花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

松竹大歌舞伎 東コース

2009年07月20日 | 歌舞伎
日曜日 17時 鎌倉芸術館 
正札附根元草摺
義経千本桜
 下市村茶店の場
  同  釣瓶鮓屋の場

片岡仁左衛門が巡業に回る。へえ・・・って思っていたものの、
7月歌舞伎座公演を見たら・・たぶん違うものが見たい。
ザ・歌舞伎。三味線と竹本で見る歌舞伎。
あっ!そうっか、巡業行けばいいんだ。と以前にも2度ほど行った『鎌倉芸術館』
場所柄か、行くまでの道は、ショッピング、到着すれば、落ち着いた建物で、見やすい空間設計だと思う。

実は、今回、茶店の場 いわゆる「木の実」や「小金吾討死」がついていることが紹介されていたにもかかわらず見逃していた。
行ってスケジュール表を見て知った私だ。

最初の『正札附根元草摺』6月歌舞伎座で松緑魁春が踊った曽我五郎時致と小林朝比奈の妹舞鶴の長唄舞踊。
今回愛之助貴孝太郎で五郎舞鶴となって踊っていた。
江戸の荒事を見せる五郎に女ながら、やんちゃな五郎を引きとめる舞鶴。
私としては、やはり江戸、荒事を得意とする松緑の華やかさと姉さん的に大きさのあった魁春の舞鶴が好みだが、今回の2人も大奮闘。
昨年南座の顔見世で踊ったということもあり、若さで活きのいい舞踊だった。

20分の休憩をはさんで『義経千本桜』
仁左衛門のすし屋は、金比羅歌舞伎でみたのが最初。
江戸のすし屋と上方のすし屋の違いなどをその頃よく聞いたものだった。
また、時間的にも金比羅歌舞伎では、少々短くしたそうな。
だが、今回は、話がわかりやすいだろうと、その前の場面からの上演にしたそうだ。
たしかに、主人公権太の家族関係や権太の父弥左衛門が首を持って桶にかくすところなど、どうして首を?というのもわかりやすい。

「この巡業で歌舞伎のファンを一人でも増やしたいと思っていますし、この舞台を観た方が東京や大阪のお芝居に一人でも多く来てくだされば嬉しく思います。そして皆様に「ああ、歌舞伎って面白いな、又来年も早く来てほしいね」と言われるように頑張りたいと思っています。」といった仁左衛門さんの言葉に感動してうなづいてしまうんですよね。

わかりすくでも、あえて古典の要素はしっかりみせる。でも、芝居のいたるろころが、わかりやい。
自分を上手く出せない人、わかっていても逆らってしまう人、なかなか素直になれない人・・どれも同じだけど、権太はそんな奴ながら、家族を大事に思いつつ、忠義もしっかりわすれずに・・・・
仕草一つ一つが、「○○なんだろうな」と想像しやすい。だから芝居がわかり易くて、感情移入もしやすくなる。

それに竹本の心地よさもなんだか、改めていいな。と感じた・・・
って書きつつ眠気がもう寝ます。



七月大歌舞伎 昼の部 再び

2009年07月19日 | 歌舞伎
母と一緒の昼の部

金曜日TBS「ぴったんこカン・カン」ゲストに海老蔵登場で大満足だった母。
そして翌日土曜日待ちに待った(?)「海住別荘」
金曜日の晩は、うれしくて前回18年7月公演の筋書で泉鏡花学習していたそうだ。
また金曜日だかそれ以前だか広告のためか海老蔵が、「海住別荘」公子姿で「おーいお茶」と言ってたとか。
とにかく海老蔵大好き母。この日は「海住別荘」オペラグラス外した時間は数分。
1階2等席に座りほとんどオペラグラス覗きっぱなし。

私が、俳優祭の成田屋の坊ちゃんそのものじゃん!などというと、
「あの天真爛漫さが可愛いじゃない。あれだけ美しい公子はいないわよ!」
「それにあの台詞を自分のものにしてしまうすごさ」
「まあ、歌舞伎というより新派よね。」
「しかし、どうしてうちの子は、私と同じ(好きな役者)じゃないのかしら?あなたは、○○だし、妹は、××だし」
でも、3人とも芝居好きだよ。芝居観たさで、元気がでる!というと
「そこは、そうなのよね。」
と歌舞伎座からの帰り道の2人の会話。
主に海老蔵中心で「海住別荘」ばかり。
『五重塔』ついては、
「いい話だけど、1回見ればいいかな」
「役者なのか、演出なのかもうすこしなにかできそうね」
「勘太郎は、発声がおとうさんにそっくりね~。」

