ユア・ハイハート、自らの神聖さと共に。

心や魂のこと。生きる勇気と希望。
世界はいつも儚く光に溢れてる。誰もが強くて優しい。No worries, 大丈夫。

もっとも暗くて、冷たい場所から

2013-11-26 21:28:29 | 
私は、世界を、
憎んで、憎んで、憎んで。

いしつか、この手は肩から削がれ、
いつしか、鼓動は早鐘の如く、
いつしか、息はぜいぜいと熱を吐き、
いつしか、増えた背骨はきしきしと痛む。


私は、いつしか、
最も暗い、最も冷たい場所にいた。
深い、深い、深い。
でも、
静かでしかない場所。

聴こえてくる。聴こえてくる。
一つずつ、一つずつ、
決められた時を刻む、滴る音が。

そこには、少しずつ、命を奪っていくかのような、
ねっとりとした寝床しかなくて、

感じるもの、思い出すこと、
すべてが苦痛だった。

なぜ、ここにいなければいけないのかと、
私は、世界を、
憎んで、憎んで、憎んで。

自分を、
嘆いて、嘆いて、嘆いて。



臨界点を超えた。

暗く、冷たい場所に暖を与えるために、火を噴いた。
まとわりつく粘り気を消すために、焼き尽くした。
滴りが、岩を砕いた。

女神カーリーが目覚める。
怒気に目を燃やし、猟奇の匂いに微笑みを。

大地を蹴り、えぐり、踊り、剣を振りかざす。
蔦を、枝を、幹を、切り裂き、引きちぎる。


とてつもない荒々しさと、
暗く、冷たい、深い場所。 
それが、最も純粋な女性エネルギー。
年月の果て、砂に埋もれた金の粒。

伏され、
消され、
捻じれて申し送られ続けたその姿に、
今こそ、最大限の畏敬の念を。


死と再生。破壊と創造。
すべては対の物語。
死がなければ再生もない。破壊がなければ創造はない。

女性は、終わりを受け入れ、新しい命を産む。


そして、水が戻った。





今日も最後まで読んで下さって有難うございました。

今日も、皆さんの健やかで愉しい一日でありますように。


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