すごいね、アタシんち。。。
おかーさんはそんなアタシたちのためにちょっと美味しいご飯を作っておいてくれたのですよ。
その美味しいご飯を2時過ぎから食べ始め・・・3時くらいからずっとDVD観てました、パソコンで。
単純計算で134分ディスク+139分ディスク=273分=4時間33分かぁ・・・
4時間33分!?
アタシ、そんな長い時間ココに座ってたんだぁ・・・凄いな。そりゃー目も悪くなるさ、あはは。
そんなアタシが観ていたDVDはアタシの大好きな北海道の劇団、TEAM-NACSの最新作☆
COMPOSER~響き続ける旋律の調べ~
偉大なる作曲家は、その人生も面白い。
名作には理由がある。1770年、改革目まぐるしいヨーロッパ。そこには後世まで語られる英雄がいた。
音楽家として致命的な聴力。その呪われた運命。今に伝わる激しい気性。音楽への情熱。
彼の名はルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン。
知る人には困惑を、知らない人には誤解を。
250年続く名作がある。「不変」をテーマに、男5人が体現する、純愛群像劇。
STORY
亡き父の棺にふたりの弟カールとヨハンを立派な音楽家に育てることを誓うルイ(ベートーヴェン[大泉洋])。
そんなルイにカール[佐藤重幸]は、音楽家の道を捨て、娼婦のヨハンナ[音尾琢真]と結婚したいと打ち明け、猛反対を受ける。そしてカールとヨハンナは駆け落ちしてしまう。
それから1年、ルイのもとへ、突然カールがヨハンナとの息子を連れてやってきた。和やかな空気が流れたのもつかの間、
息子の肺病をヨハンナのせいにし、父親も定かではないと言い出したルイに掴みかかったカールが倒れ、そのまま息を引き取ってしまう。
その後、自分の息子として育てるルイは、立派なピアニストにしようとサリエリ[森崎博之]に預ける。彼のもとには、モーツァルトやベートーヴェンのような大作曲家を夢見るフランツ・シューベルト[佐藤重幸]が学んでいた。
恵まれない境遇のフランツは、偉大なる作曲家の息子に激しく嫉妬する。
愛情、憧れ、期待、失望、嫉妬・・・。それぞれのさまざまな感情が交錯する中、天才作曲家、モーツァルト[安田顕]の亡霊が忍び寄っていたのだった・・・。
アタシが観に行ったのは・・・5月か6月の東京公演。場所は池袋サンシャイン劇場でした。そして、東京で彼らの劇を観るのは2回目でした。
凄いですね、努力ってのは。前回のLOOSERを一昨年の12月に観て、約半年後にこの公演を観たのですが、みんな役者としての技術が上がってて。やっぱり東京の広い稽古場と、優秀なスタッフに恵まれたからでしょうか。凄くよかった・・・。終わったらスタンディングオベーションする客が出るくらい。あの超人気劇団、キャラメルボックスの主宰者も楽しみにしていたというくらいですし。
日本全国をまわって61公演・・・バンドのツアー並み!!その最後の61公演目は札幌での凱旋公演。この千秋楽は東京、大阪、福島(?)でクローズドサーキットとして生中継されたんですが、それも観に行ってきたんです。5月か6月に観たのとはまた、違ったんですよね。「全国まわってやりきってきたんだぞ!」っていうのが凄くわかる。1公演1公演、確実にステップアップしていったんでしょう。みんな、さらに役者として成長していました。
最近では単発で全国放送のドラマ出演とかしてますしね。それくらい、認知度も、役者としての技量が上がったってことでしょ?こんなにブレイクする前から彼らを知っていて、応援していたアタシとしてはとても嬉しいです。もう、アタシは半分以上道民ですから(笑)
みなさん、3日と4日の夜中、起きていられる方は是非、フジテレビの「おかしなふたり」というドラマを観ていただきたい!!もじゃもじゃ頭の大泉洋ちゃんが初主演で2日連続ドラマに出ます。リーダーの森崎博之もウエイター役で出ますけど、あんまりモリは知られてないからねぇ・・・、アタシは一番好きなんだけど(笑)
このCOMPOSERは、笑いもあったのですが、結構重い作品です。あと、上に書いたストーリーを読んで気付いているとは思いますが・・・史実完全無視のお話です。だって・・・ベートーヴェンとシューベルトとモーツァルト、サリエリが全く同じ時代にいるんですよ(笑)ありえないでしょ?
テーマが「知る人には誤解を、知らない人には困惑を」ですからね。
このベートーヴェンはナポレオンが大好きで、交響曲第三番「英雄」(←確かこんなんだったはず)という曲を作ります。ナポレオン率いる軍に愛する母親を殺されたシューベルトにとって、ナポレオンは敵。シューベルトはベートーヴェンの息子、カール(佐藤の演ずるカールの息子)の持ってきたその楽譜を見るなり破り捨てます。シューベルトは、尊敬してきたベートーヴェンと、自分の境遇に不満を持つベートーヴェンの息子カールを恨めしく思い、モーツァルトの亡霊の言うとおりに絶望の旋律を奏でようとします。
・・・これ以上話すとストーリー全部書ききってしまいそうなのでやめますが、その結果、ベートーヴェンは自らを絶望に陥れ、聴力を失ってしまうという設定なのです。
それを決定付けるシーンはすごく重くて。
死んだ弟カールの奥さんであり、息子カールの母親であるヨハンナには会うな、親の言うことが聞けないのか!と息子カールにベートーヴェンは怒鳴りつけるのですが、今まで自分の息子として育ててきたカールから「親じゃないだろぉぉぉっ!!これは僕とお母さんの問題なんだ!一番関係無いのはアンタだぁっ!!!」と言われてしまうのです。
そのときの絶望の顔。
観ているアタシ達までもが絶望に陥れられるような感覚なんです。それくらい、ベートーヴェンの演じる洋ちゃんの苦悶に満ちた顔は凄かった。
モーツァルトと絡んでいくにつれ、狂っていくシューベルト役のシゲの狂い方はもう、吐き気をもよおすくらい、気味が悪いです。拳銃をほほにこすり付けながら笑っているシーンとか、ホントにヤバイ。本当にイッちゃったんじゃないかってくらい、気持ち悪い。まぁ・・・シゲは昔からこういう役、上手いんだけどね(笑)
作品としては、本当にリーダーが苦労しまくってました。構想半年?だっけ。ここ2年は苦手シリーズでやってきてて、前作LOOSERは歴史物、この作品はクラシック物。そーとー苦労してたね~、モリ。
雑誌のインタビュー記事で、今まで触れたことの無いものは難しいと嘆いているのを読んだのを覚えています。あとこのDVDの特典ディスクでもこういうこと言ってました。
今までの作品に無く、メンバー全員での話し合い、衝突も多かったみたいで。
でも、5人全員が目指しているのは皆同じく「最高の舞台」。
ホントに役者の努力は凄い!
いつもバカばっかりやってる5人だけど(笑)、この「最高の舞台」を目指して努力してるんだもん・・・。
今年はどんな舞台をみせてくれるのかな?夏以降になる気がするなぁ。
夏にはナックスが出るイベントがあるし・・・また一人で一泊二日、札幌に行くことになりそうだ・・・!!飛行機代、今から貯めておかなくっちゃ
4月までに大阪も行かなきゃいけないし・・・お年玉は・・・あまり使えないかも~・・・
今年は節約の年・・・?どうやって節約しよう・・・