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【景勝地】《北海道調査旅行報告 その5》洞爺湖八景のひとつ 湖面に浮かぶように建つ浮見堂@北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町

2023-06-01 10:00:00 | 旅行・史跡・観光名所
続いて岩屋観音より10分ほどにある風光明媚な洞爺湖八景のひとつ「浮見堂公園」の紹介です。
洞爺湖の北西岸にある浮見堂公園 
その風光明媚な景観から人気の観光スポットになっています。

洞爺湖畔より張り出した岬の先にある二重の塔が「浮見堂」です。
昔、一人の僧侶が旅の途中で、当時、旧洞爺村屈指のある資産家に宿を乞い、ちょうど1ヶ月ほどたった。 ある日、その僧侶が肌身離さず持っている聖徳太子の像を主人に「大事に祀ってくれたらこの土地はは必ず産業が栄え、豊かな村になる」と贈り、大変喜んだ主人は、大事に祀ることを約束しました。この像が、浮見堂に祀られている聖徳太子本尊です。 
 解説(クリックして拡大)

浮見堂聖徳太子像の沿革
大正の始め、北国行脚の旅の僧が聖徳太子像を背にして洞爺村を訪れ、市街の松橋亭にしばらく逗留したのち旅 僧曰く「この太子像を大切に祀れば産業は栄え豊かな村 になるであろう」 と言い残し太子像を託して村を去った。 その後松橋家は転出し、 太子像は法昭寺に祀られていたが、住民の発願によって、 昭和12年に二重塔 『浮見堂』を建立し安置され毎年7月下旬、 聖徳太子祭が催されている。 その浮見堂は平成15年10月18日夕刻、 落雷の直撃を受け、 太子像もろとも焼失してしまいました。
太子像が住民の身代わりになられたものと住民有志が立 ち上がり浮見堂再建期成会を設立、 村内外の多くの方々 から心温まるご協賛をいただき、 平成16年7月太子像と 浮見堂が見事に復元再建された。
                 洞爺観光協会 洞爺村浮見堂再建期成会



浮見堂内にある聖徳太子像
顔かたちは我々が知る幼き頃のお姿です。湖畔から眺める景色は、まさに絶景です。
大島・弁天島・観音島・饅頭島の4つの島からなる 中島

活火山の有珠山(左端)
最近では、2000年3月にも噴火していますが1977年の噴火では甚大な被害をもたらしました。
(撮影:2004年8月)
《☞北海道調査旅行報告 その6》へ続きます。
お断り:2004年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので、訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
【マップ】


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2 コメント

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Unknown (umaonaosora3104)
2023-06-01 21:51:26
洞爺湖にも行かれたのですね。太子像が焼失してしまったのは残念です。雷で焼けてしまうこともあるのですね。新しい像はふくよかで、幼い聖徳太子の特徴をよく捉えています。次回はどんな不思議スポットでしょうか。
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Unknown (ruribo)
2023-06-02 07:12:40
いつもコメントありがとうございます。

こんな辺境の地に、中央の首謀者だった太子像が祀られているのか不思議だったのですが、調べて分かったことは直接この地に関りがあったという訳では無く、そもそも何処かの寺で「商いの神様として庶民に崇拝されている聖徳太子を祀った」のが発端であって、それにあやかり札幌などでは「聖徳太子」と言うそのままの居酒屋チェーンがあるくらいで、浮見堂の伝承を見てもまさにその通りで、大和の支配下からは程遠かったようです。
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