臨床現場の言語聴覚士(ST)

臨床現場の言語聴覚士(ST)のブログ、です。
摂食・嚥下障害や高次脳機能障害などについて考察します。

寒い毎日

2009年11月28日 | Weblog
いまさら、嚥下障害が、とか言っても始まらない。

暖かいうちに、充分、蛋白質などを取って、身になっていたかどうか、それが問われる。

不顕性誤嚥を軽減して、顕性誤嚥を避ける。

不顕性誤嚥が避けれないと分かっているなら、それをカバー出来るだけの体力、免疫力をつけてあげる。


単に食べれたら、おしまいなんて、ありえない。

いよいよ、冬

2009年11月23日 | Weblog
寒さが本番となってきた。

単に寒いだけでなく、呼吸器も機能低下している想定で、嚥下をみること。

食べれるから、口が開くから、熱は出てないから、昨日大丈夫だったから、と油断したときに、大抵、やらかす。

食べる楽しみは大切だが、窒息死させたら、訴えられる。

ほんの2年ほど前にも、同様の訴訟が起きて、Nsと県が訴えられている。

詳細は自分で調べて欲しいが、県と看護師個人が連帯で数千万円支払うように判決が出ている。

大変な金額だ。

現場の忙しさを、裁判所は考慮しない。

せいぜい、現在考えられる医療水準がなされていたか、とか、張り付きで見ていなかった理由を後から責めたりする位だ。

つまり、目の前でみれないのに食べさせて、やってしまったら、張り付きでみなかったので死んでしまったのは貴方とその使用者で、責任を取りましょう、ということ。

現場の負担をよく考えて、STは評価をすること。

でないと、現場の職員さんに迷惑をかけるだけだ。

STだけで、全ての摂食嚥下障害を診れる現場なんて、日本に存在するのだろうか?

たぶん、無い。

だったら、せめて、他の職種さんに迷惑をかけないように評価をするのが、せめてもの責務では。

誤嚥による窒息死

2009年11月20日 | Weblog
結構、ネットなどで検索するとかなり、ヒットする。

窒息死、について。

もちろん、嚥下障害によるものだ。

すこし詳細に検索すると、結構、判例から学ぶことも多い。

あえて、内容を述べないものの、リスクを嫌う方は、自分のために調べて、対策を考えておいて欲しい。

そして、自分の身をまず、守ろう。

寒い季節と嚥下障害

2009年11月16日 | Weblog
寒くなってきた。

呼吸器症状に気をつけないといけない。

ぎりぎりで食べている場合、少し呼吸器が悪くなっても、肺炎になりやすいし、そもそも、症状が出ないことも多い。

普段と何か違うか、違わなくても、何となく調子が悪いとかを、見逃さず、無理をしないように。

介護士さんとの関係

2009年11月06日 | Weblog
なかなか、介護士さんへの説明がうまくいかない。

解剖などの専門用語を使わずに、先行期のことや窒息の危険性、そもそも定頸していないような場合のリスクとか、なかなか、上手く伝わらない。

自分の力不足を痛感する。