先行期が障害されている場合、どのように口腔機能を評価すべきだろうか。
アルツハイマー、脳血管性、どちらにしても、相当の認知症がある場合、対応に大変苦慮している場合が多いのではないだろうか。
当然、言語による口頭指示従命、随意的な咳などは無理だろうし、リクライニング車いすで、なんとか仙骨すわりで、食事介助を受けている、といった様子だろうか。
こうした場合の、口腔機能評価方法は、自分が知る限り、いわゆる教科書的な本には無い様に思う。
というか、教科書的には、対応出来ないだろう。
一人一人、違うわけだし、ST側の技量も異なる。
では、どうするか?
自分は、原始反射の有無を診る。
吸啜、咬、口唇、などだ。
単に嚥下圧を上げることを考えれば、口唇閉鎖が出来る事は、有利である。
吸啜反射があれば、閉口できるわけだから、まず開口させ、咬反射をつかって閉口させ、咀嚼を下顎タッピングなどで誘導し、そのまま嚥下を確認する。
ついでに、吸啜をSTの指で確認して、口腔前庭まで舌が十分に動いているか、クリアランスがどうか、舌がシンプルな動きのみなら、今の食形態との相性はどうか、などを、リアルタイムで評価する。
せいぜい、硬口蓋につくのがやっとであれば、刻み食では、どうだろうか?などと考え、栄養士さんなどに連携する。
これが、食べれる口の作り方の一例である。
残存機能を診て、それで、嚥下を求めるなら、それに必要な要素を本人が使えないなら、STが使えるように誘導することが出来れば、いい。
STの存在意義とは、嚥下に関しては、まず、食べれる口を作れるかどうか、なのだ。
残存機能で、どこまで、いつまで出来るのか、診れているだろうか?
アルツハイマー、脳血管性、どちらにしても、相当の認知症がある場合、対応に大変苦慮している場合が多いのではないだろうか。
当然、言語による口頭指示従命、随意的な咳などは無理だろうし、リクライニング車いすで、なんとか仙骨すわりで、食事介助を受けている、といった様子だろうか。
こうした場合の、口腔機能評価方法は、自分が知る限り、いわゆる教科書的な本には無い様に思う。
というか、教科書的には、対応出来ないだろう。
一人一人、違うわけだし、ST側の技量も異なる。
では、どうするか?
自分は、原始反射の有無を診る。
吸啜、咬、口唇、などだ。
単に嚥下圧を上げることを考えれば、口唇閉鎖が出来る事は、有利である。
吸啜反射があれば、閉口できるわけだから、まず開口させ、咬反射をつかって閉口させ、咀嚼を下顎タッピングなどで誘導し、そのまま嚥下を確認する。
ついでに、吸啜をSTの指で確認して、口腔前庭まで舌が十分に動いているか、クリアランスがどうか、舌がシンプルな動きのみなら、今の食形態との相性はどうか、などを、リアルタイムで評価する。
せいぜい、硬口蓋につくのがやっとであれば、刻み食では、どうだろうか?などと考え、栄養士さんなどに連携する。
これが、食べれる口の作り方の一例である。
残存機能を診て、それで、嚥下を求めるなら、それに必要な要素を本人が使えないなら、STが使えるように誘導することが出来れば、いい。
STの存在意義とは、嚥下に関しては、まず、食べれる口を作れるかどうか、なのだ。
残存機能で、どこまで、いつまで出来るのか、診れているだろうか?