花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

「COMPANY」&「The Best of Andrew LLoyd Webber」

2007年01月21日 | CD
さてさて今年になって、またまたCDを買い込んだ。
今回は4枚買い込んだ。そのうちの2枚を紹介
COMPANY
「ウエストサイド・ストーリー」「太平洋序曲」などの
スティーブン・ソンドハイムと、ハロルド・プリンス(演出)が
コンビを組んだ最初の作品が「COMPANY」
日本初演は、ブロードウェイ初演から30年近く経過した1999年
出演:
山口祐一郎/今拓哉/花山佳子/鳳蘭/麻生かほり/
シルビア・クラブ/麻乃佳世/石川禅/白木美貴子/
入江加奈子/安崎求/美月ノア/山形ユキオ/村國守平
で青山劇場で上演されていたか!
って・・へえ・・って、私はまだまだ「ミュージカル」には
ほとんど目が行っていない頃、
今だったら、間違えなく行っていただろうなあ・・。

この中の「You Could Drive a Person Crazy」
昨日そして明日と見に行っている「Club 7 SP」で
女性3人が男性メンバーを紹介する歌に使われていたのがこれだったのか!
っと。
Company: A Musical Comedy (Original Broadway Cast)
Original Broadway Cast
Columbia/Legacy

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The Best of Andrew LLoyd Webber
  オーケストラで聴く「オペラ座の怪人」
  「ザ・ベスト・オブ・アンドリュー・ロイド=ウェバー」
最近は、値段的にも輸入版を買うことが多くなているが、これは、日本で発売されたものだ
(BMGファンハウス)
「オペラ座の怪人」「エビータ」「キャッツ」「スターライトエクスプレス」「ジーザスクライストスーパースター」という5本をピックアップして
アンソニー・イングリスが、ロンドン交響楽団を指揮して録音されたCDだそうだ。
ミュージカル舞台で聞きなれた音とは、異なった感じに演奏されている。
特に「ジーザスクライストスーパースター」は、驚いてしまう。
日本語での解説がついているのは、やはりうれしいものだ。

オーケストラで聴く「オペラ座の怪人」~ザ・ベスト・オブ・アンドリュー・ロイド=ウェバー
ロンドン交響楽団 イングリス(アンソニー), イングリス(アンソニー), ロンドン交響楽団, アンドリュー・ロイド=ウェバー
BMG JAPAN


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MARY POPPINS 
ようやく購入。日本では、どこがやるのかな?
Mary Poppins
Original London Cast
First Night

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通し狂言 「梅初春五十三驛」 4

2007年01月21日 | 歌舞伎
今朝は・・といっても9時ごろだろうか、
雪が降っていたのにはびっくりだった。
今年一番の寒い日だったそうだがそれもほんのひと時。

「梅初春五十三驛」4回目観劇をしに国立劇場へ向った。
さすがにお正月飾りはあれど、あのにぎやかな正月気分は、
消えてきていたが・・客席は、ほとんど空席なく、満員御礼だった。
さほど騒がれている様子もなく、web上での評判もそんなじゃないな。
などと思っていたものの、静かなる人気だったわけか・・と。
聞くと、土日は、この1ヶ月満員御礼状態で、1日1回公演で
4時から始まる公演は、男性客が比較的多かったそうで、
普段女性客が多い歌舞伎公演ゆえ不思議な感じだったようだ。
寄席は女性客より男性客のほうが多いと思っていくのだが、
歌舞伎で男性が多いというのは・・
そういえば、2週間前の国立だったかも知れない。
ビジネス向けの雑誌あたりになにか載っていたのだろうか?

