなのだと。
そこで彗星は自爆して死ぬことにより、太陽系に新しい生命の素材を拡散させていく。
そして、これは他のすべての恒星系で同じことが行われているのだと思います。
他のどこの「太陽系」も形はほとんど同じですからね。
下は、2012年1月に、 NASA の探査機ケプラーが新たに特定した26個の「他の太陽系」です。私たちの太陽系以外の太陽系もほとんど同じ恒星システムであることがわかります。
▲ 過去記事「さよならケプラー: ありがとうありがとう、本当にありがとう」より。
その彗星による「生命の拡散」のシステムとサイクルが宇宙全体の恒星系で永遠に続いているのだということに気づかされてくれたアイソン彗星は、やはり少なくとも私にとっては特別な存在だったといえそうです。