１年前のブログ記事－海軍反省会１０

「非常にまずかったのは、パールハーバーでいわゆる中途半端な成功で、完全に成功しなかったにもかかわらず、日本の連合艦隊を有頂天にさせた。奢らせた。 それで、まるで自分たちは作戦の神様のように、要するに奢って、いわゆる矯兵になった。これが非常にパールハーバーのマイナスだと思いますよ。まるであれ で、そしてそれがミッドウェーの大失敗につながる。結局は人じゃないかと。結局例えば大島さんとか、永野（修身）さんとか、あのような非常に楽観的な、あ るいはうまいことをやって、自分のメンツなりのために国を売ったような事を大島さんはやった。チャーチルは、ミュンヘンでヒトラーに会うつもりでいたのが 会えなくて、そしてヒトラー運動、いわゆるナチス運動をよく見まして、それで彼は国へ帰って、まだ一代議士だったんですが若い人を集めまして、ドイツの国 情、ナチスの本質、ヒトラーの人間性を徹底的に研究するんですね。そういう点は、日本人の人間性に大きな欠陥があるんだということを、やっぱりもう少し私 は深く突っ込んで考える必要があるので、そういう意味で大島さん、永野さんなんかは、人間性をもうちょっとご説明願いたいんですが。」（「海軍反省会」よ り）