家に帰ってからもしばしはなすものの・・「今日は、疲れた~」と、早々に就寝。
朝・・「昨日は目が疲れたみたい。」とあれだけオペラグラス見てたら疲れるよ。
って思わず。

土曜日、母が満足したようだからよしとしよう。
でも、浄瑠璃「歌舞伎」みたさに日曜日、鎌倉芸術館に巡業で回る仁左衛門を見に行った。

やっぱり ダンス オブ ヴァンパイア

2009年07月18日 | ミュージカル
こんな日は、やっぱり「ダンス オブ ヴァンパイア」
そんな日だったんです。金曜日。
ここ数ヶ月の仕事のガタガタもようやく終わりか・・と思った週末に
問題発覚!!その原因はあの上司!!
これで、また暫く平和な日々は、消えうせた~!!
先がまた見えなくなった!!
「バカヤロウ!!」「あほ~っ!!」
叫びたい心境!!残業してどうなるってもんじゃない!!

もう仕事やめ!やめ!いくぞ!!「ダンス オブ ヴァンパイア!」って
帝国劇場に向って、客席に。そして始まるダンス オブ ヴァンパイア。
ひょっとして「ダンス オブ ヴァンパイア」上演中に仕事は、片付かないのか?
アルフレートが、教授を探してる姿に、私の仕事もどこに終わりがあるのか?
なんて思ってしまったり、
村のみんなの「仕事はやっつけた~!」って歌声に、うらやましい!!って叫びたくなる。

金曜日、泉見アルフレート。大塚サラ。2度目かな。
泉見アルフレートやっぱり、初演とやはり違ってる。唄い方・・やっぱり違う。
トーン落として(?)語りっぽい。知念サラだと彼女も最初は、力をいれずきれいに唄い始めるので、ハーモニーは、バランスよく綺麗なのだけれど、大塚サラは、元気で明るいという積極さからか、泉見アルフレートの歌声が、たよりなく聞こええしまう。初演の唄い方のほうが、大塚サラとのデュエットはいいかなあ・・と最初の出会いの場で思う。
大塚サラの場合、元気がいいゆえ、アルフレートももうちょっとトーンあげていいかなあ?と思うけれど

また、浦井アルフレートの天然タイプ「できま~す。やりま~す!って手は上げるんだけど、やっぱり出来なかった!」って笑ってことをすましてしまうというタイプと違って、
泉見アルフレートの場合「ほんとうは僕できるんだけど・・・だけど・・」って頭でっかちタイプで、行動力イマイチ。本人理論で考えて、一生懸命なんだけど、できない。まさに教授に叱られるツボにハマった男の子。
今回、私としては、イラっとしてしまう男の子に仕上がってきたかんじ。
ちょっと扱いがむすかしい・・男の子に見えますねえ。

でもさすがに(?)、女の子に興味のない伯爵の息子ヘルベルトは、泉見アルフレートの扱いが上手い!!なんて感心してると、今日はアルフレートが、教授に救いを求めるべきところで、絡まれすぎて、救いを求める時間がなかったのに、教授は察して登場してきた。
教授とヘルベルトのやり取りもどんどん長くなっている「お前のとうさんでべそ!」まできたか!!ってかんじ。
今だったら、子供にむかってそんなこといったら、父母あたりからいじめだ~って苦情がこないかしらん?(苦笑)
ちなみに私の時代は、「お前のとうさんでべそ!」は有ですけど。

ダンスオブヴァンパイア・・論理で考えられるすばらしき才能をもち、人類のためにつくす教授にはなれそうもなく、
頭で考えると、アルフレートじゃないけど、上手くいかないし、
やっぱり、見たまま感じて、「モラルもルールもまっぴら!!」
って、浮世を忘れて楽しみます。

金曜日は・・実は楽しむつもりで、久々ちょっといいほうのオペラグラス持参したら・・いつものよりよく見えて・・ダンサーなのに、顔をみちゃった。
いや~森山開次!!いい顔してる~。
伯爵化身の表情がいい~。って、なにみてるんだか。
同様に・・・原田ヴァンパイアダンサー・・も好きだ~。

この2名中心に見てしまいました。原田ヴァンパイアダンサーは、悪夢最後のひっこみ大好きです。

しかし・・、このダンスも、好き嫌いが、極端だろうなあ。
変な動きしてるし・・。そんな中、その奇妙さが×の人は、やっぱりツァイさんが、綺麗。開脚ハイジャプすごいよなあ。あれはほんと驚きます。
そのほかも・・動きの綺麗さは一番。

やっぱり「ダンス オブ ヴァンパイア」です。はい。
ダンサーそろえてます。



ちなみに・・イベントが、8月にあるようですが・・またまたそこは行けず!!
とことんイベント日には、参加できない私です(苦笑)
まったく!!

