私は情報コミュニケーション学部という特殊な学部に在籍していますが、この学部は様々な授業を履修することができ(経済学からプログラミングなどまで)、私は心理学の授業を一年に一度は履修しています。(文学部での他学部履修で心理学を履修していたこともありました。)
今年から新設された人間性心理学という授業を現在履修しているのですが、その授業でエリザベス・キューブラー・ロス(1926~2004)という女性の話を聴きました。
彼女は死生学や終末期医療の先駆者として活躍した精神科医で、数万人の死にゆく人々を天才的な愛情深さで看取り、生と死について率直に力強く語り続けた女性だったそうです。
(スピリチュアル心理学入門 石川勇一著 参考)
彼女の経験では、どんな人も皆最期の時は例外なく独特の静かさが訪れるのだそうです。
また、子供達を看取ったときはその子供達が皆、「自分は蝶になって自由に飛んで行けるんだ!」と言っていたのだそうです。
この話をしてくれた先生のお父さんが亡くなったときも、それ迄は喉にタンが絡む度に病院中に響く位の呻き声をあげて苦しんでいたのに対し、死ぬ間際は気道もスッキリと通り、呻いたり苦しむこともなく、目を少しあけて先生と目を合わせたと思えば微笑みを浮かべて静かに眠るように息を引き取ったと言うのです。
私はいままで人の死に目にあった事はありません。
あいたくはないです。
けれど、いつか、あうかもしれない。
キューブラーも言っていますが、人間にとって死は常に忌むべきものであり、今後も常にそうあり続けるものなのでしょう。
私たちは無意識的に「自分にかぎって死ぬ事は絶対にありえない」という基本認識をもっているらしいです。死ぬ事があるとすれば、それは常に他人による外部からの悪意有る干渉のせいだと。
彼女は死にゆく患者や人々に先生となってもらい、話を聴き、看取りながら死は怖くないものだという結論に達したのです。
彼女のこの言葉に私は安心とそれによる幸福感を感じました。
「死の経験には苦痛も、恐れも、不安も、悲しみもない。あるのはただ、蝶へと変容していくときのあったかさと静けさだけなのだ」
なんて素敵な言葉なんだろうと思いました。
授業を聴いて、パワーポイント資料を読んで、テキストを読んだだけなのに、「はぁ。」と溜息が漏れてしまうほど染み渡る言葉でした。
この人に会ったことも無いのに、穏やか気持ちになりました。
その後このキューブラーの本を読んでみたくなり、図書館で借りてきました。
「On Death and Dying」という本で、邦題は「死ぬ瞬間(死とその過程について)」です。
今までにたくさん訳されているので検索かけただけでもたくさん出てきました。私は完全新約改訂版というのを借りてみました。発行は読売新聞東京本社です。
これ、一番きれいで新しそうだったので借りたのですが、きっと今までに誰も借りていないのだと思いました。何故なら栞の紐が、真ん中あたりのページでぺったんこになって挟まったままだったからです。
授業受けて読みたくなった本はこれが初めてになるかなぁ。
ゆっくり読んでみたいと思います。
久々に?真面目路線で書いてみました。
ああー、それより台本書き足さなきゃなのに!!(笑)
全て夏の暑さのせいにしてー・・・ウソです、ちゃんと書きます。ごめんなさいー!!( ̄◇ ̄;)
今年から新設された人間性心理学という授業を現在履修しているのですが、その授業でエリザベス・キューブラー・ロス(1926~2004)という女性の話を聴きました。
彼女は死生学や終末期医療の先駆者として活躍した精神科医で、数万人の死にゆく人々を天才的な愛情深さで看取り、生と死について率直に力強く語り続けた女性だったそうです。
(スピリチュアル心理学入門 石川勇一著 参考)
彼女の経験では、どんな人も皆最期の時は例外なく独特の静かさが訪れるのだそうです。
また、子供達を看取ったときはその子供達が皆、「自分は蝶になって自由に飛んで行けるんだ!」と言っていたのだそうです。
この話をしてくれた先生のお父さんが亡くなったときも、それ迄は喉にタンが絡む度に病院中に響く位の呻き声をあげて苦しんでいたのに対し、死ぬ間際は気道もスッキリと通り、呻いたり苦しむこともなく、目を少しあけて先生と目を合わせたと思えば微笑みを浮かべて静かに眠るように息を引き取ったと言うのです。
私はいままで人の死に目にあった事はありません。
あいたくはないです。
けれど、いつか、あうかもしれない。
キューブラーも言っていますが、人間にとって死は常に忌むべきものであり、今後も常にそうあり続けるものなのでしょう。
私たちは無意識的に「自分にかぎって死ぬ事は絶対にありえない」という基本認識をもっているらしいです。死ぬ事があるとすれば、それは常に他人による外部からの悪意有る干渉のせいだと。
彼女は死にゆく患者や人々に先生となってもらい、話を聴き、看取りながら死は怖くないものだという結論に達したのです。
彼女のこの言葉に私は安心とそれによる幸福感を感じました。
「死の経験には苦痛も、恐れも、不安も、悲しみもない。あるのはただ、蝶へと変容していくときのあったかさと静けさだけなのだ」
なんて素敵な言葉なんだろうと思いました。
授業を聴いて、パワーポイント資料を読んで、テキストを読んだだけなのに、「はぁ。」と溜息が漏れてしまうほど染み渡る言葉でした。
この人に会ったことも無いのに、穏やか気持ちになりました。
その後このキューブラーの本を読んでみたくなり、図書館で借りてきました。
「On Death and Dying」という本で、邦題は「死ぬ瞬間(死とその過程について)」です。
今までにたくさん訳されているので検索かけただけでもたくさん出てきました。私は完全新約改訂版というのを借りてみました。発行は読売新聞東京本社です。
これ、一番きれいで新しそうだったので借りたのですが、きっと今までに誰も借りていないのだと思いました。何故なら栞の紐が、真ん中あたりのページでぺったんこになって挟まったままだったからです。
授業受けて読みたくなった本はこれが初めてになるかなぁ。
ゆっくり読んでみたいと思います。
久々に?真面目路線で書いてみました。
ああー、それより台本書き足さなきゃなのに!!(笑)
全て夏の暑さのせいにしてー・・・ウソです、ちゃんと書きます。ごめんなさいー!!( ̄◇ ̄;)