取立山からの日の出が、山の右側から左側へと移動しました。
谷で暮らす昔の人々はこの日差しに春の訪れの温もりを感じ
そろそろ、野良仕事の準備に取り掛かった事でしょう。
昨日夕方山内隆行君がようやく玄関迄の除雪を完了。
雪が硬くて手こずっていましたがここにも春の訪れを感じます。
谷の清水のお地蔵様も御姿を現しました。
谷道具博物館の、子供たちが三年かけて作り上げた、古民家をモチーフにした
新館も朝日に輝いています。
お寺の上の秋田君の家も、窓に日が当たり、段々畑の土手も見え始めました。
伊良神社への道は日蔭で残雪が多くあります。
谷隧道の雪も日に日に少なくなって来ています。
昭和37年3月19日だったと思いますが。
勝山市立北谷小中学校の卒業式でした。
在校生代表として読み上げた送辞の中に「滝波川のせせらぎに、校庭の桜木にも
春まだ遠きの感じがしますが、しこうして9ケ年ないし6ケ年、、、、」とありましたが
もう春はそこまでやって来ている感じがします。
昨日の中学卒業生の一人ひとりの感想のことばの中に、中小一環教育の中で
低学年の子たちが、膝の上に載って来る、なついてくれてありがとう。と言う生徒たちが
何人もいましたが、私も北谷小中学校時代3学期の冬季期間学校での寄宿舎生活をした子供たちは
全員が家族、兄弟の様だったと思い出しました。
学業以前の教育、人としての在り方を学ぶことの大切さ、この時代だからこそ
大切な事だと強く思えます。