奇ッ怪~小泉八雲から聞いた話

2009年07月16日 | 芝居
シアタートラム

世田谷パブリックシアター企画制作による、小泉八雲の「怪談」を原作に、イキウメの前川知大脚本・構成・演出による舞台

出演
仲村トオル/池田成志/小松和重/
歌川椎子/伊勢佳世/浜田信也/盛隆二/岩本幸子

小泉八雲が、日本各地に残る「怪談話」を「怪談」という作品にまとめた。
そのなかの不思議な、奇怪な話をもとに語られていく舞台。
お寺を旅館に改装したという部屋で一人の小説家と、そこにやってきた2人の男が何気に気が合い、「聞いた話なんだけれど・・」といって奇怪な物語をそれぞれに語っていく。
最初は「常識」 ここのもとのお寺でおきたというお話。
古びたこのお寺にやってきたまじめな住職。
最初は変わり者のとさえ言われていたけれど、やがて村のものにも馴染んで・・村の猟師がやってきて話し込んでいるうちに、毎夜ぞうにのって普賢菩薩様が現れる
という。
その日の夜も・・って
現れたゾウは・・とまずは、常識で考えたら・・という話で始まるものの、やがてそれでも不思議な話はあるもので・・と
どんどん深みにハマっていく。

三人が怪談話をひとりづづ語って行くのだけど、聞いている2人にくわえて・・数人の出演者で芝居として芝居はもちろん、照明、音でよりリアルに語られる。

やってきた男たちは、警察のものだとわかる。
その警察の2人がなぜここに来のか、語られていくうちに、
その謎は、奇怪な話で誰に当てられたのか?

「破られた約束」「茶碗の中」「お貞(てい)の話」「宿世の恋」

語られてきた過去の話と、今、そして今に起きた不可解な出来事が、匠に絡みはじめた話は、怖いのに・・演者の芝居のうまさに笑いさえもさそう。
前川知大の作品の作り方の上手さに、
仲村トオル、池田成志、小松和重が、さらに舞台を舞台以上の空間に仕上げていく。見てるほうも、視覚聴覚だけでなく・・イマジネーションの世界に。

生の良さだ。
最後、宿世の恋は、先日シネマ歌舞伎で見た小泉八雲版「牡丹燈籠」
この話だけは、旅館の仲居さんによって語られだすのだけれど、、昔、そして数年前、そして今と絡む。

面白い。そしてこの話の最後は・・・・。語るには惜しい。

この公演、たしかチケットは、当初そんなに売れていた感じはなかった気がしたが、平日なのに、立ち見が20人ぐらいでていた。

2時間休憩無し。
お化け屋敷で、話を聞くような夏向きの芝居。

ブロードウェイミュージカル「COCO」

2009年07月15日 | ミュージカル
テアトル銀座

『ココ・シャネル』の一生を描いたミュージカルということだったが、
一生を晩年?のココが、成功から挫折そして、再び成功を手にしたものの、そこで知った彼女自身の生き方、彼女の横に彼女の分身のようにやってきた若い女性は、彼女の昔でありながらも同じ女性ではなく・・って、
いや~鳳蘭、ツレちゃんの存在感に圧倒されたかんじ。
同時期宝塚でトップだった中では、今でも大きい人と感じさせてくれるスター。
G2の演出は、出来る人ほどオーラが出せる?
(「江戸の青空」演出G2で思ったこと)

新橋演舞場での『ガブリエル・シャネル』のシャネルの生涯を綺麗にならべてそれをちょっと組み替えて見せたのに対して・・
こちらのほうが、芝居としては、好きかな。

「鳳蘭のほうが好き!」ということが大きいとは思うけれど。
この作品は、ココが第一の成功をおさめるまでの彼女の生涯は、彼女の元にやってきた孤児院で育った女性ノエルに語られることによってわかる。

