ニューヨークとアンティーク

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アーミッシュの村・生活篇

2006-04-24 07:35:03 | from アメリカ
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                                          ②生活篇
アーミッシュ特集に戻ります!
ペンシルヴァニア州ランカスター・カウンティに行くと、車で走るだけで
アーミッシュの人々の生活を垣間見ることができますが、、できることなら、
もう少し近くで彼等の生活を覗いてみたいですよね!!

そこでお勧めなのが、エリア内に点在するバギーライドやファームツアーと呼ばれる
馬車にのって辺りの景色を愉しむアトラクションです。
勿論時間に余裕があれば、いわゆるアーミッシュ村のような彼等の家を再現した
アトラクションを愉しむのも一考ですが、以前みたテレビ番組での説明では、
それらで働いていらっしゃる方々は、アーミッシュの団体に認可された一般の人々
なんだとか。(当然といえば当然ですが・・・)
でも、バギーライドでは、本物の住宅の中庭を通り、、窓越しに家の中をみたり、
納屋の中を見ることができるので、、私としてはどちらか一つを愉しむなら、
是非是非バギーライドがお勧めです!
(民家の敷地内を通らないツアーもありますが、それぞれ個性がありますので、
 乗られる前にどんな内容か確認されることをお勧めいたします。)
*バギーライドの一覧はコチラ



ゆらりゆらり馬車に揺られて、、未舗装の道を通り、、民家の中庭へ。
基本的に余分な電化製品がありませんから、、なんと音が静かなことか!!
家と納屋の間に張られたロープにつるされた、洗濯物の下をくぐり、、
ツアーによっては彼等の手作りのお菓子やクラフトグッズを直接買うこともできます。

広大な酪農地に点在する大きな家。それらがアーミッシュの人々かどうかを
見分けるのは、とっても簡単。柄物でないダークカラーの洗濯物が干されていれば、
すぐ彼等の家だと知ることができます。
ちなみに、子供時代はプリント柄の服をきたりするので、少し派手めな服が干して
あったら、、その家には子供がいるということになります。



彼等の家の大きな特徴はまず白い壁。そして風力・水力による電力は認められて
いる場合もありますので、空高くそびえる風車
また温水器や冷蔵庫用に使われるプロパンガスが、家の外に置かれていることも。
車庫に馬車があれば、一目瞭然ですが、、戒律が緩いグループの家家には、自動車
があったり、電線がひかれていたりしますので、そのあたりになると、
なかなか見分けは難しいかもしれません。
(上の写真右は、雨水をためて水道がわり使う貯水タンク。)



この日立ち寄った畑のなかにポツンとたつクラフトショップ。店といっても
普通の家の一室を売り場にしているだけのもの。
入り口には農家らしく、、靴の土落としのブラシが。
そして、2階の屋根には鳥のえさ台
なんだか、、セットのような小道具類に思わずパチリ。



ちなみにアーミッシュの人々の結婚は11月と12月の火曜もしくは木曜日。
しかも朝4時にその日はスタート。というのは、、その後に牛のお乳を搾らなくては
ならないから・・・。(笑) そして朝6時半に出席者は花嫁の家に集合し、朝食を
食べることから始まるのだそうです。
こうやって一つ一つの決まりごとを聞くと、とにかく大変そうですが、、
日本でもそれぞれの各地にそれぞれの決まりごとがあって、、他の土地から移動して
きた人間にとっては驚くことばかりだったりしますよね。
まぁ、、そういう意味では、どこにいっても同じなのかもしれません。
(上の写真右は、家畜用の餌になるトウモロコシ用の小屋



映画『刑事ジョン・ブック 目撃者』の世界のように、彼等の暮らしはアメリカの
治外法権の世界。それは、彼らが平和主義者だから・・・。(もし、仮に彼らとトラブルが
あっても、司法機関に訴えるようなことはないそうです。)
でも当然彼等は、酪農なり観光なりで収入があるわけですから、それらの税金の支払
義務はありますし、住居・土地所持者はそれらに関する税金等も支払っています。
(よく税金の支払義務が無いと言われていますが、それは社会保障に関する部分
 だけなのだそうです。)