20日は、今回私の楽日である。贅沢に特別席に着席。
見たい人だけ見る2列目席だった。
というか、この席では見たい人しか目で追えなくなるのだ。
構成?演出?まあどうでもいいわ・・って。
今週は、『タイタニック』や『CLUB 7』を見ていることで、
やはり歌舞伎というのが、独特な世界であることを感じた。

空間がゆったりとして、描写が、リアルであるように見えて
まったくリアルではない。ありえない描写ながら、リアルを見せてゆく。
想像の世界だ。
暗闇なのに暗くすることもなく、
刀だって主役がホンモノのようなものでなく
黒光する黒い刀を振り回す。
いや、そんなことより歌舞伎といえば!「くろこ」といわれそうだが
「くろご kurogo 黒衣」
黒い衣装をつけている人がうろちょろうろちょろ・・
黒い布をもってきて死んだ人をおおって・・つれていいいたり、
衣装の着替えを手伝ったり・・・不思議な存在だ。

歌舞伎ではそれが当たり前なのに・・そのほかの大部分の芝居は、
黒衣が出てきたら、無視する存在ではなくなる。

見るほうもそれなりに想像力豊かにしていないといけないわけで、
お客さんの協力を得て?舞台の上の人たちは、なんでも歌舞伎にはあり!
となっているのかな?
などと見ながら、思ったわけでもないが、歌舞伎って面白いな。と
感じつつ 「梅初春五十三驛」をみた。

今回は、幡随院長兵衛と白井権八の出会いで有名な「鈴ケ森」の
「お若えの、お待ちなせえやし」から始まる名セリフを「お七」と「小紫」が
言う場面は必ず笑いが、おこる。まさに知らなくては笑えないところだ。

同じように、小芝居場面。
菅原伝授「車引」の梅王丸と桜丸の出会いがあり、
最後本当なら・・あそこで出てくるのは死者ではなくて、
牛車に乗っている藤原時平公。
あの場面も「車引」をどのように遊んでいるか。

新しさとしては、「小梅日記」・「ちょっとちょっと」なるものが出てくるが、
それがなあって、ちょっと不満。
「クラブ7」などと比較して見ているとまだまだ、演じてるほうに
テレがあって内輪ウケから出ていないなあ~
なんて思ってしまう。
まあ、ここで菊五郎さんが、受けてるから「良し!」になってしまってるのかな。
どうもその辺は毎度素直に笑えず、苦笑いになってしまう。
あたらしさもいいけれど・・
やはり笑いにおいては、もうすこし検討、研究願うところだ。

立ち回りのように・・。
白井権八の立ち回りシーン。いらないという人もいるが、私は好きだ。
そこから最後の日本橋まで・・。

そして、定式幕が引かれて柝(き)の音でおしまい。
これが好きだ。
柝(き)の音・・これがカーテンコールではないのだけれど・・。

タイタニック 記事

2007年01月20日 | ミュージカル
「nifty シアターフォーラム」webサイトで
『タイタニック』
 初日前会見の動画や公演の写真が出ていて
 
 ご挨拶動画でいや~岡田さんが若~い!!
 
 
 質疑応答動画は、ほとんど松岡君のコメントで占めてる。
 そして、やはり・・おしゃべりは、森口さん担当!
 他の人が、コメントがないないのが、残念!

ローレンス・オリヴィエ賞

2007年01月20日 | 歌舞伎
イギリスのローレンス・オリヴィエ賞のノミネート作品
海老蔵の『藤娘』『累』が入ったのはびっくり!

17日に、発表されたそうだけれど、07年「もっとも新しいダンス(Best New Dance Production)」部門に、昨年5・6月にロンドンで上演された歌舞伎『藤娘』『累(かさね)』がノミネートだそうな。
(Kabuki FUJI MUSUME & KASANE at Sadler's Wells)
同じ部門に、ほかにロイヤル・バレエ団の3作品が候補に挙がっている。
さて終受賞作の発表は2月18日。
どうなるのやら
(ローレンス・オリヴィエ賞 (Lawrence Olivier Awards) とは、その年に上演された優れた演劇・オペラに与えられる賞であり、イギリスで最も権威があるとされている。毎年2月に実施。イギリス版のトニー賞とも言える。
イギリスが誇る名優ローレンス・オリヴィエの名が付されており、1976年に設立された。)

