塩らぁ麺(830円)
佐野実という人の凄いところは、やっぱりラーメンの有り様を変えた、ってところにあると思う。
自身の眼力で選び抜いた食材を使い、一杯のラーメンを作る。
それで、安い食べ物の代名詞であったラーメンは変わった。
結果、格が1個上がった、とでもいうか。
大事なのは、あくまでも結果論である、ということ。
格を上げようとして、って部分もなくはないのかもしれないけれど、でも、それだけのためではなかった気がする。
うん、それだけのためではないんだと思う。
そんな意味で、佐野実は今第一線で活躍するすべてのラーメン屋さんにインストールされているように思う。それこそ、インテル並みにね。
今にきちんと通じている塩らぁ麺。
30年前、どんな気持ちでこのラーメンを作り、提供していたんだろうね。
まさか、自分の想いを継ぐ人たちがこんなにも現れるなんて、思ってはいなかったんだろうね。
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