思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

山口線は未乗路線

2015-08-17 10:57:33 | 2015年の旅行記
新山口からは山口線に乗り換えて山陰本線へ向かいます。実は山口線がまるっきり未乗路線なんですよ。今までにも何度か乗ろうと思ったんですが、ダイヤが悪くて断念。津和野~益田など閑散ダイヤですからね。中国地方にはこういったかなり距離のある未乗区間が残っており、今回はこういう路線に乗って置こうというのが旅の理由。



9時12分発山口行きはキハ40の2両編成。やっぱりキハ40はこの色が似合います。ローカル線らしくないフリークエント区間だけあってよく乗っています。どこだか忘れたけど大学最寄りの駅で若いのがどっと降りていった。ローカル線だけど県庁所在地の路線なんだよなあ。



20分ほどで山口に到着。



なかなか雰囲気のあるホームです。駅長事務室がせり出しているのは通票閉塞器があった名残でしょう。調べてみると駅舎は1978年に、CTC化は1984年とのこと。ここで9時46分発益田行きに乗り換え。本当は10時45分発の益田行きが運転していれば街歩きをしてから乗りたかったが、駅で確認すると今日は運転しないとの由。昨日は運転したそうで、カレンダー見ても決まった日の運転ではなく、どういった基準で運転してるんだろう?ちなみに益田行きはキハ40の単行、2両編成だと思っていたので驚いた。

しばらくはのどかな坦々としたところを走っていたが



仁保を過ぎたあたりから山越えになり駅間も長くなり車窓も面白くなってきた。車窓ものどかどころか日本の原風景のようなところを中々の速度で走る。特急路線だけあって、JR西日本名物の30キロや20キロ制限などは存在しない。



徳佐ではラフな格好のじい様が運転席に入って行き何やら世間話したと思うと金庫を持ち出した。どうやらこの列車は”事業用列車”とか”回金列車”と言われるものに指定されているようだ。つまりは拠点駅から駅で必要な物資や釣り銭準備金を送り出し、途中駅では先日の売上金や帳票などを積んでゆく。じい様ということは徳佐は委託駅ということが分かる。そして船平山から津和野へ向かって盆地を下ってゆくさまは中央東線で勝沼や韮崎あたりを彷彿させる。





津和野では7分停車。ちょっとした撮影会だ。観光客はここで降りるが、乗り通す人は鉄ちゃんくらいであるから。停車時間に改札を出てキオスクでビールを買おうとしたらアルコール類がひとつも無い。酒の無いコンビニはわかるがキオスクとは…。落胆して車内に戻りました。