Club Seven SP 2

2007年01月20日 | 舞台いろいろ
また~ぁ?とこのところ同じものばかり見ている。
19日もまた連チャンシリーズ『Club Seven SP』

さて今回は、日程として、5日間だけ。残すところ2日間。
ゆえにプログラムをちょっとだけ紹介。
M01 CLUB7テーマ
M02 A CAPPELLA TAP
M03 尽くしてしまう
M04 ガラじゃないのさ愛なんて
M05 これこそクラブセブン
SO1 スケッチ「虫」
M06 ダンス「鳥」
M07 オーデイション
M08 酔っ払いタップ

って続いて、
M15まで

その後休憩

M16 オリジナルミュージカル「ONE HEART」
M17 五十音順ヒットメドレーSP
M18 CLUB7テーマ

19時から始まって休憩が15分だったか?
9時45分ぐらいが終演だっただろうか。

今回のプログラムのキャスト写真は、翼をもって羽ばたいている姿
といっても羽は、合成・・
みんなが、羽ばたいている。
でもそんな場面、ステージで、唯一違和感があるかのような「鳥」
古典バレエといった場面だ。バレエの基礎も知らない私だが
桜木涼介が、ここでしかり見せてくれるのでかなり満足する

一方、昨日、見たことで、場面のオチなどが、わかっているのだが・・
わかってるからこそ面白くて、オチになる前に笑ってしまうところも。
まあ、最近人気のコメディ場面もあるのだが、
キャストファン向け笑いで終わってしまっている?と思うようなことも。
この笑い、ミュージカルレビューとは違っているため出演者の宝塚OBを見に来ている人たちには受け入れられないのかも・・と
帰りがけ「イマイチ~」とこぼしている方をみての思いだ。

まあ、それはそれで、好みの問題だし・・
私が、好きなアクターでも「それはなあ~」なんて思うことはよくあることだ。
仕方なかろう。
1度は見ても、その後は・・。ご贔屓でもない限り、
つまらない、気に入らなければ、見に行かなければいいわけだ。
だからといって、毎回新しさを感じさせてもらえなくなったら
哀しくもなるが。

と話がそれたが、Club Seven SP ・・エンターテイメントコメディステージ
ステラボールでも楽しいのだが、いかんせん会場が横に長くて・・
F列下手のセンター寄りだったのだが、昨日の席に比べると見るものの感覚が違う。
まあ、全体構成は、やはりちょっと離れたほうが見やすいと思ってもいるが。
小さくともやはりClub eX がいいなあ。迫力、楽しさも違うだろうなあ・・と。
ダンス「鳥」をのぞいては・・。
あのダンスだけは、ステージに広さがあってこそいいように思う。
だからこそ入れたのかな?とも。

今回は、感想?なのか??まあいいや、
この短い期間にもう1日行くのだから。
このばかばかしく思えること。玉野氏の座右の銘:
むずかしい事をやさしく、やさしい事をふかく、ふかい事を面白く

笑いを取ることの難しさ。簡単そうだけど・・結局すごい!ってことだよね。っと。

Club Seven SP

2007年01月19日 | 舞台いろいろ
『Club Seven』は今まで、品川プリンスホテル『Club eX』で続けられていたが、今回は、会場を品川プリンス『ステラボール』での『Club Seven SP』版となって上演。

17日がプレビュー公演。私は、本公演初日(?)18日に出かけた。
会場は既に『D☆D』のステージで行っていたので、迷うことなしだったが
中には、係りの人がいたが迷っていた人もいるようだった。エプソン品川アクアスタジアムのシネマチケット売り場の右手が入り口。

チケットを切ってもらって中に入ると、出演者へのお花がいっぱいである。
今回の会場設営は、
ステージ中央部分、長さ、客席5列分位?前に出てきている
幅は、1m50ぐらい?(もう少し長いかな。)
客席は、平場で、後方やサイドの方を考慮してか、
スクリーンを時々使用してステージの様子を写していた。

