ゆっくり暮らそう

日々まったりと暮らす主婦のはなし

5月10日入院・23日の退院・そして

2018-06-16 22:23:28 | 暮らし

もう先月の事になりますが、頭の左側に白いモヤっとした影が見つかり入院したのが10日でした。

色々な検査を受けましたが、体のどこにも血栓が散って詰まっている様子は無いと言われそろそろ退院しては?

と言われて、退院前の状態説明を受けました。医師が退院というのも納得できる程、本人も元気でした。

退院の当日は天気も良く,過ごしやすい日で良かったとホットしました。

まさか、それから1週間後に、またしても救急車を呼ぶことになろうとは誰も想像していませんでした。

 

退院と翌日から、ごく普通に朝を迎え、ちょっと遅い朝ご飯を食べ、薬を飲む。

わんこと一緒に近所をゆっくり散歩し、好きなアイスをおやつに食べ、TVを見ながら過ごす。

お昼はお腹が苦しいから入らないと言う。でも、小さい乳酸菌飲料や甘いお菓子は口にする。

昼からは長い時間を椅子に座ったり、正座をしたり、足を延ばしたりしながら過ごすが、

ベッドで休もうとはしない事がちょっと気にはなっていた。時にはお風呂タイムとなった。

夕方はまたわんことノロノロ散歩。決して無理はしていないんですよ。

そんな母でも私から見れば十分に病人でした。顔色は青白く、座ればジッと動かない。

暑くても全く暑いとは思わないと言って、フリースのパジャマを着ていました。

勿論、家の中は寒かったのですが、「フリースは無いでしょ。」と母に言ったら、「そんなこと無い」と言いました。

歩いてる姿も完全に病人でした。が、近所の人に「元気そうに歩いてますねぇ」と言われて戸惑う母でした。

そして、5月30日(水)の5時半ごろのこと、

私とわんこは2階に寝ているのですが、部屋のドアの外から声がするのに気が付きました。

私を呼ぶ母の声でした。苦しそうにあえぐような息遣いで、背中と胸が痛いと。

よく2階まで上がって来れたものです。必死だったんだと思いました。

聞けば5時頃から急に胸痛と背部痛が出て、息がしにくく苦しいと。

急いで下へ降ろし、ソファーにもたれ掛かって苦しむ姿にすぐに救急車を呼びました。

搬送され検査の結果、下行大動脈解離でした。ですが、血栓で解離が埋まってきている状態で、

手術はせず、そのまま状態を見る事になりました。しかし、破裂の危機は常にあるので状態に応じては

手術なるとのことでした。貧血がある母は輸血が必要になる場合があるからとも。

CCUでの数日中、もしもの事を考え、携帯は頭の上でスタンバイしていました。

大動脈解離の1型と2型そして大動脈瘤の発見で2回胸を開けてる母には3回目は無理だと言われています。

覚悟しました。今回は本当に。

手術をする方法もあるのですが、後遺症が酷いです。

下半身まひ寝たきり、完全おむつだとか。食事が・・・等など。

医師には手術はしませんと伝えました。

その後、順調?なのか、一般病棟に移り、そろそろ退院してはと言われたそうで。

 

今も気は抜いてはいません。いつ何があっても不思議ではない母の体です。

痩せてあばら骨が浮き出ている胸を見たら、何も言えなくなります。

1歩1歩が小さくなって、弱くなって、それでも頑張らざるを得ない。

見ていて辛いものがあります。

 

そろそろベッドをレンタルしなくては。