想像ですから

あなたの想像に大きく頼りますから。任せっぱなしですから。

■想像ですから版・悪魔の辞典「温泉」

2004年08月12日 | 「想像ですから版・悪魔の辞典」ですから。
――想像して欲しい。「温泉」の再定義。

●温泉
(1)温泉源から採取されたときの湯温が摂氏25度以上か、または規定された物質を含む湧き水。なお日本には3,000箇所以上の温泉地がある。

(2)温泉街にある一部の温泉宿が水道水を沸かし、そう称したもの。入湯税はしっかりといただく。また、市販の入浴剤を入れる宿と入れない宿があるので、どちらの宿を選ぶかはあなたのお好みで。


※アンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』の訳書は以下のサイトで挙げるようにいくつかありますが、本サイトは原著の翻訳ではないのであしからず。単なる想像による、言葉の再定義ですから。

http://hekomi.com/6th/various/book.html#devil

■想像ですから版・悪魔の辞典「辞意表明」

2004年05月07日 | 「想像ですから版・悪魔の辞典」ですから。
――想像して欲しい。「辞意表明」の再定義。


●辞意表明
(1)不祥事に責任を感じ、自ら職務を退く決意を周知させるのが表向き。内心はこれ以上不祥事を詮索されぬよう、早めに職務を退くこと。あるいは叩かれ続けながら職務を全うするのは到底無理なので、早々と逃げ出すこと。

(2)2004年5月7日、福田康夫官房長官が行ったこと。ただしこれは内閣官房長官というポストのみで、国会議員は辞任しないらしい。この辺のうまさは「さすが政治家」としかいいようがない。

○関連用語
国民年金


※アンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』の訳書は以下のようにいくつかありますが、本サイトは原著の翻訳ではないのであしからず。単なる想像による、言葉の再定義ですから。
→ [筒井康隆(翻訳)]
→ [西川正身(翻訳)]
→ [奥田俊介(翻訳)]

■想像ですから版・悪魔の辞典「国民年金」

2004年04月24日 | 「想像ですから版・悪魔の辞典」ですから。
――想像して欲しい。「国民年金」の再定義。


●国民年金
(1)お金の管理がそれほど得意ではない国民のために、国が用意してくれた博打。誰も(胴元である国ですら!)将来のことなど分かりようがないので、加入することが本当に得策なのか謎である。
ちなみに会社員の場合、厚生年金と名を変えた強制的博打になるわけだが、当の博徒たちは博打をしている自覚があまりない。

(2)麻生太郎総務大臣、中川昭一経済産業大臣、石破茂防衛庁長官がうっかりしたもの。江角マキコは初っ端から払う気がなかったもの。だからといって、責めることばかりでもない。というのも、同じく払っていなかった政治家や芸能人が、こっそり払い始めたかもしれないから。


※アンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』の訳書は以下のようにいくつかありますが、本サイトは原著の翻訳ではないのであしからず。単なる想像による、言葉の再定義ですから。
→ [筒井康隆(翻訳)]
→ [西川正身(翻訳)]
→ [奥田俊介(翻訳)]

■想像ですから版・悪魔の辞典「戦場ジャーナリスト」

2004年04月23日 | 「想像ですから版・悪魔の辞典」ですから。
――想像して欲しい。「戦場ジャーナリスト」の再定義。


●戦場ジャーナリスト
(1)なにやら一般人には理解しがたい使命感に燃えているようで、自ら危険地域へ赴き、現地の状況を伝えることで功名をあげようとする者。これを自称するほとんどの者がこの仕事を正義だと思い込んでいるようだがそれを証明するのは難しく、本当に正義と呼べるものは極々まれ。なかには、いい写真いい映像が撮りたいがために演出を企てる者もいるので注意が必要となる。

(2)ピュリッツァー賞の下僕。


※アンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』の訳書は以下のようにいくつかありますが、本サイトは原著の翻訳ではないのであしからず。単なる想像による、言葉の再定義ですから。
→ [筒井康隆(翻訳)]
→ [西川正身(翻訳)]
→ [奥田俊介(翻訳)]

■想像ですから版・悪魔の辞典「人道復興支援活動」

2004年04月21日 | 「想像ですから版・悪魔の辞典」ですから。
――想像して欲しい。「人道復興支援活動」の再定義。


●人道復興支援活動
(1)自衛隊が国の命令で危険地域へ赴いて行う活動で、日本と同盟国であるアメリカが街などを破壊したそばからせっせと直すという、不可解な任務。たとえるなら愛犬家の犬散歩のようなもので、愛犬の糞はその場で拾うといったところか。ただし、大きく異なるのは主従関係。犬と人間の主従関係はもちろん人間が主人なわけだが、イラクにおけるアメリカと日本の主従関係はどうも逆のようで、犬のほうが偉いらしい。

(2)ボランティア活動という隠れ蓑を盾に、どうにか功名をあげてやろうと目論む民間人が、自分勝手に危険地域へ出掛けること。自己責任という概念は、どうも持ち合わせていないらしい。また、「戦況が落ち着いて危険がなくなってから出掛けてもいいのでは?」といった理屈は通じないらしく、時に国家レベルで迷惑を掛けることとなる。家族にとっては心配の種なのだが、また同時にその家族の功名をもあげるチャンスでもある。


※アンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』の訳書は以下のようにいくつかありますが、本サイトは原著の翻訳ではないのであしからず。単なる想像による、言葉の再定義ですから。
→ [筒井康隆(翻訳)]
→ [西川正身(翻訳)]
→ [奥田俊介(翻訳)]

■想像ですから版・悪魔の辞典「キャッチ&リリース」

2004年04月19日 | 「想像ですから版・悪魔の辞典」ですから。
――想像して欲しい。「キャッチ&リリース」の再定義。


●キャッチ&リリース
(1)釣り人のあいだではよく膾炙された概念で、生かさず殺さず生命を弄ぶこと。主にバスやブルーギルなど、調理してもあまりおいしくない外来種でそうする場合が多く、結果、食べたらおいしい在来種を減らす羽目になる。生態系への悪影響が叫ばれている。

(2)危険に対する認識の薄い日本人がイラクに入国した際にこうむる、○○旅団を名乗るグループの対応。捕まえても調理の仕様がないので、逃がしたあとの影響(うまみ)を期待してそうする。リリースされた日本人の、自国へ戻った際の悪影響が叫ばれている。
なお、うまみがなかったと分かった場合どうなるかは、まだ誰も知らない。


※アンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』の訳書は以下のようにいくつかありますが、本サイトは原著の翻訳ではないのであしからず。単なる想像による、言葉の再定義ですから。
→ [筒井康隆(翻訳)]
→ [西川正身(翻訳)]
→ [奥田俊介(翻訳)]