18日の席は、ほぼセンター、セリ出しているステージの横だった。
「ステージの神様感謝します!」状態だった。

出演は
玉野和紀・吉野圭吾・西村直人・原知宏・桜木涼介・
初風緑・風花舞・蘭香レア

今回は、まず「桜木涼介」チェック!!
そしてその次が、「吉野圭吾」見たさだった。

オープニング!ビートの効いたクラブセブンのテーマ曲で、
さあみなさん登場して踊って唄いだしたけど、誰が誰?
と照明をあえて当てず・・たぶんあれが吉野圭吾?あれが桜木涼介?
玉野和紀は、センターで間違えない!!なんて見ていると・・
あたった、あたった・・と出演者の顔がわかるよう照明が当てられた。

前半は、見たかった桜木涼介。頑張っていてダンスも磨きがかかっている。
彼のダンスは、色気があってやはり好きだ。
ヘアースタイルもロングにして、バックは細い三つ編み数本?
休憩にはいって、彼のことを「ジャニーズ系だよね。」
といっていた女の子がいたが・・
ジャニーズっていえば、原知宏ではないのかなあ?
などとにんまりしてしまった。

でも、桜木涼介ばかりに目が行ったわけではない。
男性人はみんな楽しく見た。が・・
宝塚ご出身の初風緑・風花舞・蘭香レアのうち
わかるのは、初風緑だけ。
彼女は、スイートチャリティ、ボーイズレビュー2006と見ている
そういえば、この2作品桜木涼介も出演している。
風花舞・蘭香レアどちらがどちらなんだろうなあ?
なんて思いながら見ていた。

今回タップダンスを、早々に見せ、その後コメディタッチの
歌あり、ダンスありで、客席を楽しませる趣向でステージは進んでいく。
休憩前は、とにかく楽しく進んでいく。
休憩後は、ミニミュージカルそれまで桜木涼介なかなかやるな!
思ってみていたが、ミュージカルになたとたん「う~ん。まだまだだなあ・・」と
一方、吉野圭吾は、いろいろなステージを踏んで役者としても大きい!と感じずにはいられない。このメンバーではやはり一番!!
(ってことは、やはり東宝に出て、彼が、中堅にみえる偉大な方々は、
オーラすごいのだろうな・・)
このミュージカル、場所は、フランス。時は、ジャンヌダルクの頃って
いっていたような。
そこで剣を扱うのだが・・俄然吉野圭吾のかっこよさが光りまくりだった。
まあ、直ぐ横でそれを見られる幸せものだったのだから
「ステージの神様ありがとう!」だったのだ。
ダンスは素敵だが、剣を扱うのも、演技もこれからがんばれ~状態が、
桜木涼介だった。
一方、昔お稽古したのかな?それとも、小さい頃チャンバラごっこ勤しんだんか?と思うのが、原知宏。剣の扱いが、上手い。
そして今回は、2枚目で見せる西村直人。すごいいい役だ。

前回もそうだが、玉野和紀ってロマッチック!と感じるような
ミュージカルだ。女性人もそれぞれに良い。

その後、玉野司会で出演者紹介だった。登場して、本日のお題。
「今日のお昼なに食べた?」
これが・・ちからうどん、マック、緑のたぬき、渋谷で立ち食いで天ぷらそば
クッキー、パンプキンプリン・・とさびしいような・・。
「僕はハンバーグだったのに」とぼそぼそっと。「みんなしっかり食べようよ」
「でもたべると踊れないし・・」と

そして、はじまるClub Seven 名物?50音メドレーソング?
あいうえおで綴れる40分ノンストップへ。
今回はかなりジャニーズが多かったような。

本日初日これ以上はネタばれ(?)
ゆえに、書くのは、改めて吉野圭吾って体力もあるなあ・・と
最後につくづく感じてしまった。
まあ、今回のメンバーだから?
とにかく私は、ちょい(?)ばかばかしすぎるこの
『Club Seven』楽しくて好きだ。

