良心的な不動産屋

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女性のパワーは凄い!

2016年06月02日 | 大阪・不動産売買
来週の月曜日(6月6日)に決済を行います。

今回のお客様は80歳の女性で独身です。

高齢ということでこちらの方が慎重に対応しますが、まず本人の意思確認のため購入動機を伺いました。

身寄りとしては義姉・甥と姪がいます。

普段は今回購入の分譲マンションの老人会にお世話になり友人も多くなりました。

現在は借家なので家賃が発生しています。借家といっても平成のバブル期には家賃も高騰し、その後バブル崩壊しましたが家賃は地価のようには下がりませんでした。よって婦人一人が暮らすには結構な家賃とおもわれます。

商談に入りましたが、購入総額・管理規約・アフターサービス保証については念を入れて説明を聞かれていました。当然、重要事項の説明書も作成していますので当方といたしましても納得がいかれるまでかみ砕いて説明いたしました。

その翌日に契約・手付金授受があります。

契約当日は何のトラブルもなくスムーズに事がはこびました。

決済銀行に決済日時を伝え決済場所の提供を受諾していただきました。その帰り道にとつぜん携帯が鳴り、銀行マンから売買に関しての確認であったが顧客が高齢者なので何らかの疑いがあるかもしれない。

そのすぐあとにお客様より連絡があり銀行から確認があったとの事。私の方も確認があったと伝えると「担当者の方のお名前は?」
と聞かれ「自転車に乗っている時なので忘れました」と私。「これから気を付けてくださいね!」しっかりしてる...(日汗)

司法書士さんに手配と本人の意思確認を依頼する。これもすぐにお客様より納得の電話をいただけた。

一つだけ気になる事がありました。今回ご購入していただいたマンションは昭和54年の新築なので現在のようなバリアフリーにはなっていないので段差が気になります。廊下からリビングへの段差が9cmあります。ネットであれこれ探すも気に入るのが見つからない。そこで素人ですが作ってプレゼントする事に決めました。

出来上がってきたのが写真のとおりです。

これを使っていただき、いつまでも元気に暮らしていただきたいものですね。