ちなみに、、もしあなたがアーミッシュの一員になりたいとしたら、、。
今回ご紹介しているアーミッシュ(アンマン教徒)の場合、、
彼等の生活の慣習・掟を受け入れ、教徒になれば、、いつでも可能なのだとか。
勿論、、今ある生活を捨てての話ですからね、、、念のため。
そして、、前回の記事でもご紹介した、ペンシルヴァニア・ダッチ(ドイツ方言)
を話せることも必須条件。!
う~~ん、、これが一番の難関かもしれませんね。(笑)

次回はアーミッシュの村・食べ物篇です。
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8 コメント

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入ろうと思えば (FortLee のかつこ)
2006-04-24 12:11:46
風になびく洗濯物!またいい写真ですね!



そっか、いろいろ教えてもらて勉強になります。

おもしろいですね。

実際のアーミッシュの人ではなくて認可された一般の人が博物館にいるって笑えるけど、そりゃそうですよね、いやですよね、彼らは。

でもやってる一般の人もどういうきぶんなのかしら、そっちのほうに興味もあるわ。

俳優さんとおもえばいいのかな!・??



アーミッシュにはなれないのかと思ったけど

なれるんですね!そっか、言葉か。

でも修道院にはいるより厳しいですね。

はい。。
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平和な世界 (ひまわり)
2006-04-24 16:54:15
写真がとってもきれいです。天気がいいのもあるけど、やはり平和な世界というのが伝わってきます。少しづつ毒された世界に住む私たち、平和に憧れつつも刺激も欲しいし・・物欲もあるし・・・で困ります。観光で見せていただくしかありませんね。
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Unknown (悶々)
2006-04-24 21:35:24
洗濯物ひらひらをはじめ、写真が本当に綺麗ですね。

100年前も、同じ風景だったのだろうと思うと、なんだか羨ましい気がします。

日本もお江戸とは言いませんが(本当はいいたい。)、100年位前の生活が様子が、そのまま残っていたらいいのになーと思います。
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これです~ (ラッセル)
2006-04-25 09:00:34
そうそう、まさにこの景色ですヨ☆

洋服もこんな天気の中、干して貰えたら、嬉しいでしょうね♪

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Fortleeのかつこさま> (J@管理人)
2006-04-25 10:31:13
日本では見慣れた風景ですが、、こちらでは洗濯物を干す光景ってあまりありませんよね。

ミュージアムで働く人々は・・・やっぱり俳優さん気分なんじゃないですかね??(笑)

で、、言葉のことなんですが、そのペンシルバニア・ダッチはドイツでは既に使われていないそうなので、、これまた難しいですよねー。

でも、アメリカの市民権を取る時もインタビューは英語で試験がありますから、、同じといえば同じですね。・・・って、、かつこさん、興味ありました??>笑
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ひまわりさま> (J@管理人)
2006-04-25 10:34:09
はい、、お天気のおかげでキレイな写真を沢山とることができました。やっぱりお日様は素敵です!(笑)

平和主義・治外法権といっても、、本当は色々トラブルとかないのかな??と心配してしまうのは、やっぱり私が部外者からなのかな?と。

真の意味の平和主義なら、、そんなこと気にしませんよね、、きっと。

私も物欲ありすぎで、、おそらく無理です。(笑)
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悶々さま> (J@管理人)
2006-04-25 10:40:11
ほんと、お天気だったので洗濯物がまぶしくて思わずパチリの一枚でした。(笑)

悶々さんのおっしゃるとおり、、きっと昔もほぼ一緒だったのでしょうね・・・。

もし仮に日本に江戸時代のような暮らしが宗教として残されていたとしたら、、きっとオカルト集団として扱われてしまうことでしょうね。その辺り、、アメリカはさずか移民の国・・という感じがします。

江戸と聞いて、、上野の忍不池のほとりにある、、小さな博物館を思い出しました。悶々さん、行かれたことありますか??。。て、まだあるのかな??
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ラッセルさま> (J@管理人)
2006-04-25 10:41:34
はい、こんな景色ですよね!!

お日様の光で乾いた洗濯物・・・。なんだか懐かしいです!!

ああ、天日に干したお布団で寝たいです!
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