ゆっくり暮らそう

日々まったりと暮らす主婦のはなし

12年一緒に暮らしたわんこは空へ

2019-09-05 00:40:02 | 暮らし

暑かった夏、きっと夏バテだと思ってました。

お薬飲めば治ると思ってました。

 

8月の10日頃から、わんこの体調が急に狂いだしました。

前日までは元気でよく食べ、眠っていたわんこが、

その翌日からご飯を食べなくなり、体調は最悪で、眠る回数が多くなっていきました。

病院の薬を飲ませても一向に良くならず、嘔吐と下痢の日々。

点滴しても、注射打っても全く効果が無い。

むしろ体調が悪くなる傾向。

そんな日々を繰り返した3週間。

体調は益々悪化した。日曜日の午後に少し遠くの初めての病院へ連絡を入れ、

駆け込みました。待ってる時間が長く感じて焦りだけを覚えてます。

血液とレントゲンの検査で今まで12年間、一度も言われた事のなかった病気が判明。

甲状腺機能低下症。T4。それに加えて、もうすでに腎不全と心不全を併発していると。。。

入院しても積極的な治療が出来ない状態で、一晩持たないかもしれないと。

それならば連れて帰ろうと思いました。余命はどれほどかと聞いたが「分かりません。一晩かもしれないし、

数日間かもしれない」と。どっちにしても覚悟しなければならないと言われているのでした。

車の中、大きなイビキをかきながらぐったりと抱かれているわんこ。

家に戻りベッドへ降ろしてもそのままで、立っても立てない程弱ってました。

その夜は静かに過ぎていきました。

 

明けた翌日も状態は変わらず、ベッドで眠ったままでした。

そして・・・急に始まった小さな痙攣。徐々に大きなものとなり、1時間後徐々に収まりましたが、

鼓動は弱く小さく今にも消えそうで、近くで息遣いを聞きながら話しかけていました。

涙がどんどん溢れ出します。これで逝けるならまだ良かったのに、

次の痙攣がやってきました。最初から大きく激しい痙攣で、手を握っても声を掛けても

何をしてもなかなか収まらず、時間をみれば1時間半も経過していました。

何故ここまで激しいのか?こんな小さなわんこにここまで苦痛を与える必要があるのかと。。

看取ることがこんなに苦しいものであるとは思いませんでした。辛くて辛くて辛くて。。。

静かに逝けると思っていた私には想像を絶する時間でした。

すると徐々に落ち着いてくるのを感じ、手や体をさすっているところへわんこの飼い主が来たので、

変わって貰ったとほぼ同時に、わんこは低く小さな声で3回唸りました。

「あんたに遅いと怒っているわ」と冗談を言った時、娘は「心臓が動いて無い!」と叫びました。

慌てて胸に手を当てたら、わんこの体が背伸びをするように伸び静かになりました。

すぐにまた伸びをしてそれ以降は全く動く事は無くなりました。

12年の生涯を閉じたわんこ。

その後は家族や兄弟への連絡やセレモニーへの連絡に追われました。

顔をみれば眠っているかのように穏やかで、それが涙を誘いました。