エルミタージュ美術館の小さな番人たち

サンクト・ペテルブルグ市にある世界三大美術館のひとつ『エルミタージュ美術館』で暮らすネコたちの様子をお届けします。

エルミタージュ美術館の小さな番人たち

2008年08月08日 | Weblog
 みなさま、初めまして!
ロシアのサンクトペテルブルグという街に駐在中のてっちゃんと申します。
今日から少しずつ『エルミタージュ美術館』で暮らすネコたちの様子をお伝えしていきたいと思いますので、
お付き合いいただければ幸いです。

まずは、ご挨拶代わりにお気に入りネコの写真をいくつか。

 エルミタージュ美術館は、現在では新旧合わせて、5つの建物(冬宮・小エルミタージュ・新エルミタージュ・旧エルミタージュ・エルミタージュ劇場&ピョートル大帝の冬宮)から構成されている。

 さて、この小さな三毛猫は、一般見学者たちが群がるチケット売り場及び入場口のある、エルミタージュ美術館の中でも最も広い中庭に陣取っている。
なにせ世界的に有名な美術館なので、各国からひっきりなしに観光客が押し寄せる。そんな人々で溢れかえるこの冬宮の中庭が、実はこの小さな子の縄張りなのである。

洋の東西を問わず、ネコにはそれぞれテリトリーがあることは周知の事実であるが、ここエルミタージュで暮らすネコたちにとってもそれは例外ではない。
一時期、仕事の合間に、一週間連続してエルミタージュに通ったことがあるのだが、この三毛猫が、その間、毎日この中庭をパトロールしている様子を目にしている。

彼女にとっては、自分のテリトリーに入ってくる観光客たちを見張っていたいという気持ちがあるのかもしれない、と思うようになった。どうやら、単にフレンドリーなだけというわけでもないらしい。
中庭での定位置は特に決めていないようであるが、本当に観光客のど真ん中にいることが多い。ちょっと間違えれば、不用意な人に踏まれてしまいそうなところで、お腹を上に向けて寝転がっている。


画面の真ん中下に何か落ちています。




通りの真ん中で、行き倒れて熟睡するつわもの。。。




近づいて声をかけると、寝ぼけまなこで「なあに?」と答えてくれました。




よく人に踏まれないものだね。
(通りゆく人たちは、真剣な顔でネコを撮影している東洋人を見ています。)




たまには子供の相手もしてあげます。
(決して子供がネコを構っているのではなく、ネコが子供に付き合ってあげているのです)




まったく、なんていう顔で寝ているのでしょう。。。




いつもこんな顔ばかりではありません。




キリッとした顔もできるのです。

それにしても、不思議なことに、この中庭で日中に出会うことができるネコは、この子だけである。
他のネコたちは、一般人の立ち入ることのできない、小エルミタージュ周辺の中庭や地下室に退避している。この子の愛想の良さと、人ごみの中を歩くことができる物怖じしない性格が、エルミタージュの中でも最も広い、この縄張りを勝ち取る結果となったのであろう。




にほんブログ村 猫ブログ 猫 写真へ


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ronronne)
2009-01-03 07:22:14
こんにちわ、ここが最初だったのですね^^
なんだか日本の我が家にいながら、美術館に行った気分です♪ ゆっくり散策さてていただきますね^^
返信する
そうなんです (てっちゃん)
2009-01-03 19:44:28
RONRONNEさん

はい、ここが最初でした。ここまで、遡ってみていただいてありがとうございました。大変でhしたでしょ? 笑
返信する
Unknown (ronronne)
2009-01-03 20:43:27
はい^^ でも楽しかったですよ~ 
返信する

コメントを投稿