らーめん(800円)
「彼女」が考える人生の意味。
や、「彼女」といっても特定の誰かなわけではなく、ただ「彼」よりも「彼女」の方がしっくりと来るので。
例えば、一時話題になった東京カレンダーの「彼女」とかね。
ふと、なんで生きているんだろうなあ、なんてことを考えてしまうとき、勝ち負けのことばかり考えていることに気が付く。
ああ、そうか。「彼女」の人生観は、勝つことに意味があり、負けることには意味がないんだ。
でも、よくよく考えれば勝ち続けることはやっぱりできないでしょ?それはいくらなんでも、お伽噺が過ぎる。
とすれば、勝ち「続ける」ことは求めていないのかしら?確かに広島は2連勝しはしたものの、これが100連戦だとしたら、誰も100連勝するとは思ってないもの。続けるということは、「要するに」そういうことだ。
じゃあ、続かなくても勝つこと。つまりは勝ち逃げること。どうしたら勝ち逃げられるのかしらね。どうしたら上がれるのかしら。
人生ゲームの最後の大勝負で億万長者になれたら、それで逃げ切れるのかしら。
多分、勝つこと以上に続けることに意味がある。続くことに意味がある。
勝つ日もあれば負ける日もある。照る日もあれば曇る日もある。
勝てればいいさ。でも、負けたとしてもまだまだ続く。
いつの日か勝てるように、いつの日か照るように。
負けても潰れないように日々を送ることが、人生の意味じゃあないのかな。
つまらないね。つまらないよ、ほんと。
どれだけの月日が経とうと変わる様を見せない味は。
やはりこの日も美味しかったわけで。