『The Pirate Queen』

2007年01月18日 | ミュージカル
今年、日本で上演されるのミュージカルを始めいろいろなお芝居の記事が、
新聞や雑誌、サイトなどで見かけられるようになってきた。
私の好きな『歌舞伎』に関しては、
4月の錦之助襲名というイベント話題と、
5月の新橋演舞場の大歌舞伎ぐらいのものか?
3月の歌舞伎座演目も噂はいくつかあるものの、
正式にはもう少しあとなのだろう。
それにたぶん今年は、『演劇祭』があろう!という期待ぐらいだ。

16日付け朝日新聞夕刊で「タイタニック」記事が出ていいる隣に
『今年のミュージカル』なるものが掲載されていた。
ブロードウェイミュージカルの翻訳や来日公演の紹介だった。

翻訳公演の場合、上演権獲得、その後、出演者決定など
いろいろなことがあるだろうから、
新しい作品が映画のように直ぐ見れるということはない。
今年は、2005年の「ライト・イン・ザ・ピッツア」なるものが、
一番新しい作品到来となるのかな?
キャストには、島田歌穂・新妻聖子が予定されているそうだ。
これは、けっこう時代的背景、宗教関係など、
理解していないと話の展開がちっと難しいような記事をよんだが。

また何気に『劇団四季も初夏に人気の大作』・・って「ウイケッド」でしょう?
メリーポピンズ!なんていったら驚くんだけど。

なんて思いながら、

ブロードウェイでは、3月にヒルトン劇場で
『The Pirate Queen』なる新作がかかるようだ。
この作品が、ちょっと気になったのは、
「ストーリーがあって、なおかつ興奮させるものであるという点で、それは『レ・ミゼラブル』と『Riverdance』の融合といえる」と言っていること。
『レ・ミゼラブル』のALAIN BOUBLILsとCLAUDE-MICHEL SCHÖNBERG が作った作品。
どんな作品なのだろう?

 まず、『The Pirate Queen』は伝説的なアイルランドの海賊族長(グレイス・オマリ)の現実の物語に基づいているとのこと。

 グレイス・オマリは、親の大きな帆船でスペインとの間を行き来するうちに、ついに海賊となって、エリザベスI世の時代に、英国のアイルランド支配に抵抗する最後のアイルランドの一族のリーダーの1人になった人らしい。

 それでこのミュージカルは、アクションと冒険に満ちたミュージカル!ってことのようだが、さてさてブロードウェイで当たるのか?外れるのか?
トライアル公演は行われているようだけれど・・。

船といえば『タイタニック』が今上演されて、
日本じゃ人気のレミゼやミスサイゴンに関係している(?)
The Pirate Queen
なんとなく気になってしまた。


タイタニック 2

2007年01月17日 | ミュージカル
今回2連チャンにて東京国際フォーラムホールCで公演されている
「タイタニック」へ。
初日は、3階席から、ミュージカル全体を、
そして2日目は、SS席10列上手。
オーケストラBOXが、4列目まで占めているので実際には6列目。
2日目、2度目が一番良席での観劇となった。
16日仕事上、ぜったい開演に間に合わない!と覚悟していたのだが、
運よく(むりやり?)定時にて職場をでて国際フォーラムに向った。
「芝居の神様ありがとう!」といった気分だった。

『1912年イギリス。
階級や身分の違いを超えて誰もがその船に大きな夢を託していた』
「史実を綿密に組み立てたリアル『タイタニック』ストーリーがここにある」
と『TITANIC』のチラシにある。

演出:グレン・ウォルフォード 
作詞・作曲:モーリー・イェストン
劇作・脚本:ピーター・ストーン

また、『様々な階級の人間が、船の沈没という予期せぬ事態にどのように向き合っていったかを描くことで、当時の階級差別を浮き彫りにするなど、リアルな群像劇になっている。』ということも既に紹介されているところだ。

