ゆっくり暮らそう

日々まったりと暮らす主婦のはなし

娘と孫と一緒に亡き父の墓前に

2019-09-25 23:51:41 | 暮らし

先日の日曜日、長女と長女の娘と一緒にお墓参りに行きました。

以前から長女が「じいちゃんのお墓参りに行きたい」と言ってましたが、

なかなか時間や日程が合わず、延び延びにしていました。

長女よりも私の方が行けなかった訳です。気持ちの問題だったのですが・・

今回は思い切って行こうと決め、娘に声をかけると即OKでした。

孫は顔も知らない私の父を、どんな風に思い描いていたでしょう。

そして、もう一つ決心させた事があったのです。

先日、12年間共に生活してきたわんこが去りましたが、

体調が悪くなり、なかなか回復しない中お盆を迎え、

あっという間にお盆が過ぎ、日常が戻ってきた頃、

長女が言いました。

「私、じいちゃんの夢を見た。」と。

どんな風だった?と尋ねると、「別に普通の顔だったけど、四つん這いだった」と言ったのです。

私はピンときました。普通に立っていたなら何も思わなかったでしょうが、

四つん這いとは・・・予感がしたのです。なかなか回復しないわんこの事を思いました。

それから2週間後、夢は現実になったんです。

 

長女は「きっと、わんこはじいちゃんと居るんじゃないかな」と言いました。

そんなこんながあって、その日は父が生きていたら誕生日だったはずの日で。

気持が流れに乗っていて。 お参りできて良かったです。

 

 

 

 

 


四角く冷たい写真に向かう時

2019-09-17 22:24:28 | 暮らし

時のたつのは早いものですね。毎朝、窓を開け外の空気を吸うと自然に涙が流れます。

17日間過ぎてもあの温もりが忘れられません。私の後ろで体をくっ付け眠っていたのですから。

もう・・・あの暖かさを感じる事が出来ません。抱っこして階段を下りて行く事も無くなりました。

可愛いヘソ天が見れません。お腹をさすってあげることもありません。

家族が仕事に行き、留守を守ってきた一人と一匹でしたが、もう私一人になったんですね。

静かです。TVから流れる音だけが部屋に響いています。

四角いガラスの写真立てに、トリミングを終えたばかりの凛とした顔の写真を入れました。

カメラが苦手で正面の顔はなかなか撮らせてくれないのですが、サロンの先生が撮られたもの。

こんなに小さくて冷たい写真でも抱いてしまうのですから。

完全なペットロスです。

PCを開いている間、少し離れたベッドで眠っていたり、水を飲みに行ったり・・・

その感覚がまだ残っています。いないのに、いると勘違い。

いない・・・嘘の様です。  時が埋めてくれるでしょうか。。


12年一緒に暮らしたわんこは空へ

2019-09-05 00:40:02 | 暮らし

暑かった夏、きっと夏バテだと思ってました。

お薬飲めば治ると思ってました。

 

8月の10日頃から、わんこの体調が急に狂いだしました。

前日までは元気でよく食べ、眠っていたわんこが、

その翌日からご飯を食べなくなり、体調は最悪で、眠る回数が多くなっていきました。

病院の薬を飲ませても一向に良くならず、嘔吐と下痢の日々。

点滴しても、注射打っても全く効果が無い。

むしろ体調が悪くなる傾向。

そんな日々を繰り返した3週間。

体調は益々悪化した。日曜日の午後に少し遠くの初めての病院へ連絡を入れ、

駆け込みました。待ってる時間が長く感じて焦りだけを覚えてます。

血液とレントゲンの検査で今まで12年間、一度も言われた事のなかった病気が判明。

甲状腺機能低下症。T4。それに加えて、もうすでに腎不全と心不全を併発していると。。。

入院しても積極的な治療が出来ない状態で、一晩持たないかもしれないと。

それならば連れて帰ろうと思いました。余命はどれほどかと聞いたが「分かりません。一晩かもしれないし、

数日間かもしれない」と。どっちにしても覚悟しなければならないと言われているのでした。

車の中、大きなイビキをかきながらぐったりと抱かれているわんこ。

家に戻りベッドへ降ろしてもそのままで、立っても立てない程弱ってました。

その夜は静かに過ぎていきました。

 

明けた翌日も状態は変わらず、ベッドで眠ったままでした。

そして・・・急に始まった小さな痙攣。徐々に大きなものとなり、1時間後徐々に収まりましたが、

鼓動は弱く小さく今にも消えそうで、近くで息遣いを聞きながら話しかけていました。

涙がどんどん溢れ出します。これで逝けるならまだ良かったのに、

次の痙攣がやってきました。最初から大きく激しい痙攣で、手を握っても声を掛けても

何をしてもなかなか収まらず、時間をみれば1時間半も経過していました。

何故ここまで激しいのか?こんな小さなわんこにここまで苦痛を与える必要があるのかと。。

看取ることがこんなに苦しいものであるとは思いませんでした。辛くて辛くて辛くて。。。

静かに逝けると思っていた私には想像を絶する時間でした。

すると徐々に落ち着いてくるのを感じ、手や体をさすっているところへわんこの飼い主が来たので、

変わって貰ったとほぼ同時に、わんこは低く小さな声で3回唸りました。

「あんたに遅いと怒っているわ」と冗談を言った時、娘は「心臓が動いて無い!」と叫びました。

慌てて胸に手を当てたら、わんこの体が背伸びをするように伸び静かになりました。

すぐにまた伸びをしてそれ以降は全く動く事は無くなりました。

12年の生涯を閉じたわんこ。

その後は家族や兄弟への連絡やセレモニーへの連絡に追われました。

顔をみれば眠っているかのように穏やかで、それが涙を誘いました。