もともとはブロードウェイミュージカル作品。1969年にキャサリン・ヘップバーン主演で、、台本と作詞は『マイ・フェア・レディ』のアラン・ジェイ・ラーナー、作曲がアンドレ・プレヴィン、振付は『コーラス・ライン』のマイケル・ベネットで幕をあけて、トニー賞2部門を受賞し、1年間ロングランしたものの、その後リバイバル上演されていないそうだ。
まあ、詳しくは調べていないゆえ何故?はわからない。ブロードウェイに演じらる女性がいないとは考えられないのだけれど・・。

今回
ココを鳳蘭
ノエルに湖月わたる
ココの代理人ルイス・グレフに鈴木綜馬、
アシスタントのピグノルに今陽子、
新進デザイナーのセバスチャンに岡幸二郎
若い新聞記者ジョルジュ(ノエルの恋人)に大澄賢也
加えて
ココの秘書ドゥガトンに小野妃香里(その前に目立つモデルさんも)

セバスチャンは色物的存在。びっくりながら・・らしい。とも。
そして、みんな良かったけれど・・
鳳蘭のココに尽きます。
この人やっぱりすごい。若い!!
華がある・・。

思わず、『屋根の上のヴァイオリン弾き』やっぱり見よう!って帰りには思ってしまったし・・
なんだか、とりかえばや物語じゃないけど、ツレちゃんの男役で『ラカージュ・オ・フォール』のザザが、見たい!なんて思ってしまった。かっこいいだろうなあ(苦笑)

Coco (1970 Original Broadway Cast)

MCA

詳細

七月大歌舞伎 夜の部

2009年07月14日 | 歌舞伎
14日関東は、雨明けしたんだそうな。
さあ、本格的夏!!ですねえ。
といったところで、

夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
天守物語(てんしゅものがたり)
この2つが、七月大歌舞伎 夜の部。
土曜日母と一緒に歌舞伎座に。
海老蔵が大好きな母。夏祭浪花鑑は、大満足だった。
「なんだか見たことあるけど・・なんでだろう?」
と見終わった後の、満足気な母の言葉。
家に帰って、わかったことだが、雑誌「和楽」で金比羅歌舞伎で演じられた写真をしっかり覚えていたらしい。

主人公になる団七の登場は、髭ずらでみずぼらしくそれが海老蔵とわかった瞬間母は、「あら、やだ~」と思わず言葉を発した。
そんな団七が、髪結床から出てくるときりっとした男前で登場。
大阪浪花の話ながら、江戸っ子といってもいいような、気風のいい男となっている。これ勘三郎から習ったことも和楽で知ってた母は・・贔屓もふくめて、
勘三郎もいいだろうけれど、海老蔵のほうが似合うわね・・って褒めまくり。
しかし、気風の良さでは、男に負けないお辰。いい役だ。
もと武士の徳兵衛も粋な男で頼まれたらちょっとでも後引かない男ながら、妻お辰も男に負けない。今回そのお辰を勘太郎が演じた。
演じ方は父、勘三郎ににてるのだが・・すごく大きさのあるお辰だった。
若者・・青年の大きさだ。女形にはちょっと胸板があつい。

そして今回、釣舟の三婦で登場すべき猿弥が、体調不良ということで休演。代役で市蔵が三婦だった。
新聞評などで今月、猿弥は誰もが褒めていたので、見れなかったのは残念ながら、
市蔵で三婦は・・安心して、まさに三婦を見せてもらった気がする。老人といえど老人というにはもったいないいい男。
そんな三婦と団七の舅三河屋義平次も市蔵で・・この老人2人を演じわけて楽しませてくれた。舅三河屋義平次は、この芝居の中で唯一金儲けに生きる男。
団七とは、気が合うわけもなく、最後の舅殺しはかなり残酷。
なのに、後味が悪くないのは・・やはり正義が勝る芝居ゆえ。
今回、下剃の三吉を巳之助が演じた。巳之助も父三津五郎に似て気風がいい。
でも見ていた母「身長お父さんじゃなくて、お母さんににて良かったわね。」と思わず。

夏祭のあとは40分の休憩。
そして、「天守物語」これはねえ・・
玉三郎の世界ってことで。前半の幻想的なシーンは、お弁当を食べたため、少々居眠り。その後いい男といい女が並びました~って。
そんな中、前回名工近江之丞桃六を猿弥が演じていたのだけれど、今回我當だった。
足がちょっと不自由か?となんとなく歩きに感じたものの、大きさがある。
やはり、貫禄。芝居がどっしりする。
この我當登場が今回の見所かも、なんて言ってると、「姫川図書之助の海老蔵のでしょう!!」って母らしい一言。