私は、そこを意識して見ていたのだろうか?よくわからない。
だけれど、確かに予期せぬ事態が起こり、近づく死を前に「どう生きるか?」
それぞれ個々の姿を見ているうちに・・・2回目にして、思いもよらない涙が。
おいおい、どうしたんだ私!と。「感動してるのか?」「わからないよ~」

その最大要因は、鈴木綜馬、岡幸二郎、諏訪マリー・光枝明彦の歌!そして
セリフがなくても見せる仕草表現だったような気もする。

舞台上手側は、昨日最高場面に思えた、1幕目(ACT-1)
鈴木綜馬、岡幸二郎による歌の絡みを目の前で見る聴く状態で・・
それだけで見ている私に笑顔が、出てしまう。
やはりこの場面は、見所であり聴きどころだ。
とくに臆病なブライトが、無線信号を打つ音を優しく唄い、
差し伸べる指の動きがたまらない(笑)

その前には、昨日はついつい視線をはずしてしまった浦井健治。
今日は、三等客室の乗客ケイトが見初めたかっこいいジムを見たかなと、おもいつつ、
ジムなんだけど、今まで違う舞台でみた青年とあまり差がないかな?
今のところは、あくまで、役柄より先に頑張る浦井健治ありき。
そこがまたいいところなのだが。

さらに順番が遡って、松岡充。タイタニック開演は、
アンドリュースが、舞台中央に登場し、彼のソロで始まる。
その歌は、音符が難しそうに並んでいるように聞こえる。
しかし、初日のような声に震えがなく、のびのびと唄いだす。
若くして自信に満ちた設計士でありながら
難破し、まもなく海に消え行く船の上で、設計ミスをみつけて、
設計図にペンを走らせるアンドリュースが
回数を重ねて行った時、とんな青年になるんだろう?と
やたら期待させられる雰囲気を感じさせられるのだが・・。
今回、見慣れない男性客を見かけるのは、
この松岡見たさなのかな?と感じるのだが、どんなものだろう?

変化といえば、浦井健治ありきとは逆に・・ええっ?
こんな気の弱さそうな役でありながら・・・と驚かされるのが
鈴木綜馬。
だって最近ではあのレミゼの法の奴隷といえる「ジャベール」!
あの強さのかけらもない。終始おどおどしていて、社交下手。
だからこそ通信士になったって、近頃いそうなオタクプログラマー。

16日のアフタートークイベントでは、事前アンケートから、
誰の役をやってみたいですか?という質問に、
岡田さんが、
「鈴木綜馬さんが、作り出したハロルド・ブライト役やってみたい。」
といった時には、思わず客席から笑いがでた。
今回、優秀だが、責任を持つということで臆病なマードック役いいけれど
たしかに岡田浩暉ハロルド・ブライトも見てみたい。
アフタートークイベントは、9時半から15分程度で、
今回は森口博子/岡田浩暉コンビで行われた。
マリウス時に、天然といわれていた岡田浩暉。
このトークイベントでもかなり天然発揮!
しかし、そこは、さすがしゃべりにかけては、慣れている(?)森口博子。
話のつまる岡田浩暉の口から「楽屋が4人なんですが、
岡さん、鈴木さん、浦井君、僕・・」。と何気に言わせる上手さ。
楽しいコンビだった。

書いていて支離滅裂だが、今回のタイタニック、
歌舞伎の「俊寛」「忠臣蔵」に重なるような場面があり、
笑顔で最後まで乗船している14歳のベルボーイが、
大石主税 にみてしまった

チラシ

2007年01月16日 | 舞台いろいろ
タイタニック会場で、キャストが衣装をつけたチラシが、おかれていた。
会場入り口で掲示されてるポスターと同じものだった。
なんでいまさら?なんて思いながら、しっかりいただいてきた。

また、会場には「レ ミゼラブル」の、3折りされA4版になっているチラシと
早くも「蜘蛛女のキス」のチラシが、置かれていた。
「蜘蛛女のキス」などは、日程会場こそ書かれているが、
やるよ~だけの宣伝で、いいペーパー使って・・・
思わず、宣伝もいいけど、そこにお金かけないで!と思わず言ってしまいそうだ。

今日の日刊スポーツには、ホリプロが、
銀河劇場オープン一周年記念で
鹿賀丈史と市村正親が、それぞれに舞台を見せるとあったが、
今年まだまだいろいろな作品がでてこよう。

鹿賀丈史「錦繍KINSHU」(7月21日~8月12日)
市村正親「ヴェニスの商人」(8月17日~9月30日)

踊らされなうようにしなければ!!

