思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

夕張市長選挙と長崎市長選挙

2007-04-23 00:57:36 | 雑記
4月22日は統一地方選挙の後半戦、話題は何を差し置いても夕張市長選挙と長崎市長選挙の結果である。もうそろそろ私なりの総括をブログと言う形で表しても何ら問題ないだろうから書いてみたい。

まずは夕張市長選挙。元会社社長の藤倉肇氏が当選を果たしました。得票率は37.3%で、当初は有効得票率(25%)に達せずに再選挙の可能性が囁かれてましたが、無事回避することが出来ました。投票率は81.72%。
この結果から、夕張市民は至極常識的な選択をしたと言えると思います。元市会議員2名は落選し、いまNHKの開票速報を見ながら書いているのですが、NHKでは「財政破綻を防げなかったのは市会議員にも責任があると感じた人が少なからずいたようだ」と分析してました。先日私が言ったとおりです。なので今回は夕張にしがらみが無い(少ない)人が票を得る格好となり、驚いたのは羽柴秀吉氏の善戦であり、わずか250票ほどの差で次点につけました。都会だと「また羽柴が出てきたよ」「選挙マニア」としか思われないでしょうけど、しがらみが無いのと会社経営者ということで行動力があると判断したのではないでしょうか。NHKに取材を受けている主婦も「この人にはオーラを感じる」と話してます。

次に長崎市長選挙。こちらは故伊藤一長候補の信任投票と思われていたようで、これが今回のような事件になってしまったがために娘婿の横尾誠氏が補充立候補し、信任選挙から弔い選挙になってしまったと思いました。他の人だってそう感じた人が多いでしょう。
しかしそこに田上富久氏が補充立候補。市長が世襲されることに批判を述べましたが、それが聞き入れられた格好となりました。長崎市民はこのような世襲で知事になることにノーを突きつけたのです。
私だって横尾氏が伊藤氏の側近として何年も働いていたのなら指示するでしょう。だが氏は新聞記者で政治経験はなし、ならば元市職員の田上氏が向いていると判断します。

いづれに言えることは、どちらの市も情に流されず、真剣に投票が行われた、これに尽きるのではないでしょうか。