東電や政府が、まともな賠償をしてくれず、理不尽だと訴えるのは、相手をマトモな組織で人間だと思っているからだ。大量殺人を何とも思わない犯罪者相手にだったらどうするかを考えて断ち切らなければ、勝ったところで汚染された土地も健康も時間も今まで通りの生活も戻ってこないのは同じ。
持てる人は、その持てる分を能う、与える。そうやって全体を底上げすることではないかと思う。持てる分を能うとは、施しではない、圧倒的な感謝である。やってみるといい。
普段のままの南相馬の方々と、完全全身防護服、手袋も外さず、笑顔で握手した民主党の岡田官房長官(当事)。あの写真を見て、政府の態度に固まった。私達が吠えれば動くだろうは、余りにも楽観的。安倍総理は福島にて「希望を政策にしない」と言った。彼らは、何もしない。これからも。
私は、被害者、原告側の方々が、謝罪を求める気持ち、とても分かるように思う。そして私達も謝らなければならない。そう求める人が自分の前にいるのなら。