聴診器について、述べておく。
STがよく使う聴診器は、多分、小児用のもので、頚部聴診を行うためだろうか。
これはこれで、良いと思う。
テレビや換気扇、人声などがしている環境で、あまり繊細な呼吸音を聞き分けようとしても、まず無理である。
こうした聴診器では、ある程度の呼吸音が聞こえるわけで、つまり、ある程度の環境音しか聞こえない。つまり、ある程度の情報量であり、聞き分ける耳が無い場合、こうした限られた情報の中から、自分が欲しい音を選んで聞き分ける訓練も兼ねている。
1から10まで全てでなく、5から8までで、とりあえず耳を作るイメージだ。
これが出来ないと、いくら良い聴診器を買っても、単なる宝の持ち腐れである。
聞き分けれる耳、これは作るしかない。
過去の記事に載せていると思うが、まずは自分の頚部聴診からで良いので、呼吸音の吸気、呼気を聞き分ける。
自分が被検者なら、呼吸のタイミングも分かるので、音が少し反響してやりにくいかもしれないが、耳を作っていってほしい。
そのあと、肺門部、末梢も聴いてみて欲しい。
慣れてくると、末梢の音が、聞こえにくいことに気付くだろう。
なぜなら、小児用では、なかなか末梢の微細な呼吸音をピンポイントで聴診するのは、本当に難しいからだ。
健常な自分での聴診なら、換気量を上げれば、まだ聴診可能かもしれないが、高齢者で寝たきり、低換気量となると、おそらくお手上げだろう。
そこまで行けば、次の段階として、より良い聴診器を購入してもよいだろう。
なぜなら、末梢の音が必要な臨床を行っているということ、末梢でここで聴診出来るという解剖学的な知識があるというレベルであれば、より良い聴診器で、より良い評価が出来る可能性が高いからだ。
中枢気道の痰だけでなく、末梢レベルからも出しておきたい、とか、無気肺とか下側肺障害が気になる、とか、カリナの偏移と喉頭挙上が気になる、とか、少し細かく診ていくと、さらに色々聴診も必要になっていく。
そうした時に、電子聴診器でなくても良いとは思うが、それ相応の聴診器は、欠かせない右腕となり、貴方に必要な情報や警告を与えてくれるだろう。
STがよく使う聴診器は、多分、小児用のもので、頚部聴診を行うためだろうか。
これはこれで、良いと思う。
テレビや換気扇、人声などがしている環境で、あまり繊細な呼吸音を聞き分けようとしても、まず無理である。
こうした聴診器では、ある程度の呼吸音が聞こえるわけで、つまり、ある程度の環境音しか聞こえない。つまり、ある程度の情報量であり、聞き分ける耳が無い場合、こうした限られた情報の中から、自分が欲しい音を選んで聞き分ける訓練も兼ねている。
1から10まで全てでなく、5から8までで、とりあえず耳を作るイメージだ。
これが出来ないと、いくら良い聴診器を買っても、単なる宝の持ち腐れである。
聞き分けれる耳、これは作るしかない。
過去の記事に載せていると思うが、まずは自分の頚部聴診からで良いので、呼吸音の吸気、呼気を聞き分ける。
自分が被検者なら、呼吸のタイミングも分かるので、音が少し反響してやりにくいかもしれないが、耳を作っていってほしい。
そのあと、肺門部、末梢も聴いてみて欲しい。
慣れてくると、末梢の音が、聞こえにくいことに気付くだろう。
なぜなら、小児用では、なかなか末梢の微細な呼吸音をピンポイントで聴診するのは、本当に難しいからだ。
健常な自分での聴診なら、換気量を上げれば、まだ聴診可能かもしれないが、高齢者で寝たきり、低換気量となると、おそらくお手上げだろう。
そこまで行けば、次の段階として、より良い聴診器を購入してもよいだろう。
なぜなら、末梢の音が必要な臨床を行っているということ、末梢でここで聴診出来るという解剖学的な知識があるというレベルであれば、より良い聴診器で、より良い評価が出来る可能性が高いからだ。
中枢気道の痰だけでなく、末梢レベルからも出しておきたい、とか、無気肺とか下側肺障害が気になる、とか、カリナの偏移と喉頭挙上が気になる、とか、少し細かく診ていくと、さらに色々聴診も必要になっていく。
そうした時に、電子聴診器でなくても良いとは思うが、それ相応の聴診器は、欠かせない右腕となり、貴方に必要な情報や警告を与えてくれるだろう。