タイタニック

2007年01月15日 | ミュージカル
初日はボイラー係 岡フレデリック・通信士 鈴木ハロルドのシーンが一番!
それに楽士団 浜畑ウォーレスかなあ・・って確かこの3人劇団四季?
さすが・・と改めて感心してしまった。

さてミュージカルは、まぁっ!見てのお楽しみ?
悲劇で、そう感じさせる場面もあるものの、
四角四面のミュージカル!
それって何?といわれそうだが、妙に4拍子を感じる舞台だった。

会場は、初日とあって会場入口に、ゲスト客が来るのか、
インタビュー用スペースが設けられ、
マイクやらカメラやらが、準備待機していた。

また、お花もいっぱい飾られていたのだが・・
今井清隆さんと香寿たつきさんの名前が1枚の板に書かれていて・・。
あれ?間違いじゃない?っと。

会場係の男性達も、水兵さんの帽子にブルーのトレーナー姿(だったかな?)
でチケットもぎりやら、会場案内をしていた。

会場に入ると・・3階席のS席ながら、
う~んいいんじゃないの?っとなんとなしに
わくわく感を感じてきた。

本日初日、ストーリーは、おいといて、
「この人たちに注目!」は、岡、鈴木、浜畑たったのだが、

今回の第一目的、見たかったアイルランド人三等船客「浦井」ジム
どちらかといえば、アンサンブルの一員のよう。
大きな口をあけて一生懸命唄うジム・ファレルという印象が残る。
おなじ三等船客「紫吹」ケイトと恋におちるというけれど・・・
ストーリーとしては、枝葉かなあ。

一方アンサンブルに名前が連なっている「原田優一」。
14歳のベルボーイ役が、たぶん彼(?)
かなりいい役で、時をしらせる進行係的存在、爽やかな印象。

一等航海士「岡田」マードック。折り目正しい役どころ。
彼は、どんな役でも上手くこなす人だなあ。

キャプテン E・J・スミス「宝田」船長・・たしかに、船長の風格。
存在感はある。

女性では、「諏訪マリー」がいいなあ。さすが。
一方、歌手では上手いけどミュージカルだとなあ・・と感じた方も。

そんな中、主役をこなすアンドリュース「松岡充」。
登場時ソロ、これはなんだか声が震えているかのように聞こえたが
なかなかである。マスクが良い分、点数が甘くなっているかも。
しかし、役にもなりきっているように見え、2月4日までどのように
なっていくか、楽しみになってきた。

そして改めて、「岡幸二郎」は、やはりミュージカル俳優だ!
歌がいい。聞かせてくれる。
それに今回の役どころは、可愛いくていじらしい!
赤い衣装で、20歳ぐらいの役どころ?

もったいないのが、「鈴木綜馬」と思ってしまうほど、
ユーモアのある通信士。歌がもっとききた~い!
ソロ場面増やしてくれ~と思ってしまうくらいだ。

そんな二人が一緒に歌う場面がある。
彼女に無線をうってほしいと、ボイラー係が通信士に頼みこみ
それを引き受ける場面だ。
初日の一番!はここだった。

20分の休憩をはさんで80分と60分。
私のお正月向きミュージカル。

さて、今後出演者の皆さんが約3週間で、どこまで変化させるのか?
一番の注目株は主役なのだけれど・・甘いかな?

19日追加記事
初日の様子がニフティシアターフォーラムに!!