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北朝鮮はなぜ日本海に向けてミサイルを撃つのか 

2016-03-17 22:01:10 | 桜 咲久也

 

北朝鮮はなぜ日本海に向けてミサイルを撃つのか 

小名木善行 ねずさんの ひとりごとさんより

http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-2951.html

20160311 米空母


北朝鮮はなぜ日本海に向けてミサイルを撃つのか。
これは、北朝鮮の立場からすれば当然のことなのです。
別に北朝鮮を擁護しているのではありません。
朝鮮戦争(1950-1953)は、終わっていないのです。

なるほど朝鮮戦争は、昭和28(1953)年7月に、北朝鮮と米国との間で38度線を暫定的な国境線とするということで
「休戦協定」が結ばれましたが、これはあくまでも「休戦」であって、戦争が終わったわけではありません。

戦争というのは交戦してドンパチすることだけではありません。
戦争終結のためには、当事国同士での平和条約が必要で、それがなされていない以上、戦争状態は継続します。

戦争には戦争当事国があります。
これは、味方国と敵国とに二分されます。
その他に中立国があります。

戦争には、敵か味方か中立かの3つしか区別はありません。
そして日本は中立国ではありません。
なぜなら日本は連合軍である米軍に基地提供しています。
日本が中立国なら、基地も武器もお金も食料も提供してはなりません。
日本がそうでないということは、日本は間違いなく戦争当事国です。
 
 
つまり日本は、北朝鮮から見たら明らかに敵国であり、戦争当事国だということです。
そして朝鮮戦争は、目下休戦中であり、戦争は終わっていません。
つまり、日本は、北朝鮮との間で、戦争中です。

このことは、日本が平和を望んでいるとか、憲法9条があるとか、一切関係ありません。
平和を望んでいるのは相手国も同じですし、その相手国にどのような憲法や法律があろうか、
戦争の相手国にはまったく関係のないことです。
現実に戦争状態にあるのかないのか、それとも中立国なのか。
中立国でないのなら、敵なのか味方なのか。
敵ならば、戦争当事国であり、それ以外のポジションはありません。

つまり日本は、日本人や日本国政府が望むと望まざるとに関わらず、
現実の国際法下において、北朝鮮と目下戦争中なのです。
ただし、その戦争は、ドンパチについては、目下休戦中です。
休戦中ですから、直接、北朝鮮からのミサイルが日本本土に飛んで来ることはありません。
しかし、休戦中であるということは、いつ再び戦端が開かれてもおかしくはないわけで、
そのために北朝鮮は当然のごとく、いつドンパチが起きても良いように、入念に準備をするわけです。
そしてその相手国には、当然のことながら、中立国でなく、戦争相手国である日本もターゲットに含まれます。

こうした北朝鮮との戦争状態について、まったくお花畑でいるのは、日本人くらいなもので、
現実には、日本に自衛隊があり、米軍基地があることが、ドンパチの抑止効果となっているだけの状態にあります。

そういうことをちゃんと理解しておけば、北朝鮮の工作員が日本国内で好き放題に工作活動を行うことに対して、
日本国政府が何もしない、メディアが何の問題意識も持ち合わせない、大学の政治学の教授が、
何も問題意識を持たないでいるということが、いかに馬鹿げた状態かということが理解できようかと思います。

なぜなら、いったんドンパチが起これば、日本国内の多くの大都市が火の海となることは目に見えて明らかだからです。
それだけではなく、中共が北朝鮮に呼応して、戦闘勃発と同時に、自国の安全保障のためにと東シナ海の
海上封鎖を行えば、その瞬間から日本国内には石油がなくなります。
およそ一週間で、日本国内では、(原発が停止して火力発電に頼っていることもあって)
まず、電力が止まり、ガソリンスタンドでのガソリンの販売が停止することになります。
このことが、どれだけ大きな経済的被害を生むのか、考えただけでも恐ろしいことですが、
戦闘再開となれば、それだけではなくて、日本国内にミサイルが撃ち込まれることにもなるのです。

そのような事態になることは、おそらく日本人なら誰も望まないと思います。
だからこそ、米国は、自国にミサイルが撃ち込まれたり、自国の本土が戦場になることがないように、
自国から遠くはなれたところに基地を置いて、国の防衛を図っています。

ところが日本は、日本国憲法上、あくまでも日本本土が戦場となったときにしか、自衛隊の出動ができないことになっています。
これは、自国の本土を戦場にしようという発想であって、
自国内が戦場となることをむしろ希望している憲法ということになります。

だからこそ集団的自衛権、ということになるのですが、
これを戦争法案だと馬鹿げた批判をしている政党や、日本国内に住む外国人がいます。
馬鹿げています。
日本は、すくなくとも、北朝鮮とは「戦争中」、もっといえば、目下「戦時下」にあるのです。
戦時下にありながら、戦争法案に反対するということは、降伏しろと言っているに等しいことです。

ここまで書いたので、もうひとつ添えておきます。

「日本は独立国」か、という問題です。
なるほど昭和27年のサンフランシスコ平和条約の締結によって、日本と連合国との戦争は、
形式的には終結しました。
けれど、日本には米軍基地があり、そして占領統治下に押し付けられた日本国憲法という名の
占領統治用の日本人服務規程が、そのまま生き残っています。
ということは、日本は、実質的には、いまだ占領下にあるということです。

占領下にあるということは、戦時中だということであり、いまだ、戦争は終わっていない状況にあるということになります。
この状態を終わらせ、日本が形式的だけでなく、実質的にも独立国となること。
そして、国土の安全保障を、自らの手でキチンと執り行えるようになることが、本来、いちばん必要なことです。

ただ、おもしろいことがひとつあります。
日本は、間違いなく、実質的にはいまだに占領下にあるわけです。
ところが、日本の通貨は、ドル、ユーロ、円の中で、もっとも安定した信用のある通貨となっています。
世界の歴史の中で、占領統治下にある国の通貨が、世界に通用する堂々たる通貨となった国というのは、
おそらく、日本の円が、史上初めてのことであろうと思います。

日本は、底知れない強さを持った国です。
しかし、だからといって安全保障を疎かにしたら、日本の平和は失われます。

日本は北朝鮮との間において戦争当事国であると書かせていただきました。
だからといって、いまこの瞬間に、「米軍出てけ―」と言う気は毛頭ありません。
戦時下にある以上、今の時点で米軍に出て行かれたら困ります。
これは「現実」です。

その現実を変更し、未来に向けてわたしたちがどのような国になっていくのか。
どのような生活が望みなのか。
誰も日本が中共や韓国のような道徳観のない国になることなど望んでいないと思います。
ソマリアのような海賊が支配する暴力地域になりたいと思う人もいないと思います。

コソボのように、何百万の人が飢えてやせ細って死んでいく、そんな国にしたいと思う人もいないと思います。
けれど、現実に、そういう国も、いま存在しています。

では日本がどうなりたいのか。
答えはひとつだと思います。
誰もが豊かに、安心して、安全に暮らせる社会です。
 
 
 
 
。転載、させていただいた記事です


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