私がぱったりと仕事がなくなってから、職務復帰へのきっかけがつかめたのは、部内で誰よりもコピーを取るのがうまかったからである。
ユリアヌス帝は、たたきあげのペルティナクスと違い、元元老院階級に生まれるという恵まれたスタートを切った。ユリアヌスが帝位につくと、帝国の「防衛線」を守る軍団が動き出した。つまり、軍団同士がぶつかり合う内戦時代に入った。実力主義にはプラス面も多いが、マイナス面もある。実力主義とは、結局実力でカタをつけるしかない解決方法なのであった。「防衛線」を守る軍団が動き出した理由は、(1)軍団兵の近衛兵に対する反感、(2)軍団兵たちを率いる立場にあった、属州総督たちの反発心。そして、軍団が正面からぶつかるしかない帝位争奪戦が始まった。
MBAでアンケートを取ったところ、ビジネスで最も重要なことは、コミュニケーション能力を含めた人間関係能力だった(新将命氏)。
周りの国々のはかりごとを知らなければ、外交をすることはできない。山林や険しい土地や沼地などの形を知らなければ、行軍することはできず、土地の案内人を用いなければ、地の利を得ることはできない。