炭酸ガスレーザー
昨年末でしたか??
いつだったか忘れましたが、ウチもこういう炭酸ガスレーザーを導入していました。
普段からあるのが当たり前すぎる状況になったため、触れるの忘れていました(^^;
このレーザーは「水」と反応します。
ですので身体の硬い歯や骨よりも
「歯肉」や「皮膚」
に有効です。
用途は「止血」「蒸散」といった創傷の治癒。そして「切開」があります。
血が止まりにくいことは時おりあるものです。
ですが、出血点を見つけ、ジュッ。と。
止血完了です。
止血と共に血液凝固もある程度可能です。
蒸散は、歯肉炎に効きます。
もちろん最重要は歯ブラシと歯石取りといった環境ですが。
そして「切開」
メスで切るのに比べ、出血しにくい傾向があります。
血液を凝固してくれるからです。
レーザーにはさまざまな種類がありますが、
ウチでは
・軟組織に有効な炭酸ガスレーザー
・軟組織、硬組織の両方に有効なYagレーザー
を揃えています。
ただ、私も含め、ウチの先生はレーザーに頼ることはありません。
「頼る」ではなく「利用している」のです。
それは、難しい技術よりも、基本的な手技を大切にしているからです。
歯科の臨床の90%は基本的な知識、技術で網羅できます。
しかし、10%は、多少なりとも高度な技術と設備が必要です。
時おり使う道具ですが、幅広い臨床に少しでもお役に立てれば光栄ですね(^^)
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