思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

夜行列車は過去の乗り物なのか

2016-08-01 22:20:44 | 鉄道
今年3月に青森~札幌の〈はまなす〉が廃止になったことで、現在日本を走る定期夜行列車は東京と高松・出雲市を結ぶサンライズしか残っていない。なので気軽に乗れる夜行列車はもう無い。サンライズは寝台列車で料金も高いし全席指定。ぷらっと乗ろうと思っても窓口が早じまいして買えない。その点はまなすは自由席があって券売機で急行券を買えば乗れたし、長万部のような深夜無人でも車掌から切符を買えばよかった。



先週の土曜の夜に名古屋から東京行き〈ムーンライトながら〉に乗った。

こちらも定期運転を取りやめて久しく、指定券を確保できないと乗れないが運賃的には青春18は使えるし、指定券も520円なので気軽ではないかもしてないが敷居の低い夜行列車であるに間違いない。指定券は一週間前に1席空いていたので購入。日曜の関東は天気悪そうなので乗らずに指定券を捨てようかと思ったが(190円しか戻らんのにわざわざ窓口へ行くのは億劫だし、そもそも近くに有人駅無いしねえ)、家にいても暇だし、ながらもたまには乗りたいし、指定された席が10号車13番A席。後ろは壁なので思いっきりシートを倒して寝られる。

それで待っている間ホームを見渡すと夜行が衰退した理由が分かった。若い人が殆どいないのだ。

昔の「大垣夜行」など品川駅で(繁忙期は品川始発でしたね)2時間以上新聞紙を敷いて待っていたし、ホームにも同年代の学生が多くいたものだ。373系のながら号に代わってもその傾向が変わらないと感じていたがこの有様だ。利用客は昔の若者ばかり、40代以上が多く年金もらっているような御仁も見えるし夫婦で旅行しているのもいる。そしてほぼ全員が青春18きっぷ。これでは「壮年18」「老年18」などと言われても致し方ないほど。

それでは若者はどこへ行ったのか?と、間違いなくLCCの飛行機か格安高速バスに流れていると思う。深夜0時に新宿を出て大阪に7時に着いて2,000円のバスがあるのなら、座席が窮屈な点はあるが私だってそっちを使う。乗車前に新幹線口前に行くと夜行高速バスを待つ若者だらけ。最近そういうバスに乗ると私が「最長老」なことが多くなりましたが。つまりは東名阪に限れば若者はバス、年寄りはJRという図式になるかと思います。

定刻通りに列車が入ってきて乗り込んでもやはり昔の若者ばかりでした。乗り継ぎで上京するのは面倒くさいことなのかもしれない。豊橋で日付が変わるので、乗車前に地下街の金券屋で名古屋カルテットきっぷを買っておいた。930円だったかな。この切符は乗り越し精算が一切不可で、もし乗り越したならカルテットきっぷを払い戻すか未使用証明をしたうえで発駅からの運賃を請求されるが、前もって乗り越し用の切符を持っている場合はこの限りではない。今回の乗り越し用切符はもちろん18きっぷである。車掌はスタンパーを2つ持ち歩いており、指定券や乗車券には通常のを、青春18には日付入りを使い分けていたが意味が分かりかねる。日付入りのみを持ち歩けばよさそうなものの。



ほどなく寝てしまったが冷房がちょっと効きすぎで沼津で目が覚め、その後は寝付くことできなかった。とはいえ5時05分に東京駅に到着。このあとどこへいったかはのちほど。