追っ手の小田原修理は、猿弥休演で、こちらも市蔵だった。
現在は、猿弥復活とのこと。
今週末は、再び母と一緒に昼の部観劇となる。

怪談 牡丹燈籠  シネマ歌舞伎

2009年07月13日 | きまま
めったに出かけない映画館。
今回、片岡仁左衛門という名前と牡丹燈籠にひかれて、
東劇へ初めてシネマ歌舞伎鑑賞に出かけた。
平成19年10月に歌舞伎座で上演されたものをスクリーンでみせる。

蒸し暑い日本の夏。涼を求めて『怪談噺』を聞いていたはずだけど、今や冷房を効かせた映画館。背筋がゾクッとならないのは寂しいかも。
そうはいっても、不気味なホラー映画は苦手な私。

映像、音ともにいい。値段もまあ、映画にしては高いかなと思うけれど、生の舞台を見るより手頃料金。そして、長時間見るのに座席の座り心地がいい。

だけれど・・500円追加して(前売りだったから700円追加が本当)
3階B席に座ってみる歌舞伎のほうが、私は好き!
と思わず。生が、やっぱり好きだなあと改めて思う。
その生が見れるというのは、幸せ・・って

土曜日歌舞伎座に出かけて・・母が「毎月歌舞伎座にこれるって幸せだわ」って言ったのと同じ。やはり親子なのかも。

牡丹燈籠・・噺家・三遊亭円朝の落語の代表作。
明治二十五年(1892)に三世河竹新七の脚色により、歌舞伎座で上演されて、好評を得て、それから歌舞伎として上演回数を重ねている。
3組の男女を通して、幽霊より怖い人間の業が、描かれる。
そして因果応報・・登場人物は・・・。

ただ今ヴァパイアにうつつを抜かしているものの・・日本の怪談も
みなくちゃ、きかなくちゃ。

まだまだ ダンス オブ ヴァンパイア

2009年07月13日 | ミュージカル
土曜日 歌舞伎座 夜の部鑑賞・・だけど
日曜日 帝国劇場 夜の部先に書きます(苦笑)
でも・・歌舞伎座で猿弥さんが、休演だったのはちょっとさびしいかも、なのだが、その役を市蔵さんが、勤めてくれたことにちょっとお得感を感じてしまった私だったりする。

と記したところで、ダンスオブヴァンパイア。好きなんですもの。誰も止まられませんわよ。(苦笑)
といって何かしでかすことはあるませんけどね。見て楽しむだけですから。

回数重ねて、先日の2階席鑑賞でほぼ男性ダンサーさん個々も確認し(たつもり)で
、私のメイン鑑賞場面は、1幕、伯爵に誘惑されたサラの幻想に現れる伯爵化身たちの場面。そして2幕 アルフレートの見る悪夢、そして墓場&伯爵が一人「抑えがたい欲望」を唄っている場面。

四季のCATSで、マジシャン猫・ミストフェリーズを演じていたという蔡暁強さん。小柄な方で開脚ハイジャンプのすばらしいこと。回転や、開脚?は森山さんよりはるかに切れがいい。もうきびきび・・・。綺麗ですごい。
でもね・・・、このヴァンパイアにおいては、目を引いてしまうのは、蔡暁強さんより今は原田みのるさん。であり、森山開次さんになってしまう。
森山伯爵化身が出てくるまでは、原田みのるさんに第一に目が行ってしまう。
そして、森山伯爵化身って、今回は決められたダンスなのでしょうけれど、そこに表情があるようでねえ。
かってな思い込みなのかも知れませんが、それが強さだったり、悲しさだったり。
得体の知れない何かに惹かれてしまうんですねえ。
謎めく表現。山口祐一郎クロローク伯爵の影の世界。

そんなに神秘的登場なのに・・カーテンコールの楽しそうなこと。
もうはしゃいでいるようで・・子供みた~い。
伯爵の化身は、新上さんしかり、森山さんしかり・・このギャップがたのしくて(苦笑)
見ているだけで、ほんとうに幸せになっております。
お馬鹿といわれようと・・(苦笑)

とまあ、今回は、ダンスはこの辺でひとまず終了。(まだまだつづく!!)
では・・日曜日登板のアルフレート・サラは浦井アルフレート&知念サラ。
今のところ私は、このコンビが好き。
浦井アルフレート舞台で、キャッチボール上手くなったなあ・・って今回も感じてしまう。
台詞はもちろん、間の取りかたがいい。
アルフレートという頭でっかちな臆病者の可愛い青年(少年かな)が、一目ぼれしたサラに、邪険にされても・・救い出そうと頑張っている姿がかわいい。
初演に感じなかった、可愛さだ。
なにかにつけて、行動力のなさに、教授に呆れられるアルフレートだが、教授に文句はちゃんと言って、そんなアルフレートを可愛がる教授が、なんとも微笑ましい。

「私の後を次ぐのは100年早い!!」という教授に「100年たったら死んでます!」だったかなあ?そんなニュアンスなわけで返すと、教授は、「私は生きるぞ!」とキャッチボールのアドリブだ。
ほかにも二人の台詞のキャッチボールは、増えていた。
それだけでなく(?)吉野ヘルベルトとも??
これは、今回泉見アルフレートを見てるわけではないので、不明だが、
お風呂シーンでのやり取りに言葉が増えていた。
それゆえではないだろうけれど、
ヘルベルト退場時、前回までは「人間はうそつきだ!」と言っていたけれど、「お父様にいいつけてやる!!」に代わっていた。

お風呂での登場もヘルベルトは毎度違うので、工夫をこなしているのだろう。
出演は短いが・・ほんとうにおいしい役、ご馳走的登場だ。
ファンにとっては・・もう少し出演場面がほしいということになりそう。

とだらだら・書いていたらもうタイム。
この辺でおやすみなさ~い。

ダンス オブ ヴァンパイア 3回目

2009年07月09日 | ミュージカル
大酒呑みの魚屋宗五郎じゃないけれど、酒飲みの3杯は常識。
ならばダンスオブヴァンパイア好きの私の3回目はあたりまえじゃん!
って勝手な言い訳。

でも今日は行けてよかった。仕事でなんでそんなこといわれなにゃならんのだ?
あなたの上司がOKだしたのに・・部下が上司のダメさを表にだしてクレームつけるか?
ってなかんじで。
そのクレームもどうみても、外を知らない井の中の蛙状態にかんじるんだけどなあ。
ってまあそう思ってもね・・。こっちもその仕事は担当じゃなかったのにさ・・。
とんだとばっちり。ってイライラ。
あげく、半日この蒸し暑さの中、出歩いてましたからねえ。
バテバテ&イライラ。
そんな時こそ『ダンス オブ ヴァンパイア』だって(苦笑)

本日3度目B席・・2階センターブロック。
泉見アルフレートに大塚サラ。
サラもやはり違いますね。
大塚サラのほうが、明るく積極的、いわゆる行動派。
知念サラは、おとなしいようで大胆。

そして今期2度目にして、泉見アルフレート感じが違う。
唄い方も違う?
前回は気にならなかったけれど、初演の時とはちがって、
語り的であり、泉見くん特有の喉を太く使うのは最後のみ。
サラへも可愛くやさしい・・かも。
アニメキャラにいそうな男の子・・愛すべきドジキャラに思えてしまった。
一生懸命なのに・・ドジ。
それが、幕開き初日以上に、今回のアルフレートとして見せてくれているような。
まったく違うのですが・・なにか、アンパンマンのバイキンマンを重ねてしまったりして(すいませ~ん)

そして・・マリウスや、トゥイでは、汗かき防止に工夫されていた模様(?)だったけれど・・今期の汗はすごい。ぐっしょり。

先日浦井アルフレートもすごかったけれど。
浦井アルフレートの、セルフで、教授から「100年早い」といわれて・・「生きてません!」はよかったなあ。
細かなセルフは、今まだ初期段階にて浦井アルフレートのほうが、好みかも。
こういってますが・・今後どうなっていくんでしょう。見てる私がですけどね。

とまあアルフレートを書いたところで・・
ダンスいきま~す。
ダンス見るなら2階がやっぱりお勧めかも。
人が影にならないし、ライトの当て方も個人が見分けられるし、森山伯爵の化身もばっちり、墓場のシーンは最高でした。あの身のこなし方というより体の使い方は異常です(苦笑)
そして塔の上から立ち去る姿も見ることができる2階席。

今日はそのお陰で・・まあイライラもすこし収まってくれました。

そうそうヴァンパイアダンサーカーテンコールでの登場、みんなでポーズ決めたようでかっこいい。


そのダンサーさんたちも2階の方が、わかりやすい。
ダンサー好きにはお得な4000円席。
でもやはり、客席をまわるキャストサンが、2階では想像の状態になるのは残念。

あとは・・まあまた追って。